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2006/09/09 Saturday

pencapchew2006-09-09

Episode-48 摩天楼オペラ

|  Episode-48 摩天楼オペラを含むブックマーク

主題歌集の発売が決まると、最終回間近と言うことを実感しますね。でも、今年はリレーイベント無いんですかね。楽しみにしてたのになあ。

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MET内部に潜入した小夜たち一行。潜入っていうか、ちゃんと正装してお客さんとして堂々とうろうろしているわけですが。ハジはいつも正装みたいな格好ですけど、ちゃんとタイを着けてオシャレしております。小夜はだいすきなピンク色のドレス。なんか、ベトナムでの舞踏会を思い出すなあ・・・あの頃はソロモンカールもご健在だったなあ・・・(喪)。

「小夜、ディーヴァはまだ、到着していないそうです」

「そのようね・・・

と、ここでまたフラ〜っとしてしまう小夜。

「小夜・・・小夜、小夜!・・・大丈夫ですか?」

「うん・・・ありがとう」

「いえ・・・

「いよいよなんだね」

「はい」

「ハジ」

「なんでしょう?」

・・・ありがとう」

微妙な雰囲気の二人。そこへデヴィッドがやってきます。「そろそろ予定時間だ」と連れ出される小夜を目で追い、そのまま何かに耐えるようにギュッと目を瞑るハジ。



そのころ沖縄では、扇風機の風に吹かれてのんびりテレビを見ている香里の姿が。

「頑張るあなたに『サンクフレシュゴールド』!」

わー、ベトナム編のときに岡村が言ってた「サンクフレシュゴールド」のCMだ!あの頃はソロモンカールもご健在だったなあ・・・(喪)。CMの声が限りなく岡村役の伊藤さんで、ちょっと吹きます。

「この放送は、ニューヨーク・メトロポリタン・オペラハウスより、衛星生中継にてお送りいたします。今夜、メトロポリタン・オペラハウスに、新たな歴史が刻まれようとしています。先ほどまで上演されておりましたファウストは大盛況に終わり、間もなく、特別に企画されました、世紀の歌姫・ディーヴァの歌声が、全世界に向けて衛星生中継されようとしています」

ニューヨークのアパートメントでは、待機組の真央さんとジュリアさんがテレビ中継を見守ってます。

「始まるね」

「ええ」

米軍の宿舎らしき場所では、サンクフレシュマーク入りの缶入り飲料を飲みつつ食事中の兵士たちが、同じく世界中の街角でも、人種を問わずさまざまな人々がテレビ中継を見ている最中

そしてMETのバルコニー席では、アンシェル兄さんが「フッ」と笑みを零しておりました。

「いよいよねぇ・・・

「この夜を境に、我々の新しい歴史の幕が開ける・・・

「世界を翼手で満たすこと?ナンセンスねえ」

意味が無いと?」

「あなたのくだらない実験のために、世界とディーヴァが有るわけじゃないわ。この世界の全てが、ディーヴァの舞台として存在するのよ。それはディーヴァが生まれてくる前から繰り返されてきたこと」

「見てきたようなことを・・・

「だって見てきたんだもん」

・・・!?」

「小夜とディーヴァ、二人の母親だったミイラ・・・彼女にも同じように、シュヴァリエがいたとしたら・・・?」

・・・

「さてと、私はこの子達と一緒に下から見させてもらうわよ。あなたが書いた筋書きがどうなるのかを・・・一観客としてね」

えええええ!!ネイサン、なんか今すごいこと言わなかった!?が、この話はそこまでで、場面は別のバルコニーに集まった岡村とカイ、ジョエル、デヴィッドの会話シーンへ。

オペラの方は終わっちまったってのに、誰も帰らねえな」(カイ)

「1883年、メトロポリタン・オペラファウストで幕を開けた。そして今夜、メフィストフェレスの持ち出す賭けがどんな内容なのか、みんなそれを期待してんのさ」(岡村

「1883年・・・奇しくも惨劇の起きた年と同じか・・・」(ジョエル)

「そんなの関係ねえさ。小夜はディーヴァを倒し、沖縄に帰るんだ」(カイ)

