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2006/09/23 Saturday

pencapchew2006-09-23

Episode-50 ナンクルナイサ

|  Episode-50 ナンクルナイサを含むブックマーク

銀魂の14巻で空知先生が「映画やアニメマンガには必ず終わりがあって、散々感情移入して見てたのに、急に自分だけポーンと外に放り出されるあの寂しいカンジが凄くイヤで作り手に回った」みたいなことを書いてたのですけど、私もその「寂しいカンジ」が凄くダメタイプで、この最終回もなかなか見られませんでした。リアルタイムで家に居たにもかかわらず、携帯サイトからOPとEDの着ムービーをダウンロードしまくったりしておりました・・・あ、この着ムービー、凄く美麗なのでおすすめであります。あ、clappa!も面白いですよ・・・うふふ・・・

で、最終回なのですけど、納得行くラストで安心しました。安心と言うか、1年間ちゃんと見てきてよかったなあと感謝の気持ちになってしまいました。つうか号泣。久々にこんなに泣いたってくらい涙止まらずでした。そしてやっぱり自分だけ放り出された感というか、胸に大穴ポッカリ感というか、寂しくて仕方が無いのであります。



翼手蠢くオペラハウス内部。撃てども撃てども、狙ったかのように翼手の周囲にしか弾が飛んでかないドヘタクソスナイパーが一人。誰かと思ったらヴァンちゃんでした。おお、最終回のトップバッターを務めることが出来てえがったね!

で、あまりの当たらなさに見かねたのか、遠くから援護射撃(当然のごとく一発で命中)をしてくれたのはデヴィッドでした。

「ヴァン・アルジャーノ・・・

「たっ助けて!軍が!早く逃げないとっ!!」

外では降りしきる雨の中、不死身のルイスと不死身のルルゥが翼手相手に戦闘中・・・とは言っても、なんだか様子が変。翼手たちは戦闘意欲をなくし、ただ突っ立ってるだけなのでした。

「一体なんだってんだ?コープスコーズまで大人しくなっちまった

「あ・・・歌が、止んでる・・・

「歌が!?」

と、ここで突然吼え始める翼手たち。同じ現象はダウンタウンにあるアパートメントの外でも起こっていました。窓の外を見ているのはジュリアさんと真央さん。

「様子がなんだかおかしいよ・・・それに、何、この声・・・

真央さんが呟いたその時、ジュリアさんの携帯が鳴ります。

「デヴィッド?」

「そうだ。METに向けてオプションDが発動された」

「まさか!」

「情報を集めてくれ」

「わかったわ、やってみる・・・デヴィッド、必ず帰ってきて」

・・・わかってる」

BLOOD+内でいちばんのアツアツイチャイチャカップルであるこの二人がさりげなくメロドラマしてる最中、デヴィッドの足元ではヴァンちゃんが頭抱えて泣きじゃくってたりするわけです。とにかく生きててくれてよかったです、ヴァンちゃん・・・意外に生命力たくましかったのね・・・

それはともかく、ジュリアさんはさっそく情報収集に着手。真央さんに協力を要請します。

「お願い、手伝って」

「え?」

「軍の情報を集めるわ」



再びオペラハウス内部。そういやジョエルはどこに逃げたのかしら?と先週から気になってたのですが・・・

「くそぉ・・・!」(岡村

彼女が選んだことだ」(ジョエル)

ジョエル長官岡村と共に中に居ました。あの状況で逃げないとはさすが長官、肝が据わってるのね。・・・岡村記者魂でその場を離れられず、ジョエルも巻き添えで居残りになったって可能性もアリですけども。

舞台上では、ディーヴァの亡骸にそっと布をかけてやるハジと、刀を握り締めたまま立ち尽くす小夜、そしてそんな小夜を真剣なまなざしで見るめるカイの姿がありました。

「死ぬってどういうことだよ!」

「きっとまた私たちは、戦争の道具に使われる・・・私たちの血のために、争いが起こるのなんて・・・もう、見たくない。もう、誰にも傷ついてほしくない」

膝を突き、双子に刃を突き刺そうとする小夜。何も知らない双子は、キャッキャと笑い声を立てています。

・・・ごめんね」

「やめろ小夜!」

「私たちは・・・生きてちゃいけない・・・!」

震える切先。と、ここでカイが怒りを爆発させます。

「ふざけんな!誰がそんなこと決めたんだよ!お前らを認めねえってヤツが居るなら、俺がぶん殴ってやる!そして、お前が泣き虫で大飯喰らいのフツウの女なんだってことを、俺がわからせてやる!!」

