リーグワンのレギュラーシーズンが終わってプレーオフ(と入替戦)に突入ですが、プレーオフに入る前に各チームの通信簿を作りました。
1位 ブレイブルーパス 85点 チームMVP:FB松永
前年度王者として堂々の1位通過は立派。モウンガを中心とした重層的なアタックは魅力的かつパワフルで、総得点741、総トライ110はいずれもリーグ最多。PGがわずかに3というのもすごい。100点にしたいところだが、レヴズに2敗したのはちょっといただけない。松永は全チーム通じてのレギュラーシーズンMVPでもいいくらいの出来でした。
2位 ワイルドナイツ 80点 チームMVP:SO山沢京平
堀江の引退と松田の移籍に加え故障者続出でさすがに陰りも見えたが、層の厚い選手層でカバー。特にSO山沢京は代表レギュラーも狙えそうな勢いで成長した。ただ、さすがに下降線モードに入ったかなという感じは否めない。過去のシーズンのような絶対的な立場ではなくなった。
3位 スピアーズ 85点 チームMVP:HOマークス
前年度はなんと6敗でプレーオフも出られず。ここからよく戻しました。プチ・スプリングボクスのラグビーに磨きがかかって、面白くないけど、ちゃんと勝ってるのは立派。リクルートも進んではいるが、主力の高齢化は気になる。
4位 ブルーレヴズ 100点 チームMVP:全員
文句なしのレギュラーシーズン。特にルーパスに2勝、ナイツに1勝はすばらしい。これがサンゴリアスやイーグルスに出来ないのが謎なんですが・・・。SH北村は新人王どころか、代表レギュラーも狙えそう。
5位 スティーラーズ 70点 チームMVP:LOレタリック
昨季も5位。今季も5位。定位置ですなw シンプルで無駄のないアタックがやりたいのはわかるので、だからこそ来季はディフェンスを整備してほしい。LOレタリックは言わずもがな、FLコストリーはリーグを代表する選手になりつつある。
6位 サンゴリアス 55点 チームMVP:CTBプニヴァイ
過渡期ならではのカオスと言いますか、チームの骨格がようやく見えてきたころにはシーズンが終わってました。取りこぼしもあったけど、なんとかプレーオフに滑り込んだのは救い。首脳陣は来季が勝負。CTBプニヴァイは個人的にはリーグ最高の13番。
7位 ブラックラムズ 70点 チームMVP:SHペレナラ
一にペレナラ、二にペレナラ、三四が無くて、五にペレナラ。ペレナラ一人でチームが変わった。Xファクターにもほどがあるペレナラさんのおかげで大躍進。イケイケのチーム体質にマッチしたのでしょうね。来季は真面目に6位が狙えると思います。なお、もう一人の立役者は、FL/No.8のギル。
8位 イーグルス 50点 チームMVP:WTB石田
余計な負けがとにかく多すぎた。しかも、これまで格下だった、ボアーズやラムズ、ヒート戦を落としたのは沢木らしくない。デクラーク筆頭に主力に負傷者が続出したとはいえ、いろいろ限界が来ちゃった感じで、首脳陣総とっかえの噂も当然か。WTB石田は代表に呼ばれなかったら嘘。
9位 ダイナボアーズ 50点 チームMVP:吉田杏
毎年毎年こんな感じなんですが・・・。ちょっと殻を破れなくなって、中堅よりやや下が定位置になってきた感じ。何が足りないのかといえば全部。あと、品格。FL吉田杏は移籍して大正解。あと、WTBナコは個人的にですが、大のお気に入り。
10位 ヴェルブリッツ 0点 チームMVP:HO彦坂
10位なんだーw せっかくのSO松田獲得も、ハンセンの目指すラグビーと全く合ってないように見えた。まあ、松田は頭がいいのでフィットするだろうと思っていたらシーズンアウトの大怪我。来シーズンが見ものですな。シーズン終盤になって失点が減ってきたのはいい兆候では。そして、どれだけ選手を集めようが、チームの根幹となるHO彦坂みたいな選手が光るわけ。
11位 ヒート 60点 チームMVP:No.8マテーラ
シーズン後半はDFが崩壊してしまったが、今シーズン前半の最大のサプライズチームとなりました。守りとフィットネスをちゃんとやれば何とか試合になるし、接戦に持ち込める。スクラムも悪くないので、もし残留できるなら、来季はもっと良くなるはず。マテーラは格が違いました。もう少しいてほしいな。
12位 D-Rocks 20点 チームMVP:SH飯沼
2シーズンのDiv2生活で染みついた錆は簡単には落ちなかった・・・。何やってもいいとこ無しで辛いシーズンになってしまいました。残留してもこの内容では来季も厳しくなると思います。あと、外国人使い過ぎ。SH飯沼は孤軍奮闘。仕掛けも好きだし、見ていて気持ちがいい。
明日からプレーオフです。優勝はルーパスの予想。