ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

震災から18年たったけど

神戸の震災から18年目を迎えました。18年もたちましたが、家の近所には未だに更地が点在しております。

実際に復興したなぁと感じたのは、震災から10年ほどたってからです。でも未だに元に戻っていないところは点在しているのです。
神戸とその近くだけでこれだけ時間がかかったのですから、東北の復興は20年くらいはかかるだろうなと思っています。仮設などの生活が3年、5年とつづくと思います。頑張らないで、ぼちぼち、長生きしてやっていくしかありません。とてもつらいことです。

僕も土地はあるのに規制がかかって自宅を再建できたのは震災から5年後。その間に消費税が3%から5%にあがり、2軒の住宅を借りていたので、その家賃分の数百万円が手元から消えて無くなりました。あの分を入れたらもう少し良い家になっていたのですが、どうすることもできません。
震災後、被災者(一世帯)に20万円の支給と10万円の支給、それにお餅1キロをいただきました。会社やその関連、友人たちから頂いたお見舞いの方が多かったのも事実です。壊れた家を廃棄する費用の90万円を国が肩代わりもしてくれました。
そして震災から15年後に義援金の精算ということで30万円(一世帯あたり)をいただきました。
つまり15年間で受けた支援は一世帯あたり60万円とお餅1キロです。東北は規模が大きいので、もっと少ない支援になると思います。

国や自治体は思っているほどあてになりません。「ぼちぼち」「がんばらんといて」「なんとかなりまっせ」としか東北の人たちにかけてあげる言葉がありません。でも面と向かってたぶん言えないだろうなぁ。