なんとなく黙ってしまう一行。カイ以外はみんな大人で、とくに岡村とルイス以外は普段からスーツを着てるんで違和感ないんですけど、カイはいつものボサボサ頭じゃダメだったらしく、何故かオールバック。似合わなくも無いけど、ものすごい「背伸びしてます!」感で、逆に若さを感じさせる仕上がりになってます。ひとりだけジャケット脱いでうろちょろしてるあたりも、この言動も、若さ丸出しでイイです。

・・・ディーヴァは?」

「まだ確認されていません」

「本当に来るのだろうか、ディーヴァ・・・

沈黙を破ってデヴィッドに話しかけたジョエル。そこへ、小夜とハジが登場します。

「来ます。ディーヴァは必ずやって来ます。何をしようとしているかはわからないけど、私には聴こえるんです。ディーヴァの歌声が・・・

小夜の話に返事をするでもなく突然歩き出したカイは、すれ違いざま、ハジに声をかけます。

「ハジ、ちょっと来てくれ。話がある」

客席を出てハジを廊下に連れ出したカイは、早速ハジに詰め寄ります。

「おい、何隠してる」

・・・なんのことでしょう?」

「小夜のことさ!眠りが近いってこと、黙ってただろう?傷の直りだって遅くなってる。なんだか、あいつが弱くなってるようで・・・あれで本当に戦えるのか?」

・・・小夜は戦うことを望んでいます」

ハジが搾り出した言葉に、カイの怒りというか、やりきれない思いが爆発。これまでの思い出のシーンの数々をバックに、辛い胸のうちを一気に打ち明けます。



「望んじゃいねえ、戦うことなんか!あいつは・・・小夜は、そんなこと望んじゃいねえだろ!あいつの他にディーヴァを倒せるやつがいねえから、だからあいつは戦うんだろ!?俺は、小夜を、小夜の笑顔を守りたい。だけどな、ディーヴァシュヴァリエとの戦いに、人間の俺がいたって無力だ・・・だから、だから・・・小夜を、頼む。お前だって、本当は小夜を戦わせたくないんだろ?小夜を、死なせたくないよな?」

最初はまるっきり何も出来ない上に覚悟も何もかもが足りなくて、勢いだけで着いて来たはいいけど足手まといにしかならなかったカイ。唯一、小夜の心の支えとしての役割こそ果たしていたものの、戦力としてはまるでダメ

そんなカイが、お父さんの死、ムイの翼手化、ロシアでのデヴィッドとのやり取り、リクの死、イレーヌの死などなどを乗り越えて、戦力としての成長と、自分の無力さを受け止める強さを得たんだなあ・・・と自分で自分が気持ち悪くなるほどしんみりジットリ感動していたところ、ハジが目の覚めるような一言を・・・

・・・あなたに、私の何がわかるというのです」

・・・!」

「失礼しました」

土足で踏み込むことを決して許さないようなハジの迫力に、カイが思わず息を呑んでいる頃、客席では、小夜があのピンク色の合鍵を握り締めていました。そしてそれをカイのジャケットのポケットに忍ばせ・・・

「ありがとう、カイ。さようなら」

その時、外で見張っていたルルゥとルイスの前には一台の車が。

「あっ!ルイス、あれ!」

「わかってる!」

車の中に居たのはもちろんディーヴァ。その気配は当然小夜も感じ取っています。

「たった今、今夜の主役が裏口に着いたぜぇ」(ルイス)

「了解。・・・長官!」(デヴィッド)

「聴こえたよ。ディーヴァが来たんだね」(ジョエル)

「はい」(デヴィッド)

二人のもとに現れた小夜は既に臨戦態勢。思いつめた表情の小夜に、ジョエルが語りかけます。

ステージに上がる直前にやるんだ」

「わかっています」

そのまま立ち去ろうとした小夜を呼び止めたのは、デヴィッド。

「小夜」

「はい」

「君は我々にとって、翼手との戦いに欠かせない唯一の兵器だ」

・・・はい」

「だが、それ以上に、大切な仲間だ」

・・・!」

「終わらせよう、今夜、すべてを」

「はい!」

物語のはじめから延々「唯一の兵器だ」と言い続けてきたデヴィッド。この局面で「大切な仲間だ」と言ってくれたことに思わず涙。小夜も心なしか、明るい表情で去ってゆきます。が、廊下には微妙な雰囲気のカイとハジが。小夜を見つめるカイ。と、そこにデヴィッドが登場。

