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「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」(DVDレンタル)を観る。面白かった。
監督:原恵一
「クレヨンしんちゃん」はテレビでも観た事ないけど、名作と讃えられていたので観てみた。
中毒と解毒の話。
最初の展開は笑えなかった。
①新しい文化を創り出せず懐古趣味に走り、中年が幅を効かす現代日本。そういえば映画「ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]」も夕日がレトロの象徴だっけ。
②オトナのコドモ化と育児放棄。
上の2つが描かれてるのを観て、なんか久々に真正の「預言の書」を見つけた気分。この映画、結構子供にとってトラウマ映画になるんじゃないだろうか。
オトナがコドモになるなら、コドモがオトナになる。良い意味で予想通りの展開。でも同じ事をやっていても、コドモの方がリアルに遊んでるような気がするのは羨ましい。オトナはどうしても遊んでるフリみたいだ。
で、オトナを大人に引き戻すのが、現実の臭さ(足のニオイ)というホロ苦さ。大人という現実に引き戻される時、回想シーンが挿入されるが、その回想の日常がせせこましい(つつましい)ことっ!!
まあ、実際のところ「夢」というか人生の楽しい部分は せせこましい日常の中からこじ開けて取り出すしか無い訳で、小説とか漫画とかゲームとか映画とかばっかり溺れちゃ駄目だと気付いた途端、「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」を観るのを止めた。という事もなく、最後まで観た。面白かった。
感想リンク 岡田斗司夫 ARTIFACT@ハテナ系さん ○△□さん
(さいたま新都心・つたや)
「映画監督になる方法」(DVDレンタル)を観る。途中で観るのを止めなければ、面白いと錯覚するかも。*1
監督・脚本:松梨智子(id:tomokom) 出演:町田マリー(苺) 松梨智子(主演狙い女優)
3人の自主映画監督がメジャーを狙う話。あと、20分カットすれば面白かった気がする。エロあり。
主演の男の人は北村弁護士(「行列のできる〜」)を意識した役作りだろうか。あと何でサカナ持って追っかけないのかなとか(絵的に楽しいと思うけど)
音量が急に大きくなったりしたのは、ソフトではなく こっちのハードの問題?
映像特典の対談で内田けんじ(「運命じゃない人」監督)が、賞を通過したその後を語ってる。
映画の企画のプレゼンは「ちょっと涙目で」「選ばれなかったら僕死にますよ、みたいなプレッシャーを」「いつでも僕は自殺できるんですよ、というプレッシャーを与えることが大切」との事。
*1:実際、鑑賞後、時間が経てば経つ程「面白かった」ような気がしてきた。シンプルに言えば、つまらなかった