Hatena::ブログ(Diary)

世界音楽紀行

2012-08-27

第3回プログレッシヴ・ロック・フェス 〜真夏の夜の夢〜@日比谷野外大音楽堂

去る8/25、行ってまいりました

「第三回プログレッシブ・ロック・フェス〜真夏の夜の夢〜」

知る人ぞ知るプログレの大物たちが来日するこのフェス。

今回のメンツは

Barclay James Harvest(以下BJH)

VAN DER GRAAF GENERATOR(以下VdGG)

Goblin

というなんとまぁ濃いラインナップ。特にBJHは初来日、Goblinは昨年のイタリアンプログレフェス(秋)から一年空けずに再来日ということで、ワクワクしながら会場入り。

BJHとVdGGは詳しくないのであまり書きません。悪しからず…

1.BJH

正直ほぼ予習をしていかなかったのですが、英国らしい翳りのあるサウンド、段々陽が落ち夜の空気に変わっていくタイミングにはぴったりのバンドでした。まだPAがちゃんとできてなかったのか、ヴォーカルが少し聴こえにくかったのが残念。また野外で聴いてみたい。

2.VdGG

ピーター・ハミルが本当に凄かった。異常。いや、以上、


そして今回のお目当てのGoblin!

Goblinは「サスペリア」や「ゾンビ」といったホラー映画のサウンドトラックで人気を博したイタリアのバンド。クラウディオ・シモネッティ(key) マウリツィオ・グアリーニ(key) マッシモ・モランテ(gt) ティッタ・ターニ(Dr) ブルーノ・プレヴィターリ(Ba)の5人組。

「シャドー」「フェノミナ」等数多くのサントラ作品を残していますが、「ローラー」や「マークの幻想の旅」といった優れた非サントラ作品も世に送り出しています。

セットリストはコチラ

SEMagic Thriller

Mad Puppet

Dr.Frankenstein

Roller

E Suono Rock

Non Ho Sonno

L'alba Dei Morti Viventi

.Zombi

Suspiria

Tenebre

Phenomena

School At Night〜Profondo Rosso

鉄板曲盛り合わせとも言えるセットリストです。

陽も完全に落ち、紫一色に照らされるステージ。おどろおどろしいホラーなSEとともにGoblinのメンバーが登場。一曲目、Magic Thrillerからガツンとハードな音をぶつけてきます。

Goblinは元々ジャズロックに寄った演奏するバンドだったのですが、近年リズム体を若手(といっても40近い)のメタル寄りプレイヤーに入れ替えたことで、かなりヘヴィでメタリックな演奏をするバンドに変身しました。

ゾンビ」や「サスペリア」といったサントラ曲もメタリックにアレンジされててナイス!かなり古いバンドですが音的には同世代のプログレバンドより一回り若い印象を受けます。

そしてなんといってもGoblinはステージングが楽しい。

ドラムとベースの若手二人はメタルバンドかというくらい客を煽る煽る。それにつられるようにしてヒートアップする老人(失礼)3人組。

クラウディオは飄々と演奏し、手が空くと客の方を向いて踊ったり煽ったり。

マッシモは基本的にギターを見てる感じですが、ソロでは吼えるようなしぐさをしたりヘドバン(!)もしてました。そして何故かメロイックサインを連発・・・メタル爺である。こんなアグレッシブなプログレバンドはそうそうない!お客さんは基本座って大人しかったのが少し残念でした。立ってワーワーやりたかった・・・

プログレは基本的に演奏者も観客も小難しい顔をしながら小難しい音楽を聴くジャンルなので、客層的に仕方のないことなのかも。

そんなこんなで畳み掛けるように名曲を披露しライブは終了。ちょっとPAの調子が悪くてギターがハウってたり、グリアーニのキーボードが調子悪くて危ない局面もありましたが期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンスでした。

ウワサではまた来日するかもしれないとのことなので、プログレファン以外にも見てもらいたいバンドです。


猛暑のなか無事終わった夏のプログレフェス。次回も開催するらしいです。

もうそろそろ呼ぶ大御所もなくなってきたんだから次はアレア、バンコあたりを呼んでもらえませんかね!?まさかのキングクリムゾン!?