「カイ、ディーヴァが到着した。我々も行くぞ!」

「あ、ああ・・・

「ジャケットも一応着てゆけ」

「わかった」

わー、ジャケット!わざわざ着させるってことは、この先カイか小夜の身に何かあったときに、カイがあのカギに気づくっていう伏線なのかしら。

何も言わず小夜の横を通り過ぎようとしたカイですが、すれ違いざま、小夜はカイの腕を掴みます。驚いて振り向くカイに、腕を掴んじゃったはいいけど何を言っていいかわからないのか、戸惑った表情の小夜。結局、何かを言おうとしてやめるような素振りのあとギュッと目を閉じ、一瞬だけカイを見つめると、そのまま踵を返します。

「ハジ、行こう」

「はい・・・それがあなたの、望みなら」

一瞬だけ歩みを止める小夜。でも振り返ることは無く、そのまま去ってゆきます。その後についてゆくハジと、二人を見送るカイ。なんだかまた、ハジがいちばん切ない思いをさせられてしまったような・・・



ステージ裏に潜入した小夜は、あっさりディーヴァを発見します。刀を抜き、構えつつ、うろうろする小夜。警備員いないのか、ここは。

ステージ・・・

「そうだよ!これから、ステキなショーが始まるんだ」

ディーヴァ・・・!」

突進しようとしたものの、いつもの眩暈に襲われる小夜。そんな小夜の脇ををすり抜けディーヴァに攻撃を仕掛けるハジ。が、ディーヴァはハジなどお構いなしに小夜の目の前に瞬間移動すると、小夜の頬に触れながら話しかけます。

「眠そうだねえ・・・でも大丈夫。ディーヴァの歌を聴けば目が覚めるさ」

闇雲に刀をぶん回す小夜ですが、ディーヴァは忽然と姿を消してしまいます。そして次の瞬間には、もうステージの上に。わあああなんすか、そのリリスたん(ヴァンパイアセイバー)(なつかしい)がオシャレしちゃいました♪みたいな格好!しかも宙吊りで登場。猿之助!

ディーヴァ!」(ジョエル)

「あんなとこから!」(岡村

「小夜は間に合わなかったか・・・ルイス!時間だ!」(デヴィッド)

「ルイス了解!」(ルイス)

衛星放送だけでも潰す。小夜のバックアップに向かうぞ」(デヴィッド)

「ああ」(カイ)



ジョエルと岡村はバルコニーで鑑賞、ルイスは車中でルルゥのお守り兼ノートPC操っていろいろゴニョゴニョ、そしてデヴィッドとカイが実行部隊、という構成。そして肝心の小夜は、何故か舞台袖から大人しくステージを見守るばかり。

「どうして、ディーヴァ・・・

「世界の子供たちを目覚めさせるのさ!」

後ろから話しかけると同時に斬りかかったのはたのは、いつものセーラー服に短パン姿のディーヴァ。あっれー!?なんで二人居んの!

オネムながらもなんとか攻撃をかわした小夜に、布かなんかをブワッとブチ撒けるディーヴァ。転がる青いバラ、そこにディーヴァの姿は無く、代わりに立っていたのは・・・

「君も一緒にどうだね?小夜」

ギャー!またアンシェル兄さんが化けとったー!!

遂にステージが始まってしまいました。美しい前奏が演奏される中、一刻も早くディーヴァを何とかしなきゃならんというのに、舞台袖ではハジとアンシェル兄さんが交戦中、しかもさっそくハジがダウンするという展開。ハジに駆け寄った小夜に、アンシェル兄さんが語りかけます。

「ご覧、ディーヴァの歌が始まる。君には感謝しているよ、ディーヴァを解き放ってくれてね」

・・・あれは間違いだった!」

「そう、間違いだった。ディーヴァが解き放たれなければ、彼女永遠に私だけのものだった」

「あなただけのもの・・・?」

「そう。私だけのディーヴァであって欲しかったのだ。だが、運命の扉が開き、彼女は自由に世界を歩み始めた。彼女本来の、あるべき場所を求めてね。彼女が何であるのか・・・自らがその血を分けられ、近しい者となった今でも、求めるものは増えてゆく・・・私は知りたいのだ・・・ディーヴァの全てを。調べつくし、知り尽くすこと。それこそ、至高の愛・・・君もそう思わないかね・・・?」



