024:『POPOI―27歳いまどき?OLのセキララ日記』入江舞

POPOI―27歳いまどき?OLのセキララ日記

POPOI―27歳いまどき?OLのセキララ日記

 まとめ読みをしないサイトだったけれど一冊として読んでも違和感がなかった。色も使えたらもっと良さが出そうな。ページ渡りともう少しテーマを絞ってほしかった。
★★☆☆☆

025:『日本幻想小説傑作集 (1)』阿刀田高

日本幻想小説傑作集 (1) (白水Uブックス (75))

日本幻想小説傑作集 (1) (白水Uブックス (75))

  • 筒井康隆「佇むひと」−−ブラックジョーク?でも好き。解説ではセンチメンタルと言っている。文筆風刺系でこの風味は著者にしては珍しいような気が。
  • 中島敦山月記」−−教科書ではお馴染みですが、一冊に含まれる小説として読むと『臆病な自尊心と、尊大な羞恥心』の行も普通に流してた。話自体は面白い。
  • 五木寛之「白いワニの帝国・老車の墓場」−−著者は個人的に長編海外バブル小説みたいなイメージがあったのだけど、全然そんなことはなく、これなら他の著作も読んでみたい。
  • 小川未明「金の輪」−−幻想的で一回読んだだけでは感想が出てこない。たぶん手元に置いて何度も読み返すのが合ってる作品。
  • 江戸川乱歩押絵と旅する男」−−有名な作品は押さえているつもりだったけどそうでもなく。風景を想像しながら読むとクラクラする。
  • 安部公房「人魚伝」−−グロ耽美として読むか、ある意味リアルとして読むかで怖さの方向がずいぶん違ってくる。
  • 小松左京「くだんのはは」−−くだんが振り返るシーンだけ強烈に覚えていて、意外と情景とか色とかがしっかり書かれてた。今読むと確かにくだんよりくだんのははのが怖い。
  • 赤江瀑「春泥歌」−−四国の寺を巡るお遍路さんの祖母の秘密と、それを知ってしまったわたしの恐ろしい夢。意外な結末。
  • 神吉拓郎「二ノ橋 柳亭」−−
  • 笹沢左保「老人の予言」−−
  • 都築道夫「かくれんぼ」−−
  • 眉村卓「トロキン」−−
  • 黒井千次「子供のいる駅」−−
  • 芥川龍之介「魔術」−−

 あーとでかくー?
★★★★☆