さりげなく制止するハジの肩越しに叫ぶカイ。小夜は刀を下ろし、泣き崩れるばかり。

「俺が愛情を注いで、面倒見てやる。お前の居場所くらい俺がなんとかしてやる。だから、お前ら俺の傍に居ろよ。お前だってそう思うだろう?ハジ!」

「私は小夜に従うもの・・・全ては小夜の望みのままに・・・

ハジ答えるや否や、間髪おかずぶん殴ったのは勿論カイ。びっくりしてカイの名を叫ぶ小夜すら無視し、カイはハジへの怒りを爆発させます。が、それは、決してハジを嫌いだとか、恋敵だからとかそんなんじゃなくて、ハジ自身の存在意義を、ハジ自身の意思を問うものなのでした。

「お前は誰なんだよ!!お前はお前だろう!!言ってみろよ、自分の言葉で、お前が何を望んでいるかを!!お前だって小夜を・・・小夜を愛してるんだろう・・・

私、今週ココがいちばん涙しました。

BLOOD+関連書籍の中で「ロシアンローズ」がいちばんすきなのですけど、その理由は、ハジがハジ自身の意思で自由に小夜を愛する姿が描かれているからなんです。

自分の気持ちを押し殺して「それがあなたの望みなら」と答えるハジや、本心とは真逆の「小夜、戦って」という言葉を口にするハジは痛々しくて、いつになったら本当の言葉を喋ってくれるんだろうと気になってました。だからこそ、「お前は誰なんだよ!」というセリフが放たれた瞬間、よかった、最終回にして初めて、永い間自分を押し殺し続けてきたハジの心が解放されるんだ、と涙腺が決壊してしまいました。



少しの沈黙のあと、ハジは小夜を振り返って、口を開きます。

・・・笑顔が欲しかったのです。あなたと出会った頃の笑顔が、もう一度・・・あなたに戻るなら、私は全てを引き換えにしてもいいと、あなたに尽くしてきたのです。シュヴァリエとなって目覚めたとき、あなたが最初に見せたのは涙でした。そしてあなたは武器を取り、怒りに震えながら戦うことを選んだのです。けれど、沖縄の地であなたを見つけたとき、あなたは、笑顔に包まれていました。私が望んでも与えることの出来なかったあの笑顔が、そこにはあったのです。それを与えたのはカイ、あなたとその家族

ハジは話に聴き入っていたカイを振り返ると、今度は小夜に向かって歩み寄ります。

「小夜、あなたのシュヴァリエとして、あなたの望みのままに生きてきました。けれど、あなたに背きます。ただ、一度」

小夜の隣に跪くと、小夜の手から刀を抜き取るハジ。

「生きて。生きてください」

「ハジ・・・

「明日のために、今日を生きて。もう、あなたが戦うことは無いのです」

ハジの頬には涙が一粒。ハジが小夜の頬に優しくキスを落とすと、涙をうかべた小夜もハジの頬にキスを返します。そして、小夜もまた、ようやく自分の意思を口にするのでした。

・・・生きたい」

そうしてキスをする二人。最終回にしてはじめてお互いの心のうちを解放しあった小夜とハジは、舞台上で抱き合います。そっと顔を背けるカイ。そして何故かバルコニーからその光景をガン見してるジョエルと岡村

「私、カイやハジ、みんなと一緒に生きたい・・・一緒に生きてみたい」



しっかりとハジに抱きしめられながら呟く小夜の横で、無邪気に笑い声を上げる双子。小夜もハジも、お互いを想うあまりお互いを縛り付けてたのかもしれないですね。

「生きたいってさ、そいつらも」

「これからは、あなたの思うように生きていいんです」

今日を生きて明日を笑うんだ。明日を向いて一生懸命生きてりゃなんとかなるさ。ナンクルナイサぁ!」

お父さんの言葉と「魔法言葉」に励まされた小夜は、ようやく笑顔を見せます・・・が、そこへデヴィッドが走りこんできます。

「急いでここを出るんだ!オプションDが発動された!」(デヴィッド)

