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はたらきたくない

2011-9-29 Thu

ニートのための世界史入門(1)

ニート、ひきこもり、不登校。メンヘラ、ホームレス、アーティスト。自分もあまり真っ当じゃない生き方をしているせいか、自分の周りにはそういう、いわゆる社会不適合者のような人間が多い。

まあ社会とか会社とかクソだし、クズばっかりだけど大体いい奴なので集まってだらだらとそれなりにみんな楽しく暮らしているんだけど、社会に不適合な人間は生きるのに困難が多いのも事実だ。貧乏で生きるのがしんどそうな人も多いし、ときどき生きることから外れて死んでしまったりもする。ダメ人間の若年での死亡率は真っ当な人より明らかに高い。体感だけど。

そして貧乏だったりとか死んでしまったりとかで、社会に不適合なクズがうまく生きられなくても、真っ当な人たちは「自己責任だ」「そいつが悪い」という。でも僕はそれはちょっと違うんじゃないかと思う。

自己責任を全く否定するわけじゃない。うまくいかないことを全て「社会のせいだ」とか「親のせいだ」とか言って逃げる人間は醜悪だ。自分の責任で頑張らなきゃいけないことはある。

しかし、自分の責任ではどうにもならないこともある。僕は、自己責任とそれ以外の責任の割合は、大体の場合「5:5」ぐらいだと思う。でも今の日本は「7:3」とか「8:2」とかで自己責任と言って個人に責任をかぶせる割合が多いように感じる。それがこの日本の生きづらさを強くしているんじゃないか。1年に3万人も自殺者がいるとかやっぱりおかしいんじゃないのか。

そんなこんなで、自己責任・格差社会・不平等といった、そのあたりの問題についてちょっと考えてみたいと思った。


なぜヨーロッパ人は世界を征服できたのか

「貧しいのは自己責任だ」という発言を聞くと、「銃・病原菌・鉄」という本を思いだす。この本は、アメリカ人である著者が、ヤリという名のニューギニア人にある質問をされたところから始まる。

「ニューギニアは200年前まで石器時代と同じような狩猟採集生活を送っていたが、そこに欧米人がやってきて発達した技術や文化を持ち込む*1とともに、ニューギニアを植民地化した。なぜわれわれニューギニア人はそういった技術や文化を持てなかったのか。なぜニューギニア人が欧米を植民地化するのではなく、その逆だったのだろうか。」

それはニューギニア人が能力的に劣っていたからなのだろうか。西欧の白人がアジアやアフリカやアメリカを侵略できたのは白人が人種的に、遺伝的に優れていたからなのだろうか。人類の1万3000年の歴史を綿密にたどりながら、それは違う、と著者のジャレド・ダイアモンドは言う。

この長い本で導かれる答えは、極めて地理的なものだ。主な文明は全てユーラシア大陸で発展したが、それはユーラシア大陸は地理的な条件に物凄く恵まれていたからに過ぎない。そして恵まれている理由としては「栽培に適した植物に恵まれていた」「家畜化に適した大型動物に恵まれていた」「大陸の面積が大きく、南北ではなく東西に長かった」の3点が挙げられる。この3点がどう文明の発展に繋がったかを詳しく知りたい人はぜひ本を読んでほしい。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

この本から僕が思うことは、成功とか豊かさというものは、国家レベルにせよ個人レベルにせよ、人間の頑張りとか意志とか精神論ではどうにもならないような、環境に規定される部分が多いということだ。

参考リンク

近代の始まり

現代の問題である自己責任・格差社会・不平等などについて考えるとき、そもそも今の社会のシステムはどのように成立したのか、どういう経緯とバックボーンを持って今ここにあるのか、を知ることは有効だと思う。歴史を学ぶ、歴史から学ぶというやつだ。

