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黒田隆憲さんとの共著・共同監修本『ビートルズの遺伝子ディスク・ガイド』が発売中。 こういう内容です

「ダム・インク(Dumb Inc.、つまりバカ株式会社)」名義での活動も。
バンドキャンプで「光の速さ」や「タイムリミット」といった曲や、10曲入りの『Dumb Inc. EP (Revised)』などが試聴&フリーダウンロードできます。SoundCloudもあります。

2004年12月までの過去ログについてはこちらを見るよろし。

★★★★★=すばらしい ★★★★=とてもおもしろい ★★★=おもしろい ★★=つまらない ★=どうしようもない

2015-09-07 このエントリーを含むブックマーク

pikao2015-09-07

「私はもうこれまでにも十分お金を稼いできたわ。もし誰も私のアルバムにお金を払わなくてもぜんぜんオッケー。家もあるし、大好きな犬たちもいるし、それ以外にとくに必要なものなんてないもの」―マイリー、米W誌に語って

「大金持ちになったり、ヒット曲たくさんリリースしたり、映画の主役になったり…、そういうものは刺激にはなるかもしれないけれど、そんなものでは幸せにはなれないわ。私はこれまでの人生で、すべて経験してきたから分かるの」―マイリー、米Marie Clair誌のインタヴューにて

マイリー・サイラスはこの言葉を実際に行動に移して(制作費の約600万円をポケットマネーから捻出して)傑作『Miley Cyrus And Her Dead Petz』を無料リリースしたわけだ。もちろん、それ以上の稼ぎがあるからこそ出来たことではあるんだが、アメリカを代表するポップ・シンガーである彼女の有言実行は本当に素晴らしいと思う。お金がないと生きていけないのかもしれないけど、それでも本当に大切なものはお金なんかじゃない、ということを世界に示していかないと、世の中がどんどん世知辛くなっていくと思うから。


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2015-09-06 このエントリーを含むブックマーク

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MTVビデオ・ミュージック・アワード2015を観て改めて思ったけど、テイラー・スウィフト軍団は顔立ち・体型共に整った人達ばかりを集めていてやはり気持ち悪い。これは(無意識的なものであっても)「多様性を否定している」と言われても仕方ないと思うよ(というか実際にアメリカではそういう批判をされてるわけだし)。それに引き換え、マイリー・サイラスが連れてきたマイリー軍団はそれぞれに個性があって見ていて楽しい。『Bangerz』以降のマイリーは多様性の肯定、および世間の画一的な美の基準からの解放を目指して行動し続けている。本当に尊敬に値する人物だと思います。


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2015-09-05 このエントリーを含むブックマーク

MTVビデオ・ミュージック・アワード2015で印象に残ったのは、カニエ・ウエストの狂気の大統領選出馬宣言を受けてのマイリー・サイラスの「ドナルド・トランプに投票するつもりだったけど、代わりにカニエに投票することにしたわ!」発言。


そもそもマイリー・サイラスは祖父が民主党議員というバリバリのリベラル一家出身で、本人もLGBTの支援財団を立ち上げたりしているぐらいなので、共和党の同姓婚に反対しているドナルド・トランプに投票するわけがないんだよな。つまり彼女の上記の発言は、「ドナルド・トランプへの投票」という「ネタ」を最初に示すことによって、ネタか本気か分かりにくかったカニエの大統領選出馬宣言を(上から目線の人種差別的なニュアンスを含めずに)その場を盛り上げるための「ネタ」として上手に処理するという、司会者としての物凄くクレバーな対応なのだ。


fakegritさんも以前に書かれていたけど、「マイリーサイラスの政治的発言がどれだけハイレベルかすら気付けず「過激さで金を稼ぐ下品な馬鹿」認定する時点で、成人以上なら割とお察しである……」って感じだよなあ。

2015-09-04

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Miley Cyrus/Miley Cyrus And Her Dead Petz


★★★★★


マイリー・サイラスがホストを務めたMTVビデオ・ミュージック・アワード2015のエンディングにおいて突如として無料リリースが告知されたニュー・アルバム。


昨年発表されたフレーミング・リップスと愉快な仲間たちによるビートルズのトリビュート・アルバム『With A Little Help From My Fwends』にマイリーが参加した流れを踏まえて、本作はフレーミング・リップスとの全面的なコラボレーション作品となっている。もちろん彼女の前作『Bangerz』から引き続いてマイク・ウィル・メイド・イットも参加。サウス・ヒップホップとビートリーなサイケデリック・ポップが絶妙にミックスされたパーソナルな荒削りソングが全23曲92分。様々な時代やジャンルを気ままに行き来する、マイリーの自由な心が解き放たれた『マイリーの魂』とでもいうべき大作だ。ビートルズとサウス・ヒップホップが大好きなおいらにとってはまるで夢のような内容だったですよ。アルバム・タイトルからも顕著なように、彼女の動物達に対する愛が強く表現されているのも素晴らしい。アリエル・ピンク、ビッグ・ショーン、ファントグラムなどの客演陣もナイスですねー。Dooo It!


