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2017-08-18 書評会のお知らせ

下記の研究会の次の週には次の書評会も開催する予定です。

よろしくお願いします。

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2017-08-10 追記

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下記のお知らせですが、とくに予約は必要ありません。

教室キャパは70名ですので比較的余裕があります。)

よろしくお願い致します。

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2017-08-06 研究会のお知らせ

久しぶりに研究会を開催します。

ぜひご参加ください。

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2016-04-07

急なお知らせですが、

研究会を今週末開催します。私自身は途中参加になるのですが興味がある方はぜひご参加ください。

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2015-09-24 文芸学研究会のお知らせと写真関連本

しばらく更新していなかったのでお知らせです。

研究会のお知らせ

文芸学研究会 第59回発表会および第19号合評会のご案内

日時:2015年9月26日(土)14時半より

場所神戸大学文学部A棟学生ホール(A119)

研究発表

開いた窓」の表象を通して見る写真表現ブルトン『ナジャ』(1928)からグルスキーパリ、モンパルナス》(1993)までー

 神戸大学 久野はるな

文芸学研究』第19号合評

 ドイツ民間伝説における死者の帰還ー「不気味」という概念伝承事実性ー

 神戸大学 植朗子

要旨はFacebookでの文芸学研究会特設頁でも見ることができます。

最近の本から 写真関係

これは最終章遺影に関する記述がある。これと同著者のこれも購入。

弔い論

弔い論

先日の発表で言及した本を数冊。

ストック写真フロー論。

Cubbitとパーマー執筆している。なぜかpdfWebには転がっている。Cubitは少々書きすぎだがやはりチェックせざるをえない論者。

Googleストリートヴューとストリート写真を論じる。オーストラリア文脈になっている。プライヴァシー概念自体歴史的文脈議論しているところが重要かもしれない。

iphonography論が2本掲載。うち1本はパーマーの論。

もちろんその基本には、次の2冊の論集がある。

The Photographic Image in Digital Culture (Comedia)

The Photographic Image in Digital Culture (Comedia)

前者は90年代に出たおなじタイトルのものを再編集パーマーJPEG論はここに掲載後者玉石混淆だが、ヨーナスラースン、マーティン・リスターのものは見通しのきく論。クリスコーエン「フォトブログは何を欲するか」とかクーリーモバイルデバイスの「フィット」論への言及もある。これも含めて、Daniel Rubinsteinが関わっているPhotographies誌とかラースンの関わるMobilities誌とかもこの間チェックする必要があることが分かった。非表象理論モバイルスタディーズなど、いくつもの枠組みが提起されているので、これは写真論でも消化していかないといけない。

あと2冊ほど注文中のものも挙げておく。

Time and Photography (Lieven Gevaert)

Time and Photography (Lieven Gevaert)

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2015-01-27 研究会のお知らせ

研究会のお知らせです。ふたつあります。まず2月上旬研究会

感性計測技法= アート現在未来

 講師:森公一(同志社女子大学教授メディアアート

    精山明敏(京都大学教授医学脳科学

 司会:前川修(神戸大学美学視覚文化論)

 聞き手:岩城覚久(京都精華大学美学

     増田展大(早稲田大学視覚文化論)

グローバルアートインダストリーにおけるアートの可能性」研究会vol. 1 脳工学ニューロアートコンピュータテクノロジーメディアアート

 日時:2015 年2 月8 日(日)13:30 〜 17:30

 会場:京都精華大学、清風館C101 教室

 主催科学研究補助金基盤研究C(一般)

 「グローバルアートインダストリーにおけるアートの可能性」研究代表者 前川修(神戸大学

 ※一般の方のご来聴も自由です。(参加費・申し込み不要

 プログラム:

 13:30 〜 Introduction:岩城覚久「脳工学ニューロアート?」

 13:50 〜 Lecture1:森公一「メディアアートという意識の発生から生体情報を用いた近年の作品の試みまで」

 15:00 〜 Lecture2:精山明敏「脳科学感性計測技術の可能性」

 16:15 〜 Discussion

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もうひとつは今週末です。各方面研究会と日程が重なってしまいますが、よろしくご参加をお願いいたします。以下のサイトもご参照ください。

http://www.lit.kobe-u.ac.jp/art-theory/event2014.html

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2014-07-14

とにかく会議会議で時間がなく尻切れになってしまいがちですみません。以下メモ代わりの、いただいたものを含めた書籍情報等です。

・書籍

これもすでに出ていた・・・。早速注文する。

感性学―触れ合う心・感じる身体

感性学―触れ合う心・感じる身体

少し前に研究会でご一緒した番場氏にお送りいただく。感謝。

同じくもう少し前ですが、研究会などでお世話になっている北野さんからもご著書をお送りいただきました。こちらも感謝。

制御と社会: 欲望と権力のテクノロジー

制御と社会: 欲望と権力のテクノロジー

これも著者からお送りいただく。いずれも感謝。

これは即注文。ようやく出たようだ。

視覚文化「超」講義

視覚文化「超」講義

・Rephotograph:

