先週の名古屋に続いての神戸ですが、

リクエスト曲のセンスの悪さに唖然とする。

いや、ちがう。

俺の嗜好がマイノリティーなだけで、

こうして演目となっている以上は

それだけ支持している人がいるということなのだ。

自分こそが反主流派であることを再認識しないといけないな。反省。

それにしても、今のヲタって本当に牙抜かれてるのね。

新・AV時代

新・AV時代

ノンフィクション作家の本橋信宏の自伝的ドキュメンタリー小説。

このブログを読んでくれる人は「あんたも好きねぇ」と思うかもしれないが、

この本は違います。

村西とおる高橋がなりの最盛期とどん底をともにした作者が

実に冷酷かつ情熱的に当時の記憶と出来事をつづったもので、

言いすぎを承知で言えば、

日本のサブカルの(ほんのわずかな)一部の記録と言ったところか。

アダルトビデオと言う時代の徒花と

自身の結婚や親の病気といった時代とは何の関係もないことが

全く同じ筆致でつづられている文章に「人間がそこにいる」感覚を味わえる。

クライマックスの○○親子の慶応幼稚舎受験話と、

高橋がなりが泣きながらカメラを回すシーンは必読。

なお、この本は私が希代のネット書評家だと勝手に思っている

id:erohen氏のブログを読んで、購入しました。