次回も楽しみです。

2011-04-10

MR.BIG  Japan Tour 2011 @金沢

いってまいりました。MR.BIGを見に。金沢まで。

f:id:penguincafee:20110410213802j:image

セットリストです。

1.Undertow

2.American Beauty

3.Daddy, Brother, Lover, Little Boy

4.Green-Tinted Sixties Mind

5.Take Cover

6.I Won't Get in My Way

7.Stranger in My Life

8.Once Upon a Time

9.A Little Too Loose

10.Road to Ruin

11.Still Ain't Enough for Me

12.Just Take My Heart

13.Merciless

14.I Get the Feeling

15.Where Do I Fit In?

16.The World On the Way

17.Voodoo Kiss

18.Carry On

19.Around the World

20.All the Way Up

21.As Far as I Can See

22.Addicted to That Rush

  • - - - - - - - encore 1 - - - - - - - -

23.To Be With You

24.Colorado Bulldog

  • - - - - - - - encore 2 - - - - - - - -

25.30 Days in the Hole

26.Baba O'Riley

最新作What if...からと、昔の曲もかなり。

結構充実したセットリストじゃないでしょうか?

途中のアコースティックパートでは被災地へのチャリティーソングを披露。

やはり20年来のバンド、ベテランの貫禄というか安定感のあるライブでした。

エリックも調子がよく、昔の曲も良く歌えていました。

今回ちょっと??だったのがポール・ギルバート。音作りがかなりジャキジャキしたハイ寄りの音になっており、バンドの音に負ける・・・

ソロの時は多少よかったですが、リフが聞こえない・・・

時代の移り変わりで本人のスタイルも変わってるんでしょうが、MR.BIGのサウンドとしては合っていないんじゃないかなぁという印象。

対して全くぶれてないのがビリー・シーンのベース。

基本的には緑のYAMAHAで、あの音であのプレイを連発。

少し歳はとったかもしれないけど、「ビリー・シーン」としての魅力をバリバリ出していました。

ソロタイムではお決まりのというか、ビリー印のフレーズ満載w

あれを見れただけでもベーシスト的にはかなり満足。

選曲は安定の選曲って感じですが。一番感動したのはラストのBaba O'Riley。

The Who名曲ですね。

シーケンサーの部分をギターで再現し、ベースでピートとジョンの2役をやるMR.BIGスタイル。

そしてラストのパートでビリー・シーンの怒涛のソロ。

2階席で見てたのですが、全体的に盛り上がりがイマイチだったような・・・

カバー曲だからしかたないかもしれませんが、MR.BIGは結構やってるんですけどね。

ポールの音がうーん・・ってとこを除けば、個人的にはかなりよかったライブでした。(ビリー・シーンが見れたしね!)

まだツアーは続くので、機会があれば見に行くことをオススメします!

その後は金沢兼六園にいったり名物ハントンめしを食ったりして終了。

ごちそうさまでした。

2011-03-06

哲J・ディジュリドゥワークショップ&Live@民族楽器コイズミに行ってきました!

というわけで今日は日本を代表するディジュリドゥプレイヤー・哲Jさんのワークショップ&Liveを京都のコイズミ楽器さんで受けてきました!!

私が東京にいるときにも哲JさんのWSは受けたことがあるのですが、必ず何か気づくことができるWSだと思います。

まずは軽くウォーミングアップの後に口の中で作る倍音から。

そしてそれを維持したまま循環呼吸。これが曲者ですね。のどを巧く使って鼻の奥で吸うようにする・・・・うーん難しい。

一人で練習するときも呼吸の際倍音を崩さないように練習してるのですが、まだまだですね。

ディジュリドゥを演奏する上で腹筋とノドの重要性を再認識。

その後はリズムについて。

リズムを創り出す上での「呼吸」の重要性。これがまた深い!