パリから帰国している水島さんがトークショーを今週するそうです。こちらのサイトを参照。当日、授業にも来ていただき、話をしてもらう予定でいます。金曜日4限です。

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2014-06-10

torii

torii

先日の学会で発表はともかく強烈だった写真集。残存するtorii。写真家名で探してみるとサイトもあった。早速何冊か取り寄せる。

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2014-01-08 第8回芸術学研究会告知

ずいぶんここも書けないままです。諸々すみません

はいえ、あけましておめでとうございます

ところで直前なのですが、下記の研究会の告知です。

北野さんと番場さんに来ていただくことになりました。とても楽しみです。以下、情報です。

第8回神戸大学芸術学研究会

•日時:2014年1月11日(土)14時から(聴講無料・来聴自由)

場所神戸大学文学部A棟1階 学生ホール

ポスター ここからDLしてください

内容:メディアという言葉は身近なものとして浸透してはいるが、そこには幾層ものレヴェルが折り込まれ、捉えがたく漂っている。ある時は映画写真と して、ある時は文学言葉として、ある時は身体や声として、メディアは姿をあらわす。本研究会は「折り重なるメディア」と題し、第一部は「映画と声」、第 二部は「日本近代文学視覚装置」というテーマのもと、様々なレヴェルの「メディア」が交叉し、重なりあう地点について、4つの研究報告を通じて議論する。

•第一部「映画と声」

14:00- 開会

14:10- 報告1 仲本雄太氏(神戸大学人文学研究科博士課程前期課程

14:40- 報告2 大崎智史氏(神戸大学人文学研究科博士課程前期課程

15:10- 質疑応答

15:30- 休憩(10分)

•第二部「日本近代文学視覚装置

15:40- 報告3 番場俊氏(新潟大学人文学部准教授

16:20- 報告4 北野圭介氏(立命館大学映像学部教授

17:00- 全体討論

18:00- 終了予定

こぞってご参加ください。

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2013-08-22 記号学会分科会

■ヴィークル

記号学会の分科会で下記の研究会を開催します。直前のお知らせですみませんが、よろしくお願いします。フライヤーリンクページにあります。

記号学会分科会:「運ぶ」ものとしてのヴィークル概念 第一回研究会アニメアニマアニメーション

当分科会は、記号学の特殊ないしは発展的研究として「ヴィークル学」を提案するものである。周知の通り、記号意味媒介する。その一方で、「運ぶ」の意のラテン語vehoに由来するヴィークル(vehicle)は、「媒介者」あるいは「乗り物」を意味する。わたしたちは記号を「ヴィークル」と読み替えることによって、記号の持つ「運ぶ」機能を浮き彫りにすることができるだろう。そのような機能が、現代過去の様々な社会文化現象と交差するとき、「ヴィークル学」は記号学に発展的な寄与をもたらすのではないだろうか。 「運ぶ」ものとしてのヴィークル概念第一回研究会では、なかでもアニメーションという観点に着目する。この言葉からは現在、活発な議論を呼ぶ表現形式としての「アニメ」のみならず、映像文化における「アニメーションメディアそのものの考察、さらには「アニマ(魂、精神)」という元来の含意を踏まえた記号学考察へと議論を展開することもできる。「アニメーション」と「運ぶ」という観点接続するとき、ヴィークル概念が何を乗せ、媒介し、変容することになるのか。あるいは、ヴィークル概念そのものが変容することになるのか。本研究会では、このように多様な方向へと分化するヴィークルが私たちをどこまで「運んで」くれるのかを展望したい。

日時:8月24日(土)14:00-

場所京都大学文学部(新館第二演習室)

