Hatena::ブログ(Diary)

二面楚歌 断章

2011-07-11

スコアとそれに対する忠実さと演者としての魅力についての一考察

ショパンが詰まらないと言う話を亡友にしたら「誰で聴いてるんだ?」。

家にあったアシュケナージだと答えると、「そんなの聴いてるからいけない、アルゲリッチを聴け!!」

聴いてみるとまるで違うので驚いた。 指揮者でもオーケストラでもそう。 スコアに忠実なだけの奴は大抵詰まらない。

カラヤンのベルリン・フィルで聴くマーラーより、インバルのフランクフルト放送響で聴くそれの方が、良し悪しはともかくとして、私には面白い。

落語でもそう。 口調が良い奴は上手そうに聞こえるが、詰まらないのが多い。 蹴躓くような口調でも、滑舌が悪くても、言い間違いが多くても、面白い噺家は面白い。

スコアに忠実かどうかと、演者としての魅力はイコールではない。

正確無比なウラディミル・アシュケナージより、ブレまくりなマルタ・アルゲリッチの方が、私は聴いていて面白い。

K-POPを礼賛して日本のアイドルを貶す向きは、この辺りを閑却しているように思えてならない。

まぁ、そもそもそう言う連中は、アイドルなんざ碌すっぽ見ちゃいないのであるが。

Connection: close