オプションD!?」(カイ)

オプションDって、ヤンバルに大穴を開けた・・・!?」(岡村

「都合の悪い翼手を闇に消すつもりか!」(ジョエル)

アパートメントの中ではノートPC2台をフル稼働させて、真央さんとジュリアさんが情報収集の真っ最中ジュリアさんがデヴィッドに最新情報を伝えます。

「デヴィッド、たった今空母から攻撃機が!」

双子は一人づつカイと小夜が抱っこ。一同は脱出準備にかかります。カイの

「行くぞ!」の一声で出発する一同。

「うん・・・さよなら、ディーヴァ。もう一人の私・・・

ディーヴァの手に触れ最期のお別れをする小夜、ジョエルの車椅子を押す岡村、「急げ!」と叫ぶデヴィッド、そしてここでナゾの攻撃が!客席と共に吹っ飛ばされるハジの左腕。

ちくしょう!今度は何だよ!」(カイ)

「ハジ!!」(小夜)

「心配要りません・・・」(ハジ)

「まだ終わらん・・・ディーヴァ子供たちがいれば・・・!」(アンシェル

えー!要らんところでアンシェル兄さんが大復活しちゃったよー!!

「そんなことさせない!この子たちには、幸せな明日が待ってる!」

「出来もしないことを・・・!」

強く言い放つと瞳を真っ赤に光らせる小夜。ハジは素早く移動するとアンシェル兄さんの喉をひっ掴みます。一方、上空には攻撃機の音が・・・

「もう来たのか!」(カイ)

「ハジ、赤ちゃんをお願い!」(小夜)

「無茶です!」(ハジ)

刀の樋に血液を流し込んだ小夜は、赤ちゃんを片手に飛び出します。そして空中でクロスする小夜とハジ。もう戦わないはずなのに、ああもうアンシェル兄さんのせいで・・・つうかアンシェル兄さんが口からピンクの光を吐くあの攻撃、なんか臭そうでイヤ・・・とか思ってたら、クロスしたときに「小夜!」と叫びつつ刀を手にしたのはハジ。そしてアンシェル兄さんに、小夜の血液のしみこんだ刀を深々と刺すのでした。



が、死んだはずのアンシェル兄さんが、「顔だけ兄さんで体は翼手」みたいな中途半端な格好で最後の最後でわざわざ出てきたのには、意味があったのでした。

貴様あああ!」

結晶化しつつもその左腕を、ハジの体に貫通させるアンシェル兄さん。ハ、ハジ、最終回までお腹にトンネル明けられるなんて・・・

「ハジ!ハジが!」(小夜)

「危ねえ!」(カイ)

「カイ、行ってください!小夜を、明日に導いてください!」(ハジ)

「やだよハジ・・・ハジ!!」(小夜)

静かに顔を上げたハジは、微笑を浮かべながら、言います。

ナンクルナイサ・・・あなたを、愛しています」

だ、だめだもう、涙で前が・・・

遂に崩壊するオペラハウス。瓦礫の向こうに見えなくなるハジの姿。ハジの名を絶叫する小夜。上空に現れた攻撃機によって、ニューヨークの街は炎に包まれました。

そして沖縄、コザ商業高校。現れたのは制服姿の小夜。

「スキありっ!!・・・あれ、ごめん、勢いつけすぎちゃった!?」

「いいの、ハンカチ持ってる?血が出てきちゃった・・・

「えっ!?ほんと?ごめん!ごめん、ごめんね、ドコ?」

「イヒ」

「あっ、このうそつき娘っ!!」

スキがあるからって頭突きをかます香里がすごいと思うわけなのですけど、うふふあははと笑いあう小夜と香里を見るのは一年ぶりですよ、ああ感慨深い・・・

「今夜だよね、OMOROの」

「うん。7時から」

「私、バイト済んだら行くから。あとでねー!」

一方アメリカニュースを読むアナウンサーの声。

「9月に起きたMETの爆発事故の原因究明が急がれるなか、テロリストによる犯行声明があったとの情報もあり、これに対しグラント国防長官は『アメリカ報復行為も辞さない』との考えを明らかにしています。一方、グラント長官とサンクフレシュアメリカとの癒着が疑問視されており、特別調査委員会が発足されることとなりました」