うすうす分かっちゃいたけど、倒錯してんなあ!アンシェル兄さんの語りが終わる頃、前奏が終わり、静かにディーヴァの歌声が客席に、そして全世界に、流れます。猛ダッシュで賭けてゆくデヴィッドとカイ。

「デヴィッドだ!予定通り中継地点の爆破を決行してくれ!」

「ルイス了解!」

ジョエルたちとは別のバルコニーでは、例の悪いお偉いさんたちとそのSP、そしてヴァンちゃんとメガネ君ディーヴァの歌声に・・・いや、これから起こるであろう惨劇に、ゾクゾクしまくっていました。

「素晴らしい!」(偉い男)

「そうでしょうとも!わが社が全力を挙げてバックアップしておりますから」(ヴァン)

・・・この歌声だ」(偉い男)

「そ、そうですね・・・」(ヴァン)

デルタ計画の成功を祝う歌声だ」(偉い男)

「そ、そうですとも!まさに、需要と供給の完璧バランスデルタ07で翼手を問題ある地域に生み出し、コープスコーズの派遣要請を引き出し、その地域を事実上掌握し、あなた方の利益を生む。この素晴らしい計画には、素晴らしい歌声がお似合いです」(ヴァン)

いつの間にか「デルタ07」になってたのね。2007年に完成したってことでしょうか。ところで、偉いさんの男の方は上機嫌なのですが、おばちゃんの方はゼエゼエ言っててなんだか様子がおかしいです。まさか・・・

「どうされました?」(ヴァン)

「いえ・・・なんだか暑いわね・・・」(偉い女)

そしてその頃、沖縄。ぼんやりとテレビを眺めていた香里は、画面に映ったディーヴァを見て呟きます。

「あ、リク君・・・

バルコニーから客席を見ていた岡村は、観客の異変に気づきます。頭を抱え、苦しそうにうずくまる男・・・

「おい!あれ!」(岡村

「まさか!」(ジョエル)

その瞬間、PCを操作していたルイスの指がEnterキーを押します。それと同時に中継基地のアンテナが爆発、真央さんとジュリアさんが見守っていたアパートメントのテレビも、砂嵐の画面に変わります。

「消えた!消えたよ!」

「中継は、阻止できたみたいね。あとは・・・あっ」

「そんな・・・なんで!?」

映像が切れたのはほんの一瞬。次の瞬間にはもうディーヴァの歌声が蘇ります。そしてついに、世界各国に翼手が誕生し始めてしまったのでした。沖縄の様子が出て無いので、香里は無事・・・のようなんだけど・・・

「デヴィッド!やつら、軍の衛星に直接発信してる!」(ルイス)

「軍だと!?」(デヴィッド)

「ああそうだ、電波の元を断たなきゃダメだ!」(ルイス)

「どうした!?」(カイ)

「中継車を破壊する!やつらは軍の衛星網を使っている!」(デヴィッド)

二人がMETの外に出たその時、中から悲鳴が。振り返る二人の耳に、ジョエルからの通信が入ります。

「ジョエルだ!翼手だ!翼手が現れた!」

ディーヴァの歌声をバックに響く悲鳴、客席を練り歩く翼手たち。

「どういうことなの!?どうしてここで!?」(偉い女)

「わ、私には、何もわかりません・・・」(ヴァン)

「あなたの責任追及は免れ・・・」(偉い女)

偉い男が携帯で誰かを怒鳴り散らしている横で、しどろもどろのヴァンちゃんを叱り飛ばそうとしていたおばさん。が、途中まで言いかけたところで突然翼手化!そのままヴァンちゃんに突進、すわヴァンちゃんが危ない!!と思ったものの、やられたのはヴァンちゃんの後ろに控えていたメガネの彼。

ベトナムでの初登場からヴァンちゃんに振り回され、やたら気の毒な役回りだったメガネ君。ヴァンちゃんに連れられて出世はしたものの、まさか自分が研究に携わったデルタシリーズで命を落とすことになるとは。ああ、いいやつっぽかったのに、彼・・・

ところで私はいまだに彼の名前を知らないのですけど、結局なんて名前だったんでしょう。EDを真剣に見てみた結果、偉い男は「グラント」、偉い女は「ブレッド」らしいってことはわかったのですが。・・・あの肌の色、雰囲気に「ブレッド」って・・・ちょうライス・・・