プログラム

14:00趣旨説明

14:10発表1「変容する軌跡――静止と運動の間のアニメ湯浅恵理子(神戸大学人文学研究科

14:50発表2「表象ヴィークルの「運ぶ」もの」 加藤隆文(日本学術振興会京都大学

15:30発表3「生物(学)とアニメーション増田展大(日本学術振興会早稲田大学

16:20討議(司会:松谷容作)

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2013-06-17 刊行中 

すでに刊行中ですが、よろしくお願いします。少しだけ書いています。

□お送りいただいた本

原子の光(影の光学) (芸術論叢書)

原子の光(影の光学) (芸術論叢書)

感情と表象の生まれるところ

感情と表象の生まれるところ

差異の王国―美学講義

差異の王国―美学講義

この間、上の3冊をお送りいただいた。ありがとうございます。とはいえ今のところすべてを読む間がないのが現状。いずれゆっくり読ませていただきます。

 リピット氏の本は随分前から原爆表象論としてチェックしていただけに、読むのが楽しみ。それにしても翻訳、結構大変であったろう。。。出版トークイベントが今月末に京都で開催されるようです。

リピット水田堯『原子の光(影の光学)』刊行記念トーク

 日時:2013年6月28日(金)19:00-20:30(30分前より開場)

 場所:MEDIASHOP(http://www.media-shop.co.jp

    京都市中京区大黒町44VOXビル1F TEL: 075-255-0783

 入場料:500円

リピット水田堯(南カリフォルニア大学)

宮裕助(新潟大学)

三浦哲哉(青山学院大学)

司会:門林岳史(関西大学、本書共訳者)

詳細はリンクのページで。

私自身は、事情ゆえ、金土日はなかなか身動きができない生活になっている。表象学会も含め、行けるかは微妙。

あと2年は最低そんな週末無理無理生活は続くのである。

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2013-04-27 発行のお知らせ

□『美学芸術学論集』9号

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がようやく発行されました。

・・・たぶん単体では本邦初のカルト・ド・ヴィジット論を書きました。生煮えの部分はありますが、もうそろそろ書いてしまおうということでした。フォトブース論、プリクラ論も続編として書く予定です。今号も以前の号と同様、まもなくリポジトリでダウンロード可能になりますので、ご笑覧ください。


□『ライフ』

写真論の基本的な歴史的事象について授業で話しているのだが、フォトジャーナリズム関連で調べてみたら、グーグルブックスに有名写真のフォトエッセイ掲載号がごろごろとあがっていることに今更ながら驚く。

たとえば、ユージン・スミスのカントリー・ドクターはここバーク=ホワイトのルイヴィル洪水はここユージン・スミスの水俣はここ。そんなの知ってるという声は多いと思うが、広告を含めたそのほかのページとの落差や並置のされかたが明瞭に分かる。

で、その後の写真史的展開も議論を更新すべくあれこれ物色。『Toward a social landscape』を先日貸出依頼したところだが、これもここにpdfがDL可能なかたちであった。次の本も一応ざっと見ておく。

Photography After Frank (Aperture Ideas)

Photography After Frank (Aperture Ideas)

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2013-04-05 still moving field

Photography: History and Theory

Photography: History and Theory

気がついたら年度もかわり、授業準備をする間さえなかったのだが、今期は久方ぶりに写真論についてもう一度しゃべるので、いくつかこの間の出版物をあげつらう。上の二冊は入手したが、前者は一枚ずつを一ページで語るざっと見るカードカタログ後者は4章立てでベンヤミン写真小史」、ソンタグ「他者の苦痛へのまなざし」、バルトイメージの修辞学」、フーコー『知のアルケオロジー』、フルッサー写真哲学のために』を導入し、解説した教科書的な本。以前紹介したこの本よりも読みやすそうである。

Photography Theory in Historical Perspective

Photography Theory in Historical Perspective

still/moving文献

 『静止と運動あいだに』というロサーク編集の論集を今期は講読でひとまず最初テキストにした。その序文でも挙がっているように、ここ数年、静止/運動関連文献はかなりの数にのぼる。

Still Moving: Between Cinema and Photography

Still Moving: Between Cinema and Photography

 ガニングのインデックス批判論文、ベイカーの写真拡張された領野という論文も所収

Death 24x a Second

Death 24x a Second

 マルヴィの著書、以前読んだが少し物足りない。

 これは取り寄せ中。

Between Film and Screen: Modernism's Photo Synthesis

Between Film and Screen: Modernism's Photo Synthesis

 スチュワートの著書。なかなか読みにくい。

Between-the-Images (Documents)