これって・・・捏造自作自演説が囁かれるアレに・・・似てるなあ・・・最後の最後までホント、アメリカさんに対するスタンスが揺るがない作品なんだなあ・・・

で、癒着騒動で渦中の人となったヴァンちゃんは、途方も無くしょぼくれた顔で、カメラフラッシュと群がる報道陣の前にさらされていました・・・・・・?一人、カマ記者がいませんか・・・

「ちょっと通してよぉん!!アーチャー長官補佐官?あなたがサンクフレシュに潜入していたといううわさがあるんですが・・・事実ですかぁっ!?」

ノーコメントだ」

事実なら憲法違反ですよねぇ?」

報道関係者はここまでだ」

「ああん・・・ホント、カチコチねぇん・・・♡」

え!ちょ、ま・・・どう見てもネイサン!!!!!つうかあのメガネ君長官補佐官にしてスパイだったの!?ネイサン生存よりそっちのほうがビックリだ!だから今まで、頑として役名が出てこなかったのね、メガネ君。つうか・・・ネイサン生きてんだったら、ソロモンも生きてたっていいじゃない・・・・・・ねえ・・・(淡い期待)(淡すぎる)



場面変わってまた沖縄。ネイサンとメガネ君にド肝を抜かれたばかりだというのに、間髪おかずに今度はデヴィッドのかりゆしルックにド肝を抜かれるハメに。

ディーヴァが死んでから、世界中の翼手事件は沈静化に向かっている。デルタシリーズも、小夜の血液からジュリアが発見した酵素が量産化できれば、完全に沈黙させられるよ」(ジョエル)

「ルルゥもなんとか延命できそうだしなあ」(ルイス)

「お手伝いできないのが、残念です」(デヴィッド)

「小夜の様子はどうだい?」(ジョエル)

奇跡的に覚醒を継続しています。しかし・・・」(デヴィッド)

なんでお手伝いできないのか、その理由はジュリアさんの診療所で明らかになります。久々に小夜の輸血シーンであります。

「小夜」

「はい」

「気分はどう?」

「特には」

「そう・・・でも今日は顔色がいいわ」

「ええ、いつもなら眠くなっちゃうのに・・・あの、ジュリアさんは?」

「私?ええ、大丈夫。順調よ」

「あの、ちょっと触ってもいいですか?」

「いいけど、まだ外からは全然分からないわよ?」

「それでもいいんです」

「じゃあ・・・

小夜の枕元に腰掛けたジュリアさんのお腹に手をやる小夜。わ、わー!デヴィッドジュニアがここにいるのね!!あれからどのくらい時が経ってるのかわかりませんけど、子作りハヤス

「どう?」

「んー・・・たしかに、まだ全然。会えるのは、大人になってからだね」

・・・

「私の姪っ子たちと、仲良くしてあげてね」

会えるのは、大人になってから・・・やっぱり「眠りの時」は来ちゃうんですね。「姪っ子たち」は近くに置かれたベビーベッドの中でキャッキャしてます。と、ここにルルゥが登場。

「小夜ー?あ、やっぱり居た」

「はい、コレ」

空っぽじゃん」

「そうだよ。今夜はコレに血液パックの中身を移して持ってきてね。今日はルルゥのことを知らない人も来るから」

「ふーん」

「新しい友達が出来るかもよ?」

小夜がルルゥに手渡したのは、ちゅうちゅう吸うタイプトマトジューストマトン」の空きパック。どうやら今日はOMOROでパーティーがあるようです。

「ただいま」

「おかえり!ハラ減ってないか?」

「ん、大丈夫」

今日弁当、どうだった?」

「ん!おいしかったよ。ホラ、ねっ」

「どれがいちばんうまかった?」

「ゆで卵!」

「またゆで卵・・・

「なーにー?その『ちょっとガッカリ』は」

「イヤ、きんぴら、自信あったんだけどなぁ」

「いちばんはゆで卵!ん、OMOROの新名物はゆで卵ってどう?」

そういや小夜ってロシアでもゆで卵(イクラ載せ)食べてたなあ。第一話に出てきたおとうさん特製弁当にもゆで卵入ってたし。あ、お弁当にはきんぴらも入ってたっけなあ・・・ううう、何もかもみな懐かしい。