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MTVビデオ・ミュージック・アワード2015はマイリー・サイラスの意向でセクシュアル・マイノリティの人達が大挙出演していたのも素晴らしかったです。マイリーの面目躍如たるホストっぷり。


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2015-09-03 このエントリーを含むブックマーク

9月5日(土)の夜は渋谷メスカリートで「黒の試走車」〜渋谷Visionで家猫フェリックスさんの来日DJでオール、というのがお勧めの夜遊びコースですよー。


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2015-09-02

pikao2015-09-02

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映画『あの日のように抱きしめて(監督:クリスティアン・ペッツォルト)観賞。★★★


1965年のハリウッド映画『死刑台への招待』(監督は『ナバロンの要塞』のJ・リー・トンプソン)と同一原作(『帰らざる肉体』)ながらも、二転三転する明快なエンターテインメント・サスペンスだった『死刑台への招待』に対して、こちらは主人公達の「貧しさ」や「心の傷」が丁寧に描かれており、ホロコーストの当事者だったドイツ人ゆえの誠実さが強く出ていると思う。クリスティアン・ペッツォルトって真面目な人なんだなあ。メロドラマ色の濃い『めまい』といった趣きもある。


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IMDbの該当ページ

2015-09-01 このエントリーを含むブックマーク

pikao2015-09-01

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もしも君に恋したら。』を手掛けたマイケル・ドースの一筋縄ではいかないセンスが最も端的に表れているのは『パーティー・ナイトはダンステリア』で主人公のトファー・グレイスとダン・フォグラーがN.W.A.の「Straight Outta Compton」をラップするシーンで、よりにもよってアイス・キューブでもイージーEでもなくてMCレンのパートをラップさせているというのが捻くれすぎていて凄い(予告編にも該当シーンあり)。

2015-08-31 このエントリーを含むブックマーク

pikao2015-08-31

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M.I.A.の「Born Free」のPV(監督はコスタ=ガヴラスの息子のロマン・ガヴラス)の元ネタであるところのモキュメンタリー映画『懲罰大陸★USA』を観に行ってきた。マンフレッド・マンのポール・ジョーンズを主演に起用して(クイーンの「Bohemian Rhapsody」の元ネタにもなった)『傷だらけのアイドル』を撮り、ジョン・レノンの平和運動に直接的なインスピレーションを与え、現在に至るまでポップ・ミュージック界に多大な影響を与え続けているピーター・ワトキンス。というわけなので、『傷だらけのアイドル』もリバイバル公開して欲しいなー(サントラは再発されているわけだし)。


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2015-08-30 このエントリーを含むブックマーク

pikao2015-08-30

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全米大ヒット中のN.W.A.の伝記映画『Straight Outta Compton』効果で27年前のアルバム『Straight Outta Compton』までもが全米アルバム・チャートの4位に返り咲き(というか過去最高位)、ってとんでもない社会現象になってるじゃないっすか。早く日本でも公開してくれー。


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そういえば映画『22 ジャンプストリート』で最も面白かったのは、アイス・キューブの妻役のクイーン・ラティファが「ご出身は?」と聞かれて「生まれも育ちもコンプトンよ!(Straight Outta Compton!)」と答えるN.W.A.ギャグだったな。

2015-08-29 このエントリーを含むブックマーク

pikao2015-08-29

メアリー・ルー・ロードの新作の『Backstreet Angels(裏通りの天使たち)』というタイトルは非常にブルース・スプリングスティーン的なネーミング・センスだが、このアルバムの実質的なタイトル・ナンバー(「Backstreet Angels」という単語が登場する)「The Run That I'm On」は実際にブルース・スプリングスティーンの「I’m On Fire」を下敷きにして作られた楽曲である(だからアレンジやBPM、歌の譜割りなどがほとんど同じ)。そして歌詞の中ではブルース・スプリングスティーンの初期の名曲「都会で聖者になるのはたいへんだ(It’s Hard To Be A Saint In The City)」に引っ掛けたフレーズまで登場するという徹底したスプリングスティーンへのトリビュート・ソングになっているのだった。


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ちなみに「I'm On Fire」のPVを監督したのはジョン・セイルズ。同時期の「Born In the U.S.A.」のPVもジョン・セイルズが手掛けている。また、後にブルース・スプリングスティーンはジョン・セイルズの監督作『最果ての地』のために主題歌「Lift Me Up」を書き下ろしている。


「I'm On Fire」の頃のジョン・セイルズは『ベイビー・イッツ・ユー 』や『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』も勿論良いんだけど、個人的にはレズビアン映画の『リアンナ』が秀でていると思ってます。