Between-the-Images (Documents)

 パリで見かける。ようやく英訳が出た様子。

Freeze Frames: Zum Verhaeltnis von Fotografie und Film

Freeze Frames: Zum Verhaeltnis von Fotografie und Film

The Still/Moving Image

The Still/Moving Image

The Cinematic (Whitechapel: Documents of Contemporary Art)

The Cinematic (Whitechapel: Documents of Contemporary Art)

最後の二冊は未見。早速注文する。あと数冊フランス語ドイツ語のものが出ている。展覧会情報なども集めればさらに数は増えそうである。

写真論、写真

Touching Photographs

Touching Photographs

Olin、最初はリーグル文献で目にしたのだが、最近写真論を出していることに驚く。次のシリーズも続々と出版されている。他のポケットフォトものよりももう少し厚みがあるシリーズかもしれない。

次はパリで見て気になった何冊か。写真論以外も挙げておく。

Photography Changes Everything

Photography Changes Everything

ひとまず最近気になった本ひとまとまり。

読んだらまた紹介をします。


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2012-11-21

■研究会

以下の予定で今週末研究会を神戸で開催します。

第七回神戸大学芸術学研究会「身体と同一性」開催のご案内

HP:http://www.lit.kobe-u.ac.jp/art-theory/event2012.html

日時:2012/011/24(土)14:30-

場所:神戸大学人文学研究科A棟学生ホール

概要:ネットワーク上にみずからの身体を接続し、記録、公開することが常態化しつつある現在にあって、そのような欲望や衝動を駆り立ててきたのが19世紀 以来の複製技術と身体との遭遇にあったことは疑いない。本研究会では、学内外からの研究者を招聘し、現代にまで至る複製技術と身体の関係を中心に、そこで 身体の同一性がどのように編成されてきたのかについての議論を展開しようと試みる。

プログラム

14:30- 開会・司会:増田展大(日本学術振興会特別研究員)

14:40- 報告1 橋本一径氏(早稲田大学文学学術院准教授)

「肖像権と同一性——19世紀フランスにおける写真の著作権をめぐる議論を通して」

15:15- 報告2 秋吉康晴氏(神戸大学人文学研究科博士課程後期課程)

「おしゃべりするフォノグラフ——1877~1878年の蓄音機受容における声の同一性」

15:50- 休憩

16:00- 報告3 佐藤守弘氏(京都精華大学デザイン学部准教授)

「遺影と擬写真——ずれていく同一性」

16:35- 全体討論

17:30終了予定

みなさま、奮ってご参加ください。

■トーク

…という会の翌日にパノラマについてトークいたします。下記を参照ください。

http://artarea-b1.jp/schedule.html

鉄道とパノラマと機械(と幽霊的なもの)がテーマのようなのですが――私自身もよく把握をしていません――、これからひとまず話を作ります。基本はやなぎさんたちとの対談になる予定です。お時間があればお越しください。

アムステルダム大のFilm Culture in Transitionが予想外に多数出版されていたことにようやく気付く。早速いくつか持っていないものを注文する。ひとまず静止と運動の刊を買う。エルセサーがけっこうかかわっているようだ。

Between Stillness and Motion: Film, Photography, Algorithms (Film Culture in Transition)

Between Stillness and Motion: Film, Photography, Algorithms (Film Culture in Transition)

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2012-10-26 2か月以上

学会も終わり、引越し復路も終わり、授業も始まって科研の書類もいくつか片付いて、まだまだ片付かないことが多いのだが、そんなこんなでようやくここに復帰。気がつくと2ヶ月以上経っているのであった。

■写真論講読

Photography Theory in Historical Perspective

Photography Theory in Historical Perspective

非常勤ではこれを読み進めることにした。写真論の研究の現在ってあれこれ出ていてそのつどチェックしているのだが、目にとまったのは教科書的なこれ。中身は次のごとし。

 1章 写真における再現表象:絵画との競合

 2章 写真における時間:時間を基礎にした諸芸術との競争関係

 3章 写真における場と空間:ヴァーチャルな場と空間的対象の位置づけ

 4章 写真の社会的機能:ドキュメンタリーの遺産

 5章 自己反省的写真

現在の問題に手の届いた入門書は写真に関しては数が少ない(か、現在に腰を据えすぎて議論が腰の座っていないものが多い)が、これはまず及第点の内容だろう。未見の文献も多いのでバックアップしておく。来年は写真論をリスタートしようかと考えているのでそのウォーミングアップにもなる。

