レンズと日々の描写 このページをアンテナに追加

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2005/05/13 (金)

シャジクソウ採集

八本松町原に、やはり冬の間中生育していたシャジクソウがあるので、H江さんと採集。2カ所の池で採集したが、2日前に採集したものとは形態が明らかに違う。さて、分子系統はどのようになるか楽しみである。次に用事があり、1時間ほどの採集予定だったので、カメラは軽くTS-E45mmのみを持参した。で、その評価は、下に。

[]Canon TS-E 45mm

絞りを10程度に絞っても、ティルトの効果は絶大である。1メートル先に生育する植物から、奥の木々の若葉まですべてピントが合う。ティルト無しではあり得ない描写だ。また、少し前にも書いたけど、ティルト、シフトを行わない、ストレートの状態で用いてもすばらしい描写をする。ネットで調べた限りは、絶賛という評価をしているところは少なくて、そこそこ、という評価が多かったのだが、今のところ私の評価は、Aである。フィールドで写真を撮るときは、アウトフォーカスのボケを使って主題を強調するという事もあるが、むしろ、その場に生育している植物やポリネーター、そして、背景の植生などの環境すべてを記録したい事も多い。この画角、ティルト、そして基本的な描写の良さはそのような要求にストレートに応えてくれる。どうして、もっと早く買わなかったのだろう。フィールド屋にとってmustともいえる逸品であります。

 どんな風かというと、

http://home.hiroshima-u.ac.jp/isagiy/photo/DayPhotoDoor.html

の2005年5月13日、14日分みたいに写ります(小さくてあまりよくわからないけど)。

業務で広島

某業務のため広島へ。高速道路経由で広島市内へつながっているバス、グリーンフェニックスで10:54分に発。バスの中では某業務関連書類に目を通し、昼前に到着。某業務は意外なほど順調に終わった。遅い昼食を本通りでとりながら、O関君の論文レジュメやT川さんの申請書類に目を通す。街はいいなぁ。16:20頃、研究室に戻る。

土門拳

土門拳は、戦後、木村伊兵衛とともに一時代を築いた写真家だというが、もちろん、リアルタイムでの活躍を私は知らない。この二人、周りも本人たちも互いをライバルとして認識していたと言うが、作風はずいぶん違う。私は、圧倒的に土門拳が好きだ。特に、脂がのりきったときに病に倒れた後、小型カメラでフットワークを活かした撮影ができなくなり、大型カメラを運んで各地の寺院を訪ねて撮った作品群が。いずれも絞りを小さく絞り、ぎりぎりと音がしそうな強い写真である。土門は多くの文章も残しているが、被写体への思い入れの強さには恐れ入るものがある。

土門拳 強く美しいもの―日本美探訪 (小学館文庫)

土門拳 強く美しいもの―日本美探訪 (小学館文庫)

文庫本でこのような本が出ているのを最近発見した。偏屈オヤジ(にちがいない)土門拳の文章は愉しく、対象物は全然違うけれども、俺も自然を強く描写するぜ!と、写真へのテンションがあがるのだ。

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