かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

千葉市中央区/羽衣公園と通町公園の彫刻

  • 千葉市美術館に展覧会を観に行くので、ついでに、県庁前にある羽衣公園と、千葉神社近くの通町公園にある野外彫刻を観てきた。
  • 京成電鉄で最寄り→千葉中央駅と移動して、徒歩で羽衣公園まで。駅から10分くらいか。羽衣公園には、藤野天光の裸婦像と大須賀力の肖像彫刻が1点ずつあった。


藤野天光《新泉》(1971)。噴水の中に設置。顔真っ黒ですが…千葉県は、野外彫刻についてはやる気なしのようで、全然メンテされていない。なお、藤野の出身地である館林市役所議会棟前にも設置されているとのこと。


《初代民選千葉県知事」従四位勲三等 川口為之助先生之像》(1962.8.30設置)。銅像の制作は、大須賀力。県民有志の寄金により建立。川口為之助(1881-1962)は、民選による初代県知事(1947.4-1950.12)、その後、参議院議員を務めた。

  • 美術館から通町公園まで歩く。5分。ここに大須賀力の野外彫刻が1点ある。また、大きな大理石のモニュメントもあった。



大須賀力《愛・平和》(1954/1954.4.15設置、1986.12再設置)。台座後方の説明板によると、1954年(昭和29)4月15日、参議院議員加納金助氏の遺志により、加納家より寄贈されたもので、当初はセメント彫刻だったが、老朽化のため、改めてブロンズで鋳造し、1986年12月に再設置したとのこと。加納金助(1983-1953)は戦前戦後に千葉市長を務めた人物。



こちらは大理石による巨大モニュメント《SORGENTE》(1993)。銘板の裏に作者名も記されているが、よ、読めない…白大理石が大分汚れてきているので、中央の塔がなければ、瓦礫の山に見えないこともない。ちょっと残念か。追記(2018.10.28):作者は杭谷一東。カッラーラ産大理石を用いて制作した。

  • 中央公園を抜けて、再び千葉中央駅まで歩き、帰路につく。もちろんウニオンに寄ったのは言うまでもない笑


大須賀力《雄飛》(1964/1965設置)。何度も掲載しているが、今回も。