今しか知らないと比較するものがないので今のこの状況を当たり前で当然のものとして考えてしまいがちだけど、歴史を知ることで「今の状況は過去の一つの選択肢の結果でしかない」と相対化して距離をとって考えることができる。また、現在は過去の一つの選択肢の結果でしかないけれど、それでも今の状態が成立したのはある程度の必然性があるわけで、現状を1か0で肯定/否定するのではなく、認める部分は認めて変えるべき部分は変えよう、といった柔軟な判断をするのにも歴史的経緯を知ることは助けになる。「銃・病原菌・鉄」のように1万3000年も遡る体力はないけれど、とりあえず200年ほど前に西欧で起きた「近代の始まり」まで遡ってみたい。「近代の始まり」とは今の社会システムの基礎が作られた地点だからだ。

しかし、みんな世界史ってどれくらい知ってるものなんだろう……。今って、中学や高校で世界史って必ず習うんだっけ。習うけど近現代史とかはあんまりやんないんだっけ。受験のときに必須ではないのであんまり勉強しない人も多いんだったか。僕は結構世界史が好きで、暇な時にWikipediaで世界史関係の項目読んでると無限に時間を潰せる感じなんですが、とりあえず「中学とか高校で世界史習った気もするけどよく覚えてない、あんまり詳しいところ分かんない」って人向けに書いてみます。


近代の前は中世や近世と呼ばれる時代だった。ここでは大体の流れをつかめればいいと思うので大雑把に中世も近世も一緒くたにしちゃうけど(国によってもいろいろ違う)、中世とか近世は王様とか貴族とかがいた時代なんですね。日本なら武家とか大名とか。少数の王や貴族が平民を支配していて、平民の下には奴隷なんてのがいる場合もあった。そこには身分の格差という壁がきっちりとあって、身分を移動することは基本的にはできなかった。奴隷の子は奴隷だし農民の子は農民だし貴族の子は貴族。人間は生まれつき平等ではなかった。

しかし、産業や科学や文化がだんだん発展するに従って平民が力をつけ始める。都市が発展して市民というものが生まれる。王や貴族による支配に市民の不満がだんだん溜まっていき、ついには「市民革命」というものが起こって王や貴族による支配体制を倒してしまうのだった。市民革命の代表的なものは、王妃マリー・アントワネットが飢えた民衆を見て「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」と言って、その後ギロチンで処刑されたというエピソードで有名な*21789年のフランス革命ですね。王様は殺されるか(フランスなど)、象徴的な存在にされてしまう(イギリスなど)。国を動かす主体が王や貴族から市民に移るわけです。ここから近代が始まります。近代とは市民の世紀です。

でも王や貴族がいなくなったからみんな平等で豊かで幸せに暮らせる世の中が来たかっていうと、もちろんそんなに簡単には行かないわけで、19世紀、20世紀と近代では中世以上にいろんなゴタゴタが起き続けます。戦争とかめっちゃあるし、大量に人が死ぬし、世界はまだまだ平和にならない。

(日本の場合は近代の始まりは明治維新だけど、明治維新の実行者は市民じゃなくて薩摩や長州の武士なので市民革命ではない。でもまあそれをきっかけにして西欧の近代の市民社会のシステム(選挙とか徴兵とか)が導入されて実装されはじめたので、とりあえず大まかな流れは同じだと思ってください)


平等とは

全ての人間は生まれながらにして平等であり、法の下で平等である。

さて、ここで出てくるのが平等です。「自由、平等、友愛」、これはフランス革命の時に使われた有名なフレーズなんだけど、人間は他人に不当に支配されて自由を奪われてはならない(=人権)、人間というものは平等なものなので身分や階級はあってはならない、あとみんな友愛しましょう、というのがスローガンだったわけですね。

人間は生まれながらにして全て平等である。その思想に基づいて王や貴族や奴隷といった身分制度は廃止された。天は人の上に人を造らず。人の下に人を造らず。四民平等。しかし身分を廃止すればみんな平たくイコールでハッピーになるというかっていうと、そう簡単にはいきませんでした。だって身分や階級がなくなっても、金持ちと貧乏人の差はまだあるわけだから。市民社会とか資本主義が発展すると、今度はこの貧富の差が問題にされてくるようになります。

