プジョー106の秘密のガレージ

プラモ、自転車、プジョー106、きままなブログ

自転車レースは風との戦い

車で走っているときに窓を開け手を出してみるとものすごい風圧をうけます。
自転車で走るときも同じで、スピードが速ければ速いほど風圧も高まります。
1人で走り続けると風圧により足が疲れてきます。

ところが前を走っている自転車の後ろについてみるとどうでしょう
あら不思議同じスピードで走っているにも関わらずぜんぜん疲れないのです。

何人かで並んで走り、疲れたら先頭を交代しながら走ると、1人で走るときよりも
効率的に速く走れるのです。
その人数が多ければ多いほど同じスピードで走っても疲れないのです。

自転車レースはチームスポーツ

自転車レースの勝利は個人表彰ですが、実はチームの勝利なのです。
1チーム約10人のなかでこの人を勝たせようと決めます。
そしてそのレースで1人を勝たせるために色々な作戦をたてるのです。
その1人(エース)を勝たせることができるなら、その他大勢(アシスト)は
ビリでゴールしようが、力果ててリタイヤしてもかまわないのです

レースの基本は集団と逃げ

大体のレースでは全行程を全力で走ることは不可能です。
だから集団で楽をしながら最後の勝負に備えます。

ところが集団でかったるい走りをするよりは
風圧という修羅の道を選び1人または数人で逃げようとする選手が現れます。
なぜ逃げるのか。それは目立つし、ほんとに逃げ切れたら恐ろしくラッキーだから。

逃げた選手も集団がちょっと本気を出すとすぐに追いつかれ吸収されます。
集団というのは実は、楽して貯金したエネルギーの塊なのです。
だからレースは「勝ちたい!!」→逃げる 「許さん!!」→つぶす の繰り返しです。
でもたまに集団が目測をあやまり逃げの選手に本当に逃げられてしまうこともあります。


よゐこのじてんしゃきょうしつ②につづく