哲Jさんのリズムを聴いてると、体感的には「楕円」のリズムだと思いましたね。

ベースでやるリズムが体に染み付いてるので、新鮮というか新たな発見が。

舌でリズムを作る際に一番難しいのが低音をしっかりつなげること!舌と唇を一緒に動かして音がブツ切になっちゃいけないんですねー。

ここをしっかりとクリアして、常にドローンが鳴っている状態にすることが一種の「ディジュリドゥらしさ」を出すポイントですね。新たな発見がいっぱいのWS

でした。


その後哲Jさんのアコースティック・ライブ。なんと2〜3mくらいの至近距離で、PA無しの生音・そしてディジュリドゥ一本の音をガッツリ堪能できるそれはもう贅沢なライブでしたー。やっぱりディジュリドゥは生で聴く楽器ですね!


小さめのイダキと大きめのジャルーイダキを使われていたのですが、私は小さい方のイダキに圧倒されました。ディジュリドゥの不思議なところで、大きいから音がでかいとかローが出るとかそういうもんでもないんですね。

もう低音がまわっちゃうんじゃないかってくらいヘヴィで、それでいて高音も煌びやか。最高のサウンドでした。

曲は、イダキを使った即興・何曲かの伝統曲。更にディジュリボーンを使ったコンテンポラリーな曲も一曲。

イダキについてや、アボリジニについて、その文化についての話も交えながらの充実の1時間。まさに倍音のシャワーを浴びてみも心もリフレッシュ!

ゆったりといい時間が流れていたと思います。最高の一日でした!



そしてなんと!来月4月には!超絶タンバリン奏者 田島隆さんのライブ&タンバリン教室がコイズミ楽器で行われるとか!

これは要チェックですよー!

D

タジバリンを駆使しタンバリンの概念を覆す圧倒的プレイ!ドラムとベースを同時にやってスキャットだと!?化け物かぁ!

教室もレギュラー化されるようなので要チェックですね。これを機にタンバリンはじめようかな・・・・

2010-12-14

ゴピチャン  そしてベンガルの吟遊詩人「バウル」の唄

今回はインドの1弦琴「ゴピチャン」とそれを使うベンガルの吟遊詩人「バウル」のことを紹介します。

f:id:penguincafee:20101214205857j:image

ゴピチャンはインドの「バウル」が使う1弦の楽器。瓢箪や木でできた共鳴胴の底には皮が張ってあり、二枚の竹の間に弦が一本。竹の部分をつかむと弦がたわんで「ビョンビョン」と音程が変わります。

D

激しく弾くとかなりアグレッシヴな音もでます。しかし、バウルが実際に使っているところを見たところ、基本はたわませたりせずに唄のキーにあわせてドローン音的な鳴らし方をしていました。竹がたわむのは微妙なチューニングが可能だからみたいです。

そして、先日ベンガルの吟遊詩人バウルのライブを見てきました。

日本人バウル、かずみまきさんとバウルの第一人者、サドン・ボイラギ氏が出演。

D

かずみまきさんの歌。動画で見ても感動が蘇ります。

バウルはベンガル地方で活動する吟遊詩人。その宗教観というか思考は独特で、あらゆる宗教やカーストなどに束縛されず、また人間の体自体に神が棲んでいるという考えを持っています。かずみまきさんの言葉を引用すると、

バウルとは… 唄をうたう修行者

   風のように何ものにもとらわれず、

      自らの内なる神を愛し、

         その愛に酔う。

と言っています。彼らの歌はまさに魂を開放させるような歌です。かずみまきさんの歌を聴いた瞬間全身鳥肌、涙が出そうになりました。まさに本物。

音楽的には、グングルとフィンガーシンバルをメインに躍動感溢れるリズムを刻み、ゴピチャン・ドータラ・タブラ・アナンダ・ラホーリーなどの楽器を使います。

このアナンダ・ラホーリーというのが非常に面白い楽器で、小さい太鼓に弦が2本ついており、それを張ったり緩めたりしながら巨大なピックのようなもので弾き、リズムを刻みます。

彼らの活動は多分に宗教的な意味を持っていると思いますが、経典などは持っていません。ここにも何者にも属さず、束縛されないという考え方が現れているのでしょう。

彼らは日本各地でも割と頻繁に演奏を行っているようです。

彼らが近くに立ち寄った時は、ライブに足を運ぶことを強く勧めます。

純粋に素晴らしい音楽と、彼らの考え方に触れることで、悩みなど全て吹き飛ぶでしょう。