「なあ」

「ん?」

「髪切ってやろうか?」

唐突な申し出にキョトン顔の小夜。早速おんもでバーバーカイがオープンです。



「ガキん頃は、このハサミで親父が髪切ってくれてたんだ」

へぇ

「そういえば、私も一度だけ」

「帰ってきてから、いろいろあったな」

「ん」

「知ってるか?新聞記者・・・

岡村さん?」

「また海外に行くんだってさ」

「どこに?」

「中東の方だってよ。真央も着いてくんだって言いに来た」

「謝花さんらしいね」

「ああ」

えー!岡村の恋心は成就したってことなのかしら!?自分のことにはとんと疎い真央さんのことだから、単にスリル溢れる取材旅行が気に入っちゃっただけって可能性もありますけど、あの二人お似合いだからホントよかった。

「今晩、ジョエルさんも来てくれるのかな」

「空港に着いたって連絡あったよ」

「あー料理、口に合うかなあ」

「大丈夫、死にはしねえって」

「ヒドい食堂だね」

「だな。前髪切るから目ぇ閉じろよ」

目を閉じる小夜。ここでチュウしちゃうんじゃないかと┣¨‡┣¨‡したことは内緒です。だって、直後のやり取りが・・・

「あいつ・・・お前の前髪、よく直してたな」

「あ・・・うん・・・

「俺さあ、あいつのこと、最初は嫌いだったんだ。でもよ、あいつも俺と同じで、お前のことばかり見てたんだな」

「うん・・・

「またそのうち、ひょっこり顔出すかもな。お前が呼んだら、来たりしてな」

・・・

「俺は忘れないぜ、お前のために一緒に戦ったやつらのことを。お前を愛したあいつのことも。そいつらの思いでも含めて、お前になるんだ」

・・・

「小夜、下向くなよ。前髪の責任、持たないぜ?」

「うん・・・ごめん・・・

カイが・・・カイがお父さんになりつつある・・・沖縄編というか、お父さんの登場シーンって、この金色のような夕暮れの時が多かったって覚えがあります。この夕暮れの色といい、カイの言葉といい、まるでお父さんが帰ってきたみたいです。

「ほら、あの頃のまんまさ」

「うん」

鏡に映ったのはまだ何も知らなかった頃の小夜と同じショートカット。突然小夜の髪をグシャグシャやったカイと小夜がじゃれあってるところへ、カイの友達のアフロ・・・名前なんだっけ、とにかくあいつらが「おやおや仲いーねー!」「お邪魔ー?」と冷やかしながら登場。



いよいよOMOROのパーティースタート。小夜のエプロン姿をはやし立てるアフロたち、ジョエルにウソの食べ方を教える真央さんと「その手には乗りませんよ、お嬢さん」と涼しい顔のジョエル、真央さんの隣には当然のように岡村が居て、「トマトン」のパックに入れた血液をチュウチュウしてるルルゥ、厨房に入り込んでアツく調味料の説明をしてるルイス、デヴィッド夫妻のテーブルには香里の姿も。

そんな楽しい店内を後に、フラフラと外に出てきた小夜。フェンスにもたれてOMOROを眺めると、少し笑顔になります。そして涙。フラリと前のめりに倒れた小夜を寸でのところで抱きとめたのはやっぱりカイでした。

「大丈夫か?」

「カイ・・・私、もう・・・

「今、ジュリアを連れて来る」

「みんなには知らせないで・・・連れてって、私の、始まりの場所へ・・・

すぐにバイクで出発する二人。第一話の下校風景のような二人乗りのカットですが、あの頃と違うのは、小夜は意識朦朧でカイにしがみついたままだということと、カイの胸元には、リクの結晶が揺れているということ。

カイが小夜に声をかけると、そこには小夜が好きだった景色が広がっていました。そうして墓地に着いたカイは小夜をおぶって、長い石段を上ります。

「もうすぐだね、カイ・・・ありがとう・・・

「礼なんていいさ」

・・・

・・・小夜?」

だらりと垂れ下がった小夜の手からこぼれたのは、パリでリクと3人で撮ったプリクラ。振り向いたカイの目に映ったのは、完全に眠ってしまった小夜の寝顔でした。プリクラを拾い上げ、見つめたカイは、そのまままた石段を上り続けます。