ただただ驚くばかりのヴァンちゃんのうしろでメガネ君を喰らい尽くすおばさん翼手。そのスキに逃げる偉い人。SPによる銃撃を受けたおばさん翼手は、そのままバルコニーから転落します。何とか九死に一生を得たヴァンちゃんですが、ハアハアと息をつくのがやっと。

ヴァンちゃんは自ら翼手になるか、それかデルタシリーズで発症して生まれた翼手によって殺されるもんだとばかり思っていたのですけど、とりあえず今週は生き延びることが出来たようです。しかしこの取り乱しよう、頭おかしくなっちゃわないか心配ですよ。



すっからかんになった客席では、ネイサンとディーヴァ赤ちゃんたちがのんびりディーヴァの歌を堪能中。後ろから襲い掛かる翼手を片手で撃退しつつ、ネイサンはご満悦です。

「アンシェルが書いたにしちゃ、想像以上に刺激的な舞台ね」

一方、中継車の中では担当スタッフらしき男が電話中。上司らしき電話相手に「一体どういうことかね!」「中で何が起きているんだ!」と怒られしどろもどろで答えていると、中継車の車体を突き破ってデヴィッドかが侵入。男に銃を突きつけます。

「車から降りてもらおう」

カイ、デヴィッド、ルイスは銃で機材を撃ちまくり、ルルゥは「こいつめっ!こいつめっ!」と叫びながらパラボラアンテナを斧で斬りまくり、ようやく中継を止めることに成功。

「終わったぜ!」(カイ)

「こっちもだ」(ルイス)

「よし、小夜の援護に向かうぞ」(デヴィッド)

でも、時既に遅し。もうすぐ曲終わるし。4人の背後から躍り出たのは翼手。すかさず発砲するものの、デヴィッドは肩をやられてしまいます。その翼手に冷静に発砲するルイス、斧でザックリ斬り倒すルルゥ。

「デヴィッド!大丈夫か!?」

「大丈夫だ・・・

「嘘つけ!すげえ血が出てるぞ!」

跪いてデヴィッドを介抱しようとしたカイの目の前に現れたのは大量の翼手。そして彼らの後ろからもまた、翼手の群れが・・・4人は無数の翼手に包囲されてしまったのでした。

「チッ・・・こいつは、ちとやべえぜ・・・



ステージではディーヴァの歌がクライマックス突入。客席の人々は次々に喰い殺され、翼手のほかはもう人影もまばらです。そんな地獄絵図を前にした小夜は、いまだアンシェル兄さんと会話中でした。・・・中継中だろうが歌ってる最中だろうが、構わずディーヴァを襲うという発想はなかったようです。

「やめて!!」

「翼手で満ちた世界に、ディーヴァ子供たちが生まれ、そして育つ・・・その時ディーヴァはどうするのか、それが見たいのだ」

「そんなことのために、あんな薬で人間を翼手に変えたり、シフたちのような、戦争の道具を作り出したというの!?」

人間がそれを求めたからだ。戦場で流れるものが何か、君は知っているか?」

「流れるもの・・・?」

「血と汗と涙、そしてカネだ。大なり小なり、人間は愚かしい戦争を今もなお続けている。すべてはそこに流れるものの為にだ。私はそれを仕掛ける人間たちに寄り添い、彼らの求めるものを提供してきたに過ぎん」

「あなたは戦争を起こして何を・・・?」

「戦争を起こしているのはあくまで人間だ。愚かな人間の業が、我々に生きる場所を与えてくれているのだ」

「だからって、こんなことしていいわけない!」

叫んだ小夜の元へ瞬間移動したアンシェル兄さんは、小夜の顎を掴みながら話を続けます。

「まだわからぬのか?人間は自ら引き起こした戦争によって、滅びの道を歩んでいる。その戦争を私が道具としている以上、人間は私の手の上で踊っているに過ぎん。歩み始めた子をあやすように、何者かが手を取らねば、彼らはすぐに倒れてしまうのだ」

・・・あなただって、元は人間じゃない!人間はそんなこと、望んでいない!」

純粋なる翼手の女王である君から、その言葉が出るとはな」

・・・!」

「翼手とはまこと不思議な生き物だ。自らのあるべき姿を持たず、人間に寄り添い、行き続けようとする。あろうことか、帰るべき場所がそこにあるかのように、それを守ろうとまでするとは」

