ピーター藤尾 チリの風

2018-08-13 チリの風  その795  2018年8月6日―12日   

    

サンティアゴは最高気温が20度を超える暖かい天気が続いています。このため、春の気配が強くなりアーモンドの白い花が咲き始めました。しかし花粉症の私にはこれから厳しい期間になります。一日だけ火曜日に少し雨が降りました。

いつも一人で山に入りますが、今週のトレッキングは仲間と一緒に。すると山歩きと会話を楽しめますね。

久しぶりにクラッシクピアノのコンサ−トに行きました。

土曜日のサッカ−教室は20名を超える参加者で楽しみました。

日曜日のマラソン練習は3名で。まだみんなと一緒に走れませんが、毎週、少しづつ調子が良くなっているのがうれしい。 

悪いニュースは犬に噛まれたことです。散歩をしていると近所の家の犬が道に出てきてガブリ。区の市民安全局に連絡したらパトカー病院の緊急科に連れていってくれました。ちゃんと手当を受けたので順調に回復警察にも被害届を出しました。

政治

ピニェラ動向

日帰りでコロンビアに。新大統領デゥケの就任式に参加。他の国の大統領とも面談。付き合いですね。

しかし今週のニュース大臣の交替です。3名の大臣が替わりました。マスコミで意外な交替と言うコメントもありましたが、最近、彼の人気が落ちているので、その回復手段として大臣交代の方法を選んだのでしょうか。

素人の私には、教育大臣は例のビンゴ発言で悪名を呼びましたが、後の二人は何故更迭されたのか不可解。問題視されていた厚生大臣は据え置き。

これは教育大臣だけの入れ替えでは問題となるので、ショックを和らげるため他の二人を道連れにしたのではと推測します。その3人はたった5か月の任期でした。

野党側はピニェラに大臣を選ぶ目が無いからこんなことになると馬鹿にしましたが、民主化してから今回は短期間の大臣更迭としては2番目でした。1番短かったのはバチェレットの時。ピニェラを馬鹿にすると同じ理屈ではバチェレットはもっとアホと言うことになりますね。

その大臣交代式はテレビで実況中継されましたが、その中でピニェラは経済成長について語り、現政権時の成長は前政権時より明らかに上向きと自信を見せました。

バチェレットはピニェラの言う成長は見せかけだけでしょうと嫌味を言うとどの数字が本当で、どれが見せかけなのか議論になりました。確かに政権交代数か月で大きな政策変更が無ければ、現政権が良くなってきたと言うのは前政権のおかげかな? ピニェラは各大臣に経済の発展の様子・問題点をはっきりさせるよう指示を出しました。バチェレットの嫌味が効いたようです。

ところで任命された一人の大臣の過去に問題があるとかで即時辞任を要求する声が出ています??? 

その他では軍隊予算をコデルコ銅公社の売り上げから引き抜くのではなく、通常に国会で予算審議をして作成することになりそうです。これは来週からの大問題になりますね。

バチェレット動向

3月に任期を終えればもう姿を消すと思ったけど、大間違い。毎週ニュースになっています。今週は国連人権保護局の上位の席を彼女に用意したと発表しました。ジュネーブで4年間住むことになりそうですね。

人権保護の仕事をするなら、ベネスエラやニカラグアなどの左翼政権援護はすべきでないと言うクレームも出ています?

それからピノチェット政権時に左翼を拷問殺害した軍人が何人か刑務所を出て自宅拘留になった処置が正しいか誤っているか問題になっていますが、裁判所内でも、一致した見解が無く各裁判官によると言う様子。それは国として一致した判断を持つべきではないでしょうか。

経済

世界ランキング

政治・経済インフラ社会組織の発展度合いを比べるレップトラックのランクチリ世界26位、南米のトップでした。いつもそうですね。

銅の価格は2.78ドル為替は1ドル654ペソとほとんど動きません。ストに入ると言われた鉱山もエスコンディーダなど第3者の手を借りて話し合いが継続し、もめているが究極の混乱にはなっていません。

新車7月までの販売は23万台と前年対比22.4%ップ。この数字はラテンアメリカのトップ。無理して車を買っているのかな?もっともメキシココロンビアアルゼンチンではマイナス成長ですからね。

一般

カトリック動向

話題になっている大司教のエサッチのニュースが二つ。

先ずカトリカ病院入院しました。検査のためと言われますが、マスコミから逃げるため入院と違うかな? 

そしてもう一つは国籍問題。彼はイタリア人ですが、バチェレットの時に特別に国が彼にチリ国籍を授与しました。それがここに来て、議員から性犯罪事件容疑者になるだけで国籍特別授与のベースは無くなったから国籍をはく奪すべきと言うもの。もうおちおち眠れないでしょうね。       またカトリックの事務所に手が入り、書類を押収されました。

マスコミにも出る有名な神父が性的暴行の疑いで捕まりそうとか。つまりまだまだ問題は広がりそう。

カトリックが所有するサンティアゴ土地を何百万?で売りに出すとか。金が必要なのかな? 

先週のローマ法王ブラジルアルゼンチン政治関係者の面談についてチリの新聞批判的なコメントが載りました。誰の目にもおかしいですね。チリで所有地を売ってその金を誰かに渡し、神父の事件を軽くしてもらうつもりかな?まさか。

夏時間

日本で夏時間が話題になっているようですが、身体に悪いとか、飛行機汽車時刻表が混乱するとかの反対意見を見ました。チリではもう何十年もこの仕組みを使っていますが、そういった問題は起こっていません。

バチェレットの時代に1年中夏時間を使用したことがありますが、朝9時近くまで太陽が出ないのには困りました。さすがにそのエラーは翌年、取り消されましたが。

ピニェラは何と夏時間を今週から実施。土曜日朝7時半に明るくなっていたのに日曜日の朝は8時半まで真っ暗、夏時間を冬に使うとこうなります。日曜日のママラソン練習は9時出発ですから、ウォミングアップに外に出るとまだうす暗く調子が出ません。がっかり。もっとも夕方6時半に暗くなっていましたが、今日から7時半まで明るいです。

自殺

何とチリで自殺が一番多い世代は80台とか。10万人当たりで17.7人。それに次ぐのが70台の15.4人。20代は12.5人。つまりチリでは中高年の生活が困難と言うことを表していますね。

罰金払い戻し

製紙業界の談合から全市民に7千ペソの罰金を払うことになりましたが、今週私の口座に6700ペソが振り込まれました。300ペソは手数料とか。銀行はこの手数料で何億ペソも儲かりますね、不愉快

スポーツ

サッカー 

国内リーグ戦勝ち点のトップだったカトリカとコンセ大学はそれぞれ引き分けと敗戦だったので、今週はカトリカが首位、コンセ大学が2位になりました。人気のコロコロチリ大は、それぞれ勝って5位と6位になりました。

チーム別の南米大会で一番重要なリベルタドール杯に参加中のコロコロは2回戦でホームブラジルのコリンチャンに勝ち、次の敵地で勝つか引き分けるとベスト16になります。



以上