ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

さよならHOゲージ

男の子が生まれたということで、親父が最初に買ってきた鉄道模型がHOゲージです。
これは僕の感ですが、親父が最初に買ったのがこの写真のEF58をデフォルメしたED58と、デフォルメされたブルートレインだとおもいます。そして同時にジオラマに使うフレキシブルのレールを購入。このレールが扱いにくいので、プラレールのようにつないでいけるレールを買い足し、僕に動くところを見せていたとようです。

もともと大人の遊び道具ですから親父がいないと動かせない、幼児には使えない、結構高価(今でも)なので壊すと大変、ということで、お袋がトミーのプラレールを発見し、一時的にプラレールにシフトしていました。

しかし、小学生になるとなんとなく配線もわかり、自分で動かすようになりました。たまにモーター車両を同じレールの上に2台走らせてモーターを焼いてしまい、親父にどやされることもありました。ハンダ付け、交流の整流、直流のプラス・マイナス、絶縁などこのおもちゃで覚えたと思います。
社会人になって給料がもらえるようになったら、HOゲージのジオラマを作り、シーケンスによる自動制御でと考えていたので、高校でのシーケンスの勉強はすごく頭に入り、後に会社で生産ラインに使われる機械の制御回路を設計するのに役立ちました。ほんとこれ以外勉強していなかったような・・・。でも、実際ジオラマを作るよりも音楽に夢中になり、飾り物になっていきました。

震災で玄関に飾っていたHOゲージもダンボール箱の中に。いとこの子どもが使えそうなので、半分ほどいとこの家でつかわれましたが、それ以外はずっとダンボールの中、動かさないのでドンドン劣化してしまいました。思い出もいっぱい詰まっていますが、どうすることもできず廃棄です。たくさんの思い出をありがとう、そして残念だけどさようならします。