■ゾンビ論

 神戸の授業ではここ数学期のホラー映像論のしめくくりとしてゾンビ映画論をすすめている。ともかくまともなゾンビ映像論が少ない(もちろん「まともなゾンビ・・・論」という言い方がまとも「でない」響きがあるが)のだが、数少ないゾンビ論と系譜を確認しつつ、講義ではロメロの『ゾンビ』(ドーン・オブ・ザ・デッド)を見せて喋っている。で、その次に見せるゾンビ映画を思案しているのだが、なかなかに悩ましい。ロメロ『デイ・・・』は全編を見せるよりも部分を見せるほうがよかろうし、ロメロ『ランド・・・』は少々気張りすぎでゾンビ映画らしくない。『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ゾンビランド』、『ゾンビーノ』は、ゾンビ映画的問題構成を十分理解してからシメとして見て欲しい。

■アニメ論

今期から院生を指名して講読の授業の切り盛りをしてもらっている。身体写真の研究をしている増田くんにボルトンのパトレイバー論を素材に話をしてもらって、つっこみを入れつつ授業にしている。この論文はたぶん数少ない映像の肌理をある程度抑えた論文。

Robot Ghosts and Wired Dreams: Japanese Science Fiction from Origins to Anime

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2012-08-03

■雑誌

ユリイカ2012年8月号 特集=クリストファー・ノーラン 『メメント』から『インセプション』、そして『ダークナイト ライジング』へスマイルBEST プレステージ スタンダード・エディション [DVD]

ノーラン特集。ノーラン作品については、それぞれの作品が組み立てが入り組んでいて、しかもその割に案外分かりよく、ついつい解釈ゲームにつきあってしまいがちになるのだが、それでは物足りないと思っていたので早速買ってあれこれ読んでみる。個人的には、これほどまでに構造を前景化して組み立てながら、それを起源につきあわせないところ、あるいは起源の不安定さをそのままにして組み立てと共存させてしまうところが、毎作品気になってしまうのである、とかと思う。橋本氏が論じた『プレステージ』は即注文しておく。

美術手帖 2012年 08月号 [雑誌]

久方ぶりにBTを購入。論考、もう少したくさんあってもいいかもしれないと思いつつめくる。写真論について、そろそろもう一度議論を先に進めて考えてみたいのでデマンドやルフについて資料を収集中。


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2012-07-29

■引っ越し往路終了

先日書いた引っ越し作業は終了。手伝ってくれた学生さんには深く感謝。とはいえ10月上旬にもう一度往復の復の作業があるのであり、授業や研究はひとまずどうにも手がつけられない状況になるのであった。そんなこと言っても仕事は来るのであるが、それは仕方ない。

■学会

 今日は久々に美学会に行き、北野映画とルーモール〔ルーモア〕の発表二本をそれぞれ聞く。

 前者については、もう少し基本的画像の分析が必要だと思ったし、暴力というアクションが映画の構成上の分断にどのように波及し、映画自体を因果性から外部へと裏返してしまっているのかという次元まで精緻に比較検討のうえで議論しないと、なかなか納得できないという印象。もうひとつ、ビートと北野のタケシ/武論はもうずいぶんと日本語でもあるのでそうした視点は最低いれておかないと困るであろうし、監督として彼をシリアスに読みすぎると、なんでもない細部にあまりにも正当な意味を読み込みすぎてしまい、足をとられてしまいかねないと感じた。

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2012-07-19

■引越

 まだ授業も終わっていないのに、研究室すべての引越作業を月末までにせねばならないことになった。今の職場に来て引っ越しは2回目。今回は文学部などにお金など配分されるのだろうかと半信半疑だったのだが、奇跡的に急きょ建て替えが決まった。しかしその反面で、奇跡的に時間がない学期終わりの日程での引っ越しである。あまりにも、あまりにも無茶である。

 というわけで今日20日は機密書類4箱、ビデオ箱4箱、スライド箱4箱を処分したり自宅に送付したりする。10年分以上のあれこれが詰まっているのでちょっとヘビーすぎる作業である。

