千代田区らへん

 今日はオカケン展覧会@四谷、そして以前に在籍した会社の脇を抜けてP社まで回り、ちょいとした相談。その後に日仏で黒沢清トーク付き上映会、のあとペン大のはずだが予想より遅くなりレッスン断念。いや手許の仕事を片付けることが先決なんだけどちょっと落ち着かなくてこれじゃまるで休日だ。というか昨夜が朝8時まで寝れず昼前に起きたら頭痛くて仕事どころでは無いという効率の悪さ。人間は24-5時間周期くらいで生活した方がいいですね、36時間とか48時間で生活していた一部の天才達を除き。

季節の終わりと始まりと

 とても悲しいニュースがある、多分君も気付いている、って『悲しい歌』を引用することはないのだけどテクノの春は、終わった。などとしょうもなく茶化してもしょうがない。
・EFA逝く(id:ken-go:20040405)
 このKen-goさんはフロッグマンのケンゴさんであってるんだろうか。
ライジングハイのCASPER POUND死去
http://www.bounce.com/news/daily.php/3281/headlineclick
 私自身はXL とかロッテルダムテクノよりだった、とはいえRising Highは友人らがロゴ入りのキャップをかぶっていたり(それかアナーキックのバンザイキャップ)、当時の地元のShop 33なんかにグッズがあり、私の中でもあの<マジック・イヤー> '93年の一部をなしている。
 それらが一気にアンダーグラウンドから地表に上がった'94年の中ごろには私はフロアからは遠ざかってしまい、クラブに行ったとしても以前のように踊るわけでもなくラウンジ的な作法で適当な時間には切り上げるというスタイルに変わっていったのだけど、それはもちろんあの時代を特別にするためのごく個人的な喪でありメランコリー者のそれに近いものだった。つまりは忘れられなかったのだ、世界が変わる時のあの軋みのような音色(それは吹き鳴らされるラッパ)を、聞いてしまった快感を。
 いうまでもなく世界なんか変わらなかった10年後の今日までも、時たま訪れる天使の羽を肌に感じる瞬間に、私達は耳を澄ます。そしてあの音を、共に聴いたはずの彼の死を悼む。