なんなりと

茶合

デザイナーの武田さんがいらっしゃいました。
仕事の打ち合わせと、あとバッグの注文があったので
改善点について話をしておりました。

バッグとはこちらです。

取っ手のところが津軽塗りとなっています。
これは、五代目が4,5年使っているもの。
実際に使ってみて、気になる点を改良しようとしていました。

また、HPからの問い合わせで、抹茶茶碗を制作してほしいとの注文も
ありました。その後、抹茶茶碗の修理の依頼も入りました。

今日は、漆教室に通ってる方とそのお姉さまがお見えになって、
煎茶で使う「茶合」を注文されました。
煎茶のお点前は見たこともないので、いろいろ勉強になります。
初めて「茶合」というものを知りました。

実際にお点前を拝見したいので、次回は是非披露して下さいね。
相変わらず、姉と妹のやりとりが面白っす。
そして相変わらず褒め上手で、玄関のお花まで褒めて行って下さいました。
美味しいケーキ、そして楽しいひと時、ありがとうございました。

この前まで、大きな漆扉の制作していましたが、ホントにいろいろな
商品の制作をします。
大きなものから小さなものまで、なんでも制作します!

日本人は日常生活の什器類で漆を使ってきました。
当たり前にあったものですが、徐々に需要がなくなってきています。
科学技術の進歩で様々なものが作られるようになったからです。
古くて新しい天然漆の良さを見直してもらえるよう、古い伝統の
中に新しい変化を求めて、いろいろなアイテムに取り組んでいます。
機能性・実用性・漆の特性を考えながら制作しております。


最近の弘前の様子
林檎の実がなっていました。

でも、今年は朝晩が寒く、受粉の手助けをする「まめこばち」という
蜂が寒さで上手く動けず、実のなりが悪いそう。この事を「からまつ被害」と
言うんだそうです。
自然を相手にする農家さんは大変です。
自然の厳しさを受け入れて、そして自然の恵みを分けてもらえる…
農家さん、自然に感謝したいですね。