「小夜・・・お前に教えてもらったんだ、俺の生きる明日ってやつを。お前が戦ってきたのは、このためだったんだよな。自分だけの幸せじゃなくて、みんなが幸せになるように、ただ、それだけを思って。・・・約束するよ。俺は絶対お前らを幸せにする。だから・・・おやすみ、小夜・・・

カイの涙、小夜の寝顔、目前に迫った墓地の門、そして頭上に輝く星の群れ、ここで流れたのが「語り継ぐこと」。わあああああ・・・この作品の根幹にあったテーマの一つって、間違いなく「語り継ぐこと」だったと思うんです。だから最終回EDはこの曲であって欲しいとちょっと期待してたので、流れた瞬間に涙がドバーっと止まらなくなりました。いっそOPも「青空のナミダ」にしてくれたらよかったのに・・・



EDは三日月の下を歩いてゆく、ロシア時代の小夜とハジ、延々続く二人の足跡。そしてこれで終わりかと思いきや・・・

「カーイ!抱っこ!」

「カーイ!おんぶ!」

「お前らいい加減、『お父さん』と呼べよなぁ」

「わかった!カイ!」

「カーイ!わかったから!」

「しょーがねーなー」

石段を上っていくのは相変わらずタンクトップ姿のカイ(見た目は全然変わらず)と、大きくなった双子たち。お・・・とうとう本当の意味でカイがお父さんになってもうた!きっとまだこの時点で20代前半なのに・・・未婚なのに・・・シングルファーザーだと・・・真央さんは岡村のとこに行ってしまったし、ちょ、カイ、次に小夜が目覚めたときも、独身のおっさんなんじゃ・・・

うひゃひゃーと無邪気に笑いながら墓地にたどり着いた双子。後から到着したカイは、扉の前にあるものを発見します。

「あいつ・・・来てたのか」

それは、バラの花。でも青じゃなくて、小夜の好きなピンク色のバラ。茎には見覚えのある紺色のリボン。よかった・・・!最後の最後でハジエンドだった!!これ以上納得の行く最終回はないですよ、いかんまた涙が。よかった・・・青いバラだったらカールたん生存説になるところだった・・・(そっちか)(それも悪くないけども)

「このお花、リボンしてるー」

「触るなよ、それ、おばちゃんのだ。さ、とりあえず弁当食べるぞー!」

「とりあえずー!」

「おべんとー!おべんとー!」

次に小夜が目覚めたら、そこには思い切りお父さん化したカイと、カイに愛情たっぷりに育てられた双子が居て、もしかしたらデヴィッド夫妻とデヴィッドJr.も沖縄に居て(ジュニア双子は同級生とかかもね)、てことはルイスも居るかもしれないし、ルルゥも生き延びてるだろうし、時々は岡村さんと真央さんが戻ってきて、そして誰よりもハジが、まっさきに飛んで来てくれるんだなあ。よかったね、小夜・・・う、だめだ想像したら泣ける。

ほんと、こんなにスッキリ終わったアニメって、個人的には久々。分からなかったのはコリンズの行方と、ネイサンがなんで生きてんのかってことくらい。でもこれらも、うっかりOVAとか、うっかり第二弾とか、うっかり劇場版とか、そんなのへの布石となるのかもしれないですし。

そういえば私、ハマりすぎてトラックバックピープルとかはてなリングを作ってたのですけど、参加してくださった方ありがとうございました。リングのほうは見事に放置だったので、何のお役にも立てていないのですが・・・

あー毎週せっせと感想書くほど楽しめてよかったなあ。大満足であります。

sophiesophie 2006/09/25 20:44 ついに終わってしまいましたね。ブログ読みながら思い出して涙が出てきちゃいましたよ(T T)
ここ何週かグダグダしていて見直す気もなく、最終回もさして期待していなかったのですが、いい終わり方でよかった。ハジも生存していてよかった。
でもネイサンは謎ですよね。ネイサンの外伝が本にならないかしら。
そして「語り継ぐこと」。私もあそこで号泣しました。こうくるか〜〜!って感じでした。「This Love」もいいですが、あのラストには「語り継ぐこと」ですね。
ほんとオープニングも変えてしまえばよかったのに・・・私は最後まであのオープニングには馴染めませんでした。

