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2012-03-28 [社会]できちゃった婚の背景 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

以前、『若者の間で激増している「できちゃった婚」』という記事に[┃┃¨╋┓]タグを付けて放置していたのですが、今日、「社会実情データ実録」さんの「都道府県別のできちゃった婚比率」のデータを見て、せっかくなので検証してみました。


じつに理由もなく直感的なのですが、経済的な側面が高いと思われるので、まずはできちゃった婚比率のデータと県民所得を付きあわせてみました。

f:id:petronius7:20120329011358p:image

R2=0.544とまずまずです。


他にそれらしいものとして、失業率とあわせてみると、

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いまいちです。


もうちょっとばっちりくるデータはないものかと漁って見ると、厚労省に学歴別、男女別の初任給のデータがあったので、とりあえず大卒女子あたりで見ると、

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やっぱり、いまいちです。


しかし、ここで高卒女子の初任給プロットすると、

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おおお!ドンピシャです。特に異常値ぽかった沖縄(右端の点)が綺麗に載っているのは驚きです。


ちなみに高卒男子のプロットも載せておきますと

f:id:petronius7:20120329011400p:image

同じ高卒なのでだいたい同じですが、やや相関が落ちています。女性の方が主体的ということかもしれません。


ということで、結論です。


  1. できちゃった婚には、経済的な背景がある。
  2. 特にその中でも高卒の女子の経済的な環境が、できちゃった婚の原因となっている。


じゃあ、どうして?というのは想像になりますが、やはり経済的に苦しく、キャリアを積むような将来的な展望が見えないので、結婚を積極的に行なうことで現状を打開しよう、という動機があるのではないかと思われます。


できちゃった婚というのは、必ずしも後先考えずに妊娠しているのではなく、全体としてみると経済的に追い詰められた女性の武器なのかもしれません。



[2012/3/29追記]

大学進学率についてのツッコミもあったので、

進学率(大学、短大)のデータも上げておきます。

f:id:petronius7:20120329092700p:image

確かにこれも結構な相関ですね。



[2012/4/4追記]

続編を書きました。

http://d.hatena.ne.jp/petronius7/20120403

suztomosuztomo 2012/03/29 13:35 いろいろなデータを扱っていて面白い記事でした。

結論についてですが、一般にAとBに相関があるからといって"BがAの原因である"と結論づけるのは間違っていると思います。

putaroputaro 2012/03/29 17:12 因果関係は逆の可能性もあり.
できちゃった婚増加
→ 子育て費用を賄うために,若年層が進学せず働きに出る
→ 若年層の労働供給増加
→ 初任給の市場価格が下落

shirocubshirocub 2012/03/29 18:21 そうだ、沖縄にいこう。

yacyac 2012/03/29 20:13 面白いデータだけど、相関が有意かどうか統計処理しないと。

いたちいたち 2012/03/29 21:08 非常に残念ですが、初任給と学歴とが相関し、学歴と知能とが相関し、知能と無計画性の指標としてのデキ婚とが相関しているという事情による偽相関に過ぎないと推測されます。

lily_waterlily_water 2012/03/29 22:33 世間一般でいう「低学歴低収入で知能が低い人は妊娠結婚率も高いし結婚年齢も低い」という結論を、あえて避けられたのではないかと。

hithit 2012/03/30 05:19 この記事書いた人はバカというか、この程度の知識でよく書いたとむしろ感心する。
相関と因果を同一としてる論理は統計学の初学者がよくやるミス。
他の記事も信用できないな。

XienceKXienceK 2012/03/30 12:35 まあ、批判している方々もいるようですが、、
ある程度、面白い解釈だと思いますけどね。

ブログ主の結論は、交絡因子等の問題で間違っている可能性もあるが、、このデータから導かれる一つの仮説としては、なんら問題ないと思うが?

相関と因果を同一としている論理は基本的には間違っているが、ひとつの仮説を導く方法としては、なんら問題ない。むしろ、このブログ主の仮説(主張)を否定したいのであれば、別の解析方法でブログ主の主張を否定する根拠または解析を行うべきだと思うが?