2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「完璧な人生」ではないかもしれないけど、登場人物たちはそれぞれ自分の生きる道を見つけていく。その厳しさと誠実さと優しさこそがマイク・バービグリア映画の魅力であるということが、『Sleepwalk With Me』と『Don’t Think Twice』の日本語字幕を作って…
Febbって2015年の4月から8月まで入院してたのか。彼のフロウが変わったのはその影響もあるのかもな。ちなみにノトーリアスB.I.G.がレイドバックしたフロウに変わっていったのも、彼が足を骨折して車椅子に座ったままラップを録るようになったからなんすよね…
Febbの『So Sophisticated』のトラックで一番好きなのはミーシャ・パリスの「Carefree」使いが最高な「CAREFREE」かな。俺は緑の患者さ。
Febbの2ndアルバム『So Sophisticated』が素晴らしい。最近の客演作品からも明らかだったことだが、1stの『The Season』と比べると、ラップがレイドバックしたスタイルになっていて、ノトーリアスB.I.G.の『Ready To Die』から『Life After Death』に至る変…
メガネはしねえが伊達な男!耳が腐るまでチェックしな! 「走り出したなら止まるなBoy/途中でやめるFake Assは多い」
『作家、本当のJ.T.リロイ』が観ていて疲れるのは、『オーソン・ウェルズのフェイク』やバンクシーの『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』と比べると、その「嘘」にユーモアがないからだ。やはりユーモアは大事。空虚な人間に徹底的に語らせているの…
『悪魔とダニエル・ジョンストン』の監督であるジェフ・フォイヤージークの新作『作家、本当のJ.T.リロイ』を観た。『悪魔とダニエル・ジョンストン』は周囲の人間の証言のみで話が進んでいったのに対して、『作家、本当のJ.T.リロイ』はその逆でほぼ本人の…
Febbの曲で一番好きなのは、ビート集『BEATS & SUPPLY』のラストに収録されている「HONEY」(Febbがどれだけマリファナを好きなのかって歌。Febbにマリファナを教えたのはJUSWANNAのメシアTHEフライだったんだな。ビートルズにおけるボブ・ディラン的な存在…
The Jesus And Mary Chain/Damage And Joy ★★★★★ 「(現在の)ジーザス&メリー・チェインの新作」としておいらが待ち望んでいたものはすべて得られたのだから、これは5つ星を付けるよりほか無いではないか。もともと、おいらは彼等のシューゲイザー的なサウ…
超破格の条件で『Sleepwalk With Me』の上映権を入手しました! というわけで、今年はついにマイク・バービグリアの監督作が日本の映画館で上映されることになります! 今回の件で分かったのは、マイク・バービグリア(とジョー・バービグリア)はスタンダッ…
『Sleepwalk With Me』はマットとアビーの出会いのきっかけになった歌であるメイツ・オブ・ステイトの「Now」がラストでも流れるのがたまらないっす。マイク・バービグリアはコメディアンだけあって、こういう反復の使い方が抜群に上手い。 ずっと待っていた…
『Sleepwalk With Me』〜『Don’t Think Twice』とマイク・バービグリア作品の日本語字幕を作っていて実感したのは、この人は映画との距離の取り方が絶妙であるということ。初監督作の『Sleepwalk With Me』からして、スタンダップ・コメディの舞台版(CDあり…
『Don't Think Twice』の日本語字幕を作成中に「Fuck my life」の適当な訳を探していて、「最悪の人生」とか「クソみたいな人生」じゃ訳が硬すぎるなあと悩んでいたんだけど、妥当なのは「ついてねえ」だな。まさか電気グルーヴを聴き続けてきたことがこんな…
『Love』でジリアン・ジェイコブス演じるミッキーがニュージャージー出身という設定でブルース・スプリングスティーンのTシャツを着ているというのはありがちだけれども、彼女は自分の部屋でリチャード&リンダ・トンプソンの「I Want To See The Bright Lig…
マフスの名作『Happy Birthday