例によってTB出来ないので直接書いちゃいます。遊びにきてくださいね。
http://cat-sophie.seesaa.net/

pencapchewpencapchew 2006/09/26 00:43 sophieサマ!オハコンバンチワ!
終わっちゃいましたね・・・ホント、ちょっと前のグダグダっぷりがうそのように爽やかに終わってゆきました・・・結果的にハジの愛も報われたし、なんだかスッキリです。

ネイサン外伝、ホント読みたいです!つうかシュヴァリエ全員、いや、せめてカールたんとソロモンの過去だけでも構いませんので、外伝作って欲しい・・・

そうそう、「This Love」も素晴らしく良いんですけど、やっぱり「語り継ぐこと」のほうがしっくりきますね、この最終回には。小夜やカイが常に心に沖縄を抱いていたこともあって、最終回が近づくにつれ沖縄編のことばっかり思い出してたんです。私の中で沖縄編というとあの青空と夕焼けの色と「青空のナミダ」+「語り継ぐこと」のイメージだったので、OPごと逆戻りしてくれたらもっとよかったのに〜とか思っちゃいました。

あ、ブログ、必ずや遊びに行きます!

にゅげにゅげ 2006/09/26 01:38 姫、ごきげんよ〜。
>たっ助けて!軍が!早く逃げないとっ!!
最後までヘタレた小物感全開の飴ちゃんにラブでした。

どのキャラもそれぞれ納得いく未来に進んでいってるのが感慨深かったよ。

ソロモンとかカールたんは、スピリチュアルな存在になって、青空から小夜を見守ってるってことで。
カールたんの画がどうしても、うすた先生の画で浮かぶんだけど、どうしてだろう…

それにしても1年お疲れ様でした。
姫がやたらBLOOD+を連呼するので見続けたんだけど、見て良かった。途中、クソみたいな展開になってどうしようかと思ったけども。今ではそれもいい思い出ですよ。

いや〜、いい最終回だったね〜。

pencapchewpencapchew 2006/09/27 18:04 にゅげたま
一年間感想書きお疲れ様・・・!ヴァンちゃん、その後頭おかしくなってないか心配です。でも生きてたからいいのよね。行きてるだけで丸儲けよね。ちゃんとした結末でよかったよ。

で、そのスピリチュアルなお二人のスピリチュアル続編とか、外伝とか、読んだり観たりしたいなあ・・・。

ホント、途中ひやひやしましたけども、ちゃんと終わってくれてよかった!!どこかの種に比べたら恐るべき完成度だったよね、結果的に!地味・・・でしたけどね・・・

RadiotomRadiotom 2006/09/27 20:21 爽やかに終わりましたね〜。ほんと2週前ぐらいとか、「すわ、種デスレベルのラストを覚悟??」とか思ってしまってましたから。予想以上のラストで大満足です。
OVAでもいいので、シュヴァリエ外伝、私も要希望!!!あ、アンシェル兄さんはいらないんですけど・・・笑。

>青いバラだったらカールたん生存説になるところだった・
ちょ。それも要希望ですが、ものの見事に逝ってしまいましたからね・・カールたん・・
(涙)

pencapchewさんの丁寧な感想で、作品が持つ魅力を倍増して楽しめました。
ありがとうございました。

pencapchewpencapchew 2006/09/28 01:45 Radiotomサマ!!!

遂に終わっちゃいましたねーーー!!さ、寂しい・・・

>「すわ、種デスレベルのラストを覚悟??」

はい、もう、BL心中のあたりからちょこっと覚悟してたんですけど、全然大丈夫でしたね。続編とか新たなパラレルストーリーも作れそうな程度のナゾを残しつつ、サワヤカ〜に終わりましたねえ・・・オフシャルブックによるとIGさんってTVシリーズの経験がほとんどなかったんだそうで(知らんかった・・・)、結構試行錯誤しつつの制作だったようなんですよ。でも、試行錯誤した結果、納得のラストを描いてくれたことに感謝感謝!です。

>あ、アンシェル兄さんはいらないんですけど・・・笑。

ちょ、よく考えたら私も兄さんの外伝、い、いらない・・・!

カールたんフィーバーといい、ソロモン王子祭といい、作品を通じてみんなで盛り上がれて楽しかったですねえ。私、Radiotomさんの鋭い考察に毎回感心でした。歌姫を意味するDIVAに対し、「音無」の小夜、とか・・・

次回作もこのくらい・・・盛り上がれ・・・るといいなあ・・・