そして重要なのは、社会のシステムによって平等を実現しようとする場合、二通りの考え方があるということだ。それは「機会の平等」と「結果の平等」だ。

「機会の平等」とは、「成功できる機会は平等に与えるけれど、成功するかどうかは本人次第で、その結果がどうなるかまでは保証しない」という考え方です。この考えは資本主義・自由競争・市場経済などといった、今の社会の基本となっているシステムに繋がっていきます。この話の最初に出てきた「貧乏人は自己責任」という考え方は「機会は平等に与えられてるんだから頑張れない奴が悪い」というのが根拠なので、この「機会の平等」という考えに基づいているわけです。しかし本当に機会は平等なのでしょうか。結局金持ちの子は金持ちで貧乏人の子は貧乏人になっている割合のほうが高いのでは?

そしてもう一つの「結果の平等」。大雑把に言うと「身分や知識や能力や頑張りに関係なく、全ての人に平等な結果が与えられるべきだ」という考えで、これは社会主義、共産主義へと繋がっていきます。社会主義と言えば現在ではすっかり色あせて過去の遺物となってしまった感がありますが、一時期は世界中の若者や知識人を魅了し、世界中のあちこちに社会主義国がぽこぽこ生まれたという一大ムーブメントでした。そんな社会主義はどうしてうまくいかなかったのでしょうか。

さて、この2つの平等がどうやって現代に繋がってくるんでしょうか、というところで、疲れてきたのでこのへんで中断します。また気が向いたりリクエストが多かったりしたら続き書きます。

そうだったのか! 現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)

そうだったのか! 現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)

↑この本も分かりやすくてよい本です。

D

*1:それまでの生活からは想像もつかない文明の利器を白人が持ちこんだことによる衝撃は一種の宗教まで生みだしたほどだった→カーゴ・カルト - Wikipedia

*2:これは作り話だそうですが→マリー・アントワネット - Wikipedia

ばかだろばかだろ 2011/09/29 16:04 pha「社会が悪いんだから働かないのは自由だろ!!!社会が悪いんだから働かなくても生活保護貰うのは当然だろ!!!」

hiracorohiracoro 2011/09/29 16:05 続きを期待してます。

aozoraaozora 2011/09/29 16:15 おもしろかったです。気が向いたらまた書いてください。

zonishzonish 2011/09/29 16:25 phaさんの本格的な考察は初めて目にします。次回も楽しみにしています

odaoda 2011/09/29 16:54 ユーラシア大陸(中国)は最初に、運よく火薬を発明し、発展させたっていうのも力を付けた理由のひとつな気がします。

himohimo 2011/09/29 17:23 続きお願いします

tyokoratatyokorata 2011/09/29 18:32  
 はじめまして。機会の平等については、西欧諸国と日本とでは考え方が違ってまして、機会の平等については相当気をもんでいるのが西欧諸国。貧富の差が大きいことも一つの理由ですが。対して日本の側は、出る杭を打つスタイルが根強いため、成功者と失敗者といった両方に目立つ人たちを攻撃する傾向があります。

 そして西欧諸国では失敗した人にも再度チャンスを与える傾向があるのに対し、日本の場合は水に落ちた犬をたたく傾向があります。

 また、日本の場合は、機会は平等といいながら、金持ちと貧乏人がいるという前提を無視して「みなが平等だ」という建前に従って、金持ちしか進学しにくい状況を放置しています。

 もう既にそうした傾向は表面化しつつありますが、そうした事実には目を向けてないような気がします。

 そこら辺の問題は少子化問題同様、取り返しが付かなくなってから大騒ぎするだろうから、早すぎた予言者になれることを楽しみにして待ってますけど。

tiritiri 2011/09/29 20:00 整理されていて読みやすかったです。
なかなか書くの大変かもしれないですけど続き読みたいです。

通りすがり  その2通りすがり その2 2011/09/29 21:29 私はphaさんよりかなり年上なのですけど。

たまには真面目な質問をします。江戸時代には猫の蚤取りという職業があって、それなりに食べていけたそうです。

どうしてそういう職業はなくなってしまって、今は食べていけない人が増えてしまったのでしょうか?

よっぴ〜よっぴ〜 2011/09/29 22:28 続きを是非お願いします!

RegReg 2011/09/29 22:46 こんばんは。
記事拝見させていただきました。
個人的に思うのがネットなどが普及し、人を捉える枠が小さくなったこともあるのかなと思います。
自己責任、お前が弱いからなんてのはよく見ますが、その捉え方もリアルで会える人とネットでは変わってくると思います。
ネットなどが普及し、背景などが消失し、ニート、障害者、精神患者などを社会不適合者とただそれだけの理由で同一化する見方が強く思います。
故にそういう枠に当てはめることで完結してしまいますので、働いているから働いてないおまえ達はという見方になってきてるのかなと思います。

続き楽しみにしています。

FF 2011/09/29 23:30 社会の安定(=他人の幸福)があって初めて個人の幸福がある、ということを分かってない人が多いなと感じます。

まあまあ 2011/09/29 23:58 環境による要因は大きいと思いますが、今の日本は環境的にまだ恵まれていると思います。自殺3万人とか、国によっては餓死でそれだけ出るような国もあるわけですから。

それでも、もし今の日本で貧富を生む格差が存在するとすれば、それは個人の資質格差ではないかと思います。極端な話、資質さえあれば、ホームレスから会社を立ち上げた実例もあるわけでw また、高卒のベンチャー社長なんていうのもそこそこいます。

資質・スキルのある奴は不景気なこんな世の中でも、きちんとお金を稼いでいる。けど、無い奴はそれこそ、コンビニのバイトですら「若い」という資質を持つ若者達に持って行かれ、ますます貧困する。それが今の世の中だと思います。

anonyanony 2011/09/30 01:29 余談ですが、本当の自殺者は年間10万人以上いると言われていますよね。
警察庁がWHO基準で自殺統計を出さないから、3万人という数字が毎年発表されていますが。
「たった3万人のわけないだろ」って、みんな思わないのかな…

あ、詳細については「本当の自殺者数」でググってくださいませ。

QちゃんQちゃん 2011/09/30 02:26 続きおねがいします。

f_is_bf_is_b 2011/09/30 03:07 いま思考能力・判断力がなぜか著しく低下しているので半分も理解できませんでしたが(すみません)、この世の中が生きづらいというのは本当だなと思いました。
あと、皆さんちゃんと考えておられて偉いです。わたしは悪いことはすべて自分のせいだと考え、そのほかはなにも考えずにひたすらお給料を稼ぐためだけに毎日色々我慢していたので、まず「社会が悪い・親が悪い」という発想すらありませんでした。
何かを考えられるだけの力があれば、ひとはまだ生きていけると思います。
わざわざコメント欄にお邪魔してまで何が云いたかったのかよく分からない状態ですが、今後とも頑張ってください。

sujyatasujyata 2011/09/30 03:47 ハンタ再開してスムーズに話が展開されていく喜びはこの上ないですね。

phaさん、是非続きをお願いします。

ncnrncnr 2011/09/30 05:03 楽しく読ませて頂きました.

もし続きを書かれるのならば,機会の平等と貧困の再生産についてphaさんなりの考えを書いていただけたらなとリクエストします.

phapha 2011/09/30 08:15 おはようございます。とりあえず答えやすい質問から答えますが、

>たまには真面目な質問をします。江戸時代には猫の蚤取りという職業があって、それなりに食べていけたそうです。
>どうしてそういう職業はなくなってしまって、今は食べていけない人が増えてしまったのでしょうか?

猫の蚤取りという職業がなくなったのは、蚤取り薬のような便利なものが発明されたせいだと思うのですが、「そういう職業はなくなってしまって、今は食べていけない人が増えてしまった」については、なんだろう、高度経済成長期の会社依存→不景気で会社に頼れなくなった、という経緯で、みんな会社に頼らず食っていく道を忘れてしまったのではないでしょうか。

uknukn 2011/09/30 08:22 自己責任で頑張れる人間になれるかは
親とか環境とか社会によると思いませんか?
そう思うと0:10な気がします。
それでは何も変わらないので自分で頑張るしかないのですが。

kashiopeakashiopea 2011/09/30 11:06 勝間和代が和訳した「天才」という本にも天才の土台は本当に実力だけといえるのか?という考察があるよ。いまならブックオフのワゴンで見つかるかも

隠れblogファン隠れblogファン 2011/09/30 11:25 自分の高校時代は世界史は最初の1年しかやってませんが
(多分大体の学校は2年で日本史・世界史・政治経済の選択になるんじゃないかと)
問題なく読むことが出来、内容もとても興味深いので
是非続きをお願い致します。

世界史好き世界史好き 2011/09/30 12:01 市民革命=近代スタートでなくて国民国家の成立=近代スタートと私は習いましたが・・・。絶対王政でも中央集権による国民国家が成立した時点で近代だと。あまり論旨とは関係ないかもですが。

くずくず 2011/09/30 14:15 pha「将来なまぽ乞食になりますけど何か???生活保護があると分かってて働きませんけど何か???」

通りすがり通りすがり 2011/09/30 14:20 ・独立心と何らかの才能があり、自由を謳歌できる人=資本主義社会向き
・世間体にどっぷりつかって、システムの中で予定調和的に生きていける人=社会主義向き
・自分で進路を決められない、依存心が強い人=封建社会向き
・マルクスの言うところの※ルンペンプロレタリアート=いつの時代でも浮く

※なんで生計を立てているのかも、どんな素性の人間かもはっきりしない、おちぶれた放蕩者とか、ぐれて冒険的な生活を送っているブルジョアの子弟とかのほかに、浮浪人、兵隊くずれ、前科者、逃亡した漕役囚、ぺてん師、香具師、ラッツァローニ[1]、すり、手品師、ばくち打ち、ぜげん、女郎屋の亭主、荷かつぎ人夫、文士、風琴ひき、くず屋、鋏とぎ屋、鋳かけ屋、こじき、要するに、はっきりしない、ばらばらになった、浮草のようにただよっている大衆、フランス人がラ・ボエムと呼んでいる連中

mt_kamimt_kami 2011/09/30 16:30 続き待ってます!

XX 2011/09/30 16:48 アーティストは違うよ!

通りすがり通りすがり 2011/09/30 19:20 この本と梅棹 忠夫さんの「文明の生態史観 」が自分の中では非常にかぶりますね。
「白人=優秀だから発展説」って根強いですけど、東欧なんかは貧乏なままですよね。
北欧のバイキングなんかイヌイットにフルボッコにされたり、ロシア人などもチンギスハーンにフルボッコなんて事もありますし。
けどロケーションや免疫だけの問題なんですかね?
なんか違うと思う。それ以外の要素もたくさんあると思いますけど。
15世紀からじわじわと発展して、19世紀には他の地域との圧倒的な差が出来てしまった。
その原因は実は植民地、小作人、労働者から吸い上げた富のお陰で一生生きるための労働をせずに思索と道楽に勤しむことが出来た高等遊民(ニート)がもたらした、超合理主義、科学なのかも知れないと思う今日この頃。

初期の科学者はニュートンにしろメンデルにしろ、社会のお役に立つために研究に没頭したのではなく、有り余る暇と財産を使って「神様があらかじめ真理を用意して下さってる。その調和を解明しよう」という動機であった。「宗教から科学が生まれた」のだ。けど、社会が科学の力で豊かになってきたら、「神様なんて何の役にも立たないジャン」という不届き物が現れた。これが今現在の我々の姿である。
岡田としおさんの本の受け売りですがw

「猫ののみ取り」なんかはまだましで、「残飯市場」とか

keikeikeitakeikeikeita 2011/09/30 22:49  日本は社会の問題を個人へすり替えることが多いと思う。だから、いくら批判されてもphaさんはphaさんのままでいてほしい。

無職無職 2011/10/01 17:41 「インターネットの恵みで生きる」の
続編の方も期待しています。

マルムギマルムギ 2011/10/01 18:39 自己責任って日本人のつつましさから来る美学と結びついてると思う。根本的には美しい精神だと思うけど、必要以上に自分ひとりで問題を抱え込んでしまう原因にもなってる。
個人の問題だけでなくシステム的な欠陥もいっぱいあるんだってことも合わせて知っておくことは自己責任の重圧に苦しんでる人にとって救いになると思います。

あと個人的に世界史は古代文明とかは好きだったけど、近代はさっぱりなので勉強になりますw

続きおねがいします。

watanwatan 2011/10/01 19:35 続き読みたい。

phaファンphaファン 2011/10/02 12:54 「格差」というものについて、「格差社会」の元凶と言われることも多い方が語っておられます。「機会の平等」と「結果の平等」、難しいですね。後者だけを求めるならば、それは共産主義(その失敗は歴史が証明)ですし。






竹中 そこがまたものすごく事実の誤認があるわけです。
日本にも格差がありますけども、それは競争によって生まれた格差か、
制度が歪んでいるために生まれた格差かという議論をちゃんとやっていない。
例えば、正社員と非正規社員というのは競争が生んだ格差じゃないんですよ。
これは制度が生んだ格差なんです。

 競争の結果、格差が拡大することはあり得ます。でも競争の結果、
格差が拡大する、それほど激しい競争は日本社会にはないですよ。

 繰り返して言います。競争の結果、格差が拡大することはありますから、
それに対してセイフティネットは整備しなければいけないけれども、なんか、
いまある格差が全部規制緩和で生まれたというような、こんなムチャクチャな議論はない。
ほとんどが制度的な格差ですよ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1875?page=2

れいれい 2011/10/02 20:34 反面、熱帯雨林とユーラシアの温帯・乾燥帯との対比でいえば、前者では食料・水をはじめとする生活資源の確保に「計画」という概念を必要としなかった。つまり生存のために狩猟・採集から進化する必要がなかった。
しかし、後者では1年のうちで自然に任せていては食料や水などを確保できない季節がある。だから農耕や牧畜という人為的な行為により「計画」という概念を導入する必要があった。

ユーラシアは環境に恵まれていたというよりは、むしろ逆に厳しかったから文明を必要としたのだと私は愚考します。

ぱ 2011/10/02 22:09 恵まれないからこそ、恵まれていたというパラドックス。
厳しい地域ほど食糧の確保、服や住居に工夫の余地が生まれますからね。
あと徴税制が早くに定着した民族のほうが、最終的には部族制の民族に勝っていましたね。

sweet_nanasweet_nana 2011/10/02 22:47 なるほどね。
質問なんだけど、同じ恵まれない状況下で、頑張れる人と、何でもかんでも投げ出して、腐るしかできない人がいるけど、これは自己責任だよね?
成功するかしないかは個人が持ってる怠け癖や勤勉さが関係してる。
他人が頑張って得た報酬を何もせずブンドリタイ人はパラサイトしたいだけでしょ。
結局は甘いの一言に尽きるけど
親兄弟が生きてる間ならそれも可能だろうけど
全然関係ないあかの他人に施しできる人はどのくらいいるんだろう?

働けカス働けカス 2011/10/03 17:22 pha「働かないのは自由!!!社会が悪いんだから生活保護貰うのは当然!!!」

phapha 2011/10/04 08:43 >sweet_nana
頑張れる人になったか頑張れない人になったかっていうのも
育ってきた環境や生まれ持った性質に左右されるので
半分位は自己責任じゃない、と僕は思ってますね。
全然関係ないあかの他人にも100円とか1000円くらいだったらあげていいって人はある程度いると思うんですよね。
あかの他人に1000円あげてもいい人がもっと社会の大多数派になるくらいになれば平和な世の中が来るのでは、と思ったりするのですが。

ぷ 2011/10/04 10:26 さすがにそんな世の中は来ん!
>あかの他人に1000円あげてもいい人がもっと社会の大多数派になるくらいになれば平和な世の中が来るのでは、と思ったりするのですが。

cd625cd625 2011/10/05 20:46 >あかの他人に1000円あげてもいい人がもっと社会の大多数派になるくらいになれば平和な世の中が来るのでは、と思ったりするのですが。
これってつまりキリスト教とかイスラム教の乞食にお金あげる文化と一緒ですよね。
あれは自分の死後のためにやるという宗教の元にやってるわけですが、そんなん抜きで気軽に施せる世の中に・・・なるんでしょうか

yukiguniyukiguni 2011/10/06 12:41  現在の速度で地球温暖化が進んだ場合、あと百年足らずで我々が未だ体験した事の無い”食うや食わず”の時代に突入するそうです。
そうなった時、私たちやその子供達の世代一人ひとりに一番求められるのは、自分磨きで得た資格・知識・力ではなく、協調性です。少ない実りを平等に分け、他人を差別しないことは勿論、生活圏を脅かされた人々と共に窮屈に生きてゆくことも迫られるはずです。
そういうことで考えると、phaさんの言った世界に近いものにはなるのではないかと思います。

azalea3azalea3 2011/10/07 19:14 私も人は環境で決まると思います。だから人がすべきことは自分の行動よりも自分の環境を選ぶことだと思います。人は必要に迫られなければ行動できない動物です。
例えば田舎にはコミュニティーがあります。震災のとき被災地には多くのコミュニティーができました。でも都会の平時にはありません。都会の人は努力不足なのでしょうか?
お薦めの本面白そうですね。今度是非とも読んでみたいです。

abziinきんぐabziinきんぐ 2011/10/07 23:39 ニートの人間性に問題があって、クズみたいな奴が多いのも確かだが、個人の人間性を責めることで社会の構造上の問題を誤魔化そうとするのはまともな法治国家の考え方じゃない。関西のどっかの刑務所の囚人なんか民間の工場で時給100円以下で出向して働いてる。セブンイレブンのレジ打ちはあれだけ複雑なオペレーション業を時給800円とかでもくもくとこなしてる。駄目人間が割り食うようにしてんのは別の人間の意図だ。

あ、ついったーでフォローさせていただきました(^^)

あと、7日放送のニッポンのミカタ楽しみにしてます(^^)

今度はもう少しまともな取り上げられかたをしてるといいですね。

マミヤマミヤ 2011/10/08 20:34 いつも楽しく読ませて頂いております。
ワタクシも「自己責任」ばかり振りかざすレール社会が大嫌い。
フリーランスニートは、レール社会以外のフリーエージェント的な
新しい生き方の表れであり硬直社会へのレジスタンスだと思います。

albert_hatealbert_hate 2011/10/09 22:55 ちょっと平等主義が行きすぎてる気がするんですよね。いくら平等だと言い張っても個人の能力には差があるものだし。
良い奴は良いがダメな奴ダメなんだという諦めというか寛容さというか。そんな開き直りが必要な気がします。

ふみのふみの 2011/10/10 20:33 はじめまして。
自分もうっかりすると社会からはみ出しそうになるタイプなので、phaさんが生存してる事実自体に、救いを感じます。
それはそうと、続編楽しみにしています。
知っておきたい現代史!
でもどこから手をつけたらいいのか、正直わからない。
ということで、こういうエントリはすごく嬉しいです。
The 他力本願!

素うどん素うどん 2011/10/19 08:14 はじめまして!ひとつだけ!気になったので書かせて下さい。江戸時代の日本の社会の場合【貧乏だったのはお侍や大名】でございます。むしろ【お金持ちは町人やお百姓の方】でした。
【化政文化は町人文化】であり、欧州の絶対王政と日本の幕藩体制を比較するのは無理があるのではないでしょうか?徳川将軍とお百姓はロシアのツァーリと農奴のような関係ではございません。ちなみに河村瑞賢などは貧農から旗本にサクセスしてますよ♪僕が不思議に思うのは、この日本史の歴史的事実をブ左翼どもはどう思うか?って事ですねw彼らは言いますね。【反格差・反貧困!金持ちは悪】だと…w僕は連中に聞きたいですw【江戸時代豊かだった町人やお百姓は悪か?】ってねw

ぺにぱおぺにぱお 2011/12/12 17:02 続編希望です(*´∀`*)

IWAKIRIIWAKIRI 2012/02/29 17:11 続き読みたいですー。

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