「私たちは、この世界に現れるべきじゃなかった!だから、私たちはあるべき場所に戻るのよ!」

「滅びの世界へと・・・?」

「そう。私たちは今夜、ここで滅ぶ!」

「その望みが叶うことは無い」

と、そこへ現れたのはハジ。

「ハジ!」

「小夜、ここは私が防ぎます」

「まだ抗うか・・・主人がそうならシュヴァリエもまた同じか」

「小夜、戦って・・・!」

「行かせはせん!!」

ものすごい風を巻き起こし、交戦開始となった二人。

「ハジ・・・!」

奇しくもディーヴァの歌が終わるその瞬間、意を決したように駆け出す小夜。向かう先は真っ白な光、印象的なシーンです。

歌い終えたディーヴァが目を開くと、眼下には刀を携えた小夜が。ディーヴァは何も言わずに自らの剣を小夜に向けます。それに呼応し、刀を構える小夜。客席では相変わらず赤ちゃんを撫でくり回しながら、ネイサンが呟きます。

「いよいよ始まるのね・・・

そしていよいよ決戦の火蓋が!

「いらっしゃい、小夜姉さま」

ディーヴァ・・・!」

どう見てもディーヴァの方が強そうとか言いっこなしです。



次週予告はディーヴァと小夜。

「小夜姉さまったらホントに勝手よね。私を動物園から解放したのは姉さまなのに」

・・・だから、私は・・・

「だから、姉さまは?」

「私は、あの日から、あなたを殺すためだけに、この世界に存在することを許されてきた!・・・次回、BLOOD+『二人の女王』。だから私は、あなたを殺す・・・!」

にゅげにゅげ 2006/09/11 17:02 姫、ごきげんよ〜。
最終回に向けてグダグダ感が拭い去れないBLOOD+。始まった頃はめっちゃ面白くてオラワクだったのに。やっぱカールたんという逸材を早々に失ったのが敗因じゃないかと思ったり思わなかったり。
だってアンシェルは普通にヘンタイすぎて面白くないし。
ディーヴァはディーヴァで、ニコっと笑って小夜に殺されそうだし、ネイサンはカマッポだし、どうしたらいいのかしら?
そしてデヴィッドに危険信号が点滅してるんだけど、生きて帰れるかしら。
んもう、心配で心配で。
沖縄はきっと謝花組が守るから、香里ちゃんは大丈夫だと思うの。

RadiotomRadiotom 2006/09/11 21:37 デヴィッドやばし!!彼が後半以降、一番命の危険に曝されてますね〜。今週はアルジャーノが「やばい!」と思いましたが、何とか逃げのびられた(?)ようで安堵。
もう冷汗タラタラなダメっ子ぶりが久しぶりに心のオアシスに笑。

>土足で踏み込むことを決して許さないようなハジの迫力
あ〜、ハジ怒りましたたね〜。あのハジが最後の最後に自分の気持ちを表に出したなと
びっくりしました。つか、ディーヴァの衣装が今イチ緊張感を失わせます・・笑。
コスプレ?To-Loveるのララっちを彷彿とさせます。

pencapchewpencapchew 2006/09/13 23:08 (゜д゜)<にゅげたん
ここにきてまたしてもデヴィッドがやられるとは思いもしなかっただよ!!ここで死ぬ必然性もないし、だから別にやられなくてもよかったんじゃないの、と思うんだけど・・・どうなんでしょ。いくら鉄人だっつっても限度があるよねえ!

あと、意外に長生きしてるルルゥだけど、BLボーイズが言ってた通り、ホントにこのまま生き延びてみんなと一緒に沖縄とか行っちゃうのかしら。今最も気になるのはディーヴァと小夜の決着よりもソレなのよ!


(゜д゜)<Radiotomサマ
ララっち!!!!!確かに!!!!!でもあの衣装、本気でずっこけました。文字通り椅子からズズズと落ちそうになりました。何でこの局面であの衣装・・・いや、もう、どうせネイサンの見立てだろうからいいけどさ・・・。

恐怖のあまりこのまま廃人になって放置されそうなヴァンちゃんが心配な回だったのですけど、ハジのお怒りぶりにもドキドキしました。別の意味で。なんかこう、序盤の超スローペースが嘘のような詰め込み感満載のクライマックスなので、一気にいろんな生き残り人員の心境やら何やらが凝縮されてて、見るほうも大変!!ですよね・・・。