SFの変容―ある文学ジャンルの詩学と歴史

SFの変容―ある文学ジャンルの詩学と歴史

前々から買って読んでおかねばならないと思っていた本。これは夏の課題図書。秋以降のお仕事の素材。

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2012-07-07 アキラと羊

■ラマール文献

ラマールのアキラ論は翻訳があった。気づくのが遅くて積み残し。

新現実 v.4

ラマールの本はどうやら名古屋大学出版会から「近」刊なのだそうで、他もらしている議論をゼミで読むことにした。同時にMechademiaもざっとそろえて学生と読むことにした。

Mechademia 1: Emerging Worlds of Anime And Manga (Mechamedia)

■羊論

文献をサクサク集めて読んでいる。映画公開時の諸反応と80−90年代の政治的文脈と社会運動とホラーの関連も含めてあれこれ論がある。Clover,Halberstamはすでに挙げたが、再掲。後者の一章分が『羊たちの沈黙』に充てられている。表面/深層という二項対立ではなく表層=皮膚の縫合や拡散による同一性の問題が議論されている(個人的にはビルにあまりにも可能性を読みすぎの印象をもった)。フィリップスのものも第7章。当時の政治的社会的流れが簡潔におさえられている。Badleyのものは第6章。これは小説版で描かれた母の問題構成に関して詳しいので今回は省く。Staigerのものは第9章。フェミニズム側からの評価とゲイ・アクティヴィスト側からの批判について詳しい。

Men, Women, and Chainsaws: Gender in the Modern Horror FilmSkin Shows: Gothic Horror and the Technology of MonstersFilm, Horror, and the Body Fantastic (Contributions to the Study of Popular Culture)Projected Fears: Horror Films and American CulturePerverse Spectators: The Practices of Film Reception

また、入門的ではあるが、エルセッサー/バックランドの次の本の9章がまるまるこの作品に充てられている。

Studying Contemporary American Films: A Guide to Movie Analysis

日本語では塚田氏と大橋氏の議論があり参考になる。

シネマとジェンダー アメリカ映画の性と戦争 (ビジュアル文化シリーズ)

後者は岩波『文学』2002年11−12月号に所収。

悪魔化されたアジア的表象、そしてこの作品に入り込んでいる宗教的な諸表象の織り合わせの読みは面白い。

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2012-07-03 科研等

■お知らせ

 私もメンバーの科研で次の講演会があります。外部に向けて公開かどうかはわかりませんが、基本的に大丈夫だと思います。ということでお知らせまで。この後、ラマール氏は表象文化論学会でのシンポジウムにも出るのであるが、その情報もリンクしておきます。たぶん、――まだ調整中だけれども―― こっちも一瞬だけ行くとは思う。デマンドもついでに見る。

トマス・ラマール教授(マギル大学)講演会

エクスプローデッド・プロジェクション——技術的パラダイムと日本アニメ

 日時:2012年7月5日(木)15:00〜17:00

 場所:京都大学吉田南キャンパス総合館南棟334教室

 司会:門林岳史(関西大学)

 使用言語:日本語

 *入場無料・事前登録不要

本講演は、デジタル技術の衝撃に対して現代アニメがもたらす洞察を、日本のアニメ・メディアアート・物質文化ならびにハリウッドのSFX映画を実例として検討する。イメージと運動が組織される既存のモードがデジタル技術によって容赦なく脱-構造化された結果、イメージのフローとイメージの世界の組織化を構造的に把捉にあたっての新たな支配的モードとして、爆発する投影(exploded projection)が現れた。日本アニメの世界的ブームはもとより、現代においてアニメーションが遍在する一因は、イメージの組成という次元においてアニメーションが作用する傾向に存する。そうしたアニメーションの傾向が、運動とフローの新たなモードへとイメージ空間を開くとともに、新たな技術的パラダイムを作動させているのである。

 ということで学部ゼミでラマールの「フルリミテッドアニメーション」を読了する。面白いには面白かったが、運動イメージ/時間イメージとフル/リミテッド・アニメーションを重ね合わせて、複数の行動領域や次元に拡散していく運動/時間イメージという開き方は、――ラマ―ルだからこそのアクロバシーであり、強引な横滑りなのだろうが――やはり少々無茶とは思った。具体化、会社(化)、魂に充ちた身体化の「コーポレーション」はそんなに一様ではないし、そこにこそ間隙を見て複数化すべきではないのだろうかとも思う。とはいえ、そこまでの議論だけでも、アニメーション史を詳しく知らぬ者にとってさえも、アニメーションを考える作業がいかに刺激的な感覚的かつ思考的作業なのかが提示されているということはできる。

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