★★★
ペースト・マガジンが発表した2009年のベスト・アルバム25の第10位にフランク・ターナーがランクイン! めでたい! おいらがフランク・ターナーのことを知ったのはMC・ラーズがTwitter上で「フランク・ターナー=ダッシュボード・コンフェッショナル+ビリー・ブラッグ!」と激賞してたからなんだけど、そんな形容に相応しいシングルがちょうど今年の春にリリースされているので載せておこう。
言うまでもなく、これはブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』のオープニング・ナンバーのカヴァー。「ダッシュボード・コンフェッショナル+ビリー・ブラッグ」の面目躍如というべき選曲だ(ビリー・ブラッグってUKのブルース・スプリングスティーン的な存在だし)。サウンドはアコースティック・ギター1本の弾き語りでシンプルな仕上がり。でもサウンドとかそんなこと以上に、『明日なき暴走』のパロディになっているこの気の抜けたジャケット(しかもTシャツはブラック・フラッグ!)だけで優勝!って感じだよな。こういう人懐っこいチャームはまさにビリー・ブラッグの系譜に連なるものだ。だから彼がビリー・ブラッグの「A New England」をカヴァーしているのも必然ってわけだ。
↑子供達の表情がほんとに素敵。全然関係ないけれど、ケン・ローチの映画を想起したりもした。というわけで今年発表された傑作『Poetry Of The Deed』についての話はまた今度気が向いたら書く!