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ふつうに事実婚ブログ このページをアンテナに追加

2009-10-27

ニュースに掲載:夫婦別姓の民法改正案が通らない4つの理由

私が本名&本職のブログで書いていた記事が、このたび「ガジェット通信」というニュースサイトの記事に掲載されました。

夫婦別姓民法改正案が通らない4つの理由

http://getnews.jp/archives/34308

この記事は、エキサイトニュースライブドアニュース、そしてmixiニュースにも配信されていました。それぞれにコメントがつくのでしょうか、ちょっと怖いなあとも思い、でもいろいろな人に読んでいただけるのは嬉しいなあとも思っています。

ただ、この記事自体はだいぶ前に書いたもの。民主党政権になることも想像できませんでしたし、むしろ廃案になるのだろうなという気持ちで書いたものです。これから補足したいことなども出てくると思いますが、適宜コメントをいただければ幸いです。

2009-10-02

継承する名字とそろえる名字

夫婦別姓に関する議論、制度として認めてもよいのではないかという意見と、家族の絆を損なうという反対意見が交わされているようですね。

名字は、自分のルーツを継承していくという役割と、家族の単位を表す役割の両方を持っていると思います。そして、父系の継承が主流である以上、娘に生まれたら自分の実家の名字を継ぐことをあきらめなければならなかった。婿養子というのは、婿を仮想的に「息子」として跡継ぎにすることで、女の子が継いでいくのとは意味も違うのです。改姓した「嫁」は、見かけ上実家との絆を断ち切られます。実際、ある石油系のカード会社に問い合せたところ

夫の両親とは家族会員になれる(同姓だから)

自分の両親とは家族会員になれない(旧姓とは違う姓だから)

という返答をいただきました。

夫婦別姓という言葉は、別の姓だという印象を与えるかもしれませんが、複数の姓を継承していくという仕組みの一つにもなり得るでしょう。私は、父母の姓を緩やかに継いでいける仕組みも悪くないな、と思っています。以前このブログにも書いた、スペイン人も父母の姓を継いで自分でどちらを残すかを決定するとか。姓は無限には残せないので、世代を経るうちに消えてしまうものもありつつ、自分の父母、祖父母とさかのぼるといろいろな姓やルーツがあって、今の自分があることに気づく。これは素敵な絆だと思うのです。

スペイン人は父と母の姓を継ぐ」

http://d.hatena.ne.jp/penguinsnest/20090227/1236670021

父の姓と母の姓をおおらかに継承していくブラジル人の話とか。このブログでは日本での姓の扱いについても説明がわかりやすいです。

「別姓が家族の絆を壊すならブラジル人はどうなる」(百一姓blog

http://hyakuishou.exblog.jp/12044252/

2009-09-29

通常国会での夫婦別姓(民法改正案)・反対意見は意味不明

千葉景子法務大臣が会見にて、来年1月からの通常国会に選択的夫婦別姓を認める民法改正案を提出すると述べておられました。

夫婦別姓法案、通常国会にも提出 千葉法相 (NIKKEI NET 9月29日)

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090929AT3S2901029092009.html

mixiの日記やYahoo!ニュースのコメント等で、反対意見が数多く投稿されていますが、どうも私にはそれが理解できません。家族が崩壊する、同姓を名乗るべきだ、なら結婚しなければいいというコメントは、もはや意味不明です。

日本では、結婚しようとするカップルは、婚姻届を出して登録するという身分登録制度を採用しているわけですが、婚姻届を出す際には片方が姓を変えなければ受け付けられない。そのため、いろいろな理由で(仕事上の理由、生来の姓を保持したいという理由、生まれた家の氏を残したいという理由など、ここは人によって違うと思いますが)姓を変えたくない場合には、

  • 旧姓を通称として使う
  • 婚姻届の提出を保留して事実婚(「妻(未届)」など)

という手段を使いながら、「結婚しています」ということを周囲に示すしかありません。このブログの管理人も、結婚式を挙げたけれど「妻(未届)」のまま10年になりますが、親戚づきあいや周囲との関係は、このブログに書き綴ってきた通りです。夫婦がそれぞれの姓を名乗る方法は、旧姓使用にしても、事実婚にしても、それぞれなりのリスクが存在します。それでも「改姓しない」ことと「結婚している」ことを両立させる努力が、それぞれの夫婦によって続けられてきました。それをさして

家族が崩壊する・名前を変える覚悟がなければ結婚しなければいい

とコメントするのは、筋違いだと思うのです。

法改正がなされても、大多数の夫婦は今まで通り、夫の姓で同姓を選ぶでしょう。敢えて別姓で、しかも婚姻届を出したいと考えている人は、本当に家族の崩壊を狙っているのでしょうか?

もう一つ。既に見かけ上は別姓の夫婦は存在するのです。身分登録との齟齬という問題については、以下の記事をどうぞ。

身分登録の問題として民法改正(夫婦別姓)案を考える

2009-08-27

夫婦別姓を導入したら活用しますか?というアンケート(産経新聞)

産経新聞で、「「夫婦別姓」/「導入したら活用する?」という記事でアンケートを実施しています。9月1日〆切なので、選挙の結果は出ていることだと思いますが、そのときの政権に与える影響があるかもしれません。

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090827/sty0908271312003-n1.htm

http://sv4.activecr.com/question/SankeiAk/eank_0324/eank_0324.cgi

ただ、この質問は

 (1)「夫婦別姓に賛成か」

 (2)「国として夫婦別姓を認めるべきか」

 (3)「夫婦別姓が導入されたら活用するか」

となっているようなのですが、(1) は、「自分が夫婦別姓を選ぶか」なのか、それとも「制度として夫婦別姓を認めるか」なのかがはっきりしません。

通称使用(ダブルネーム)や、事実婚(住民票と戸籍の続柄が違う)という状況は認めるけれど、夫婦別姓は認めないという人もいるのかしら、と考えました。

2009-07-23

民主党政策集に「選択的夫婦別姓の導入」が記載

2009年7月23日03時55分に更新された読売新聞の記事によると、民主党マニフェストの基となる政策集の要旨にて、「選択的夫婦別姓の導入」が記載されていました。

民主党政策集の要旨…マニフェストの基

子ども男女共同参画】月額2万6000円の子ども手当支給▽55万円の出産助成金支給▽選択的夫婦別姓導入

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090722-OYT1T01255.htm

民法改正情報ネットワーク(mネット)でも、「民主党議員への民法改正に関する緊急アンケート」(トップページ http://www.ne.jp/asahi/m/net/ に記載)が実施されており、この件に関して積極的に取り組んでくださっている議員の方は、即答くださっていることが読み取れます。