iPS細胞研究の展望と課題(1)

生物なんて中学生程度の知識も怪しいのだが、後援の英国大使館の
UK-JAPAN2008関連で招待していただいたので、関係者席で見てきた。
行ってすぐ後悔。予習すれば良かった。認識が非常に甘かった。
http://www.ukjapan2008.jp/events/20080415_000239j.html

http://en.wikipedia.org/wiki/John_Gurdonhttp://www.riko.teikyo-u.ac.jp/koukai/gd/index.html
アフリカツメガエルを用いて、世界で最初にクローン動物を確立。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ian_Wilmuthttp://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080415ke06.htm
クローン羊ドリーの研究チームのリーダー。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E5%BC%A5
人工多能性幹細胞(iPS細胞)研究で知られる。
この分野に疎い自分でもトップクラスの研究者だということはわかる。


まずざっくり概要を書いてみようと思う。
クローン技術というのは、卵を取り出して、遺伝情報か何かを加えて
卵を戻して、(二重らせんだから2回やるのか忘れたけど)
受精卵からクローンをつくるという感じだったと思う。
核移植が発達して、その後、胚性幹(ES)細胞。

生体外にて、理論上すべての組織に分化する分化多能性を保ちつつ、ほぼ無限に増殖させる事ができるため、再生医療への応用に注目されている。

胚性幹細胞 - Wikipedia

万能細胞といわれるものであり、この細胞があれば筋肉だろうが、心臓だろうが
何にでも変化することができる細胞。受精卵ベースで作られる。
そして今回メインの人工多能性幹細胞iPS細胞)。
受精卵を使うのは倫理的にいろいろあったりするし、用意が大変なので、
普通の細胞からいくつかの因子を加えて、ES細胞のようなものを作れるんじゃないかという試み。
細胞が分化して組織になったけど、その組織の時間を巻き戻して(リプログラミング)
最初の状態に持って行けないだろうか、ということでできたものである。
研究というものが、積み重ねで成り立つことがよくわかる。


主催の毎日新聞が5月に掲載するということだけど、どこまで細かく書くのかな。
新聞社って対抗意識が強いから、全文公開するのかな。
「iPS細胞が作る新しい医学」 山中教授講演全文(1)
http://www.asahi.com/science/update/0324/TKY200803240271.html
ガードン教授の話が特に専門的で速くてよくわからなかったから、公開してくれるとありがたい。
まあこっちはマイペースに3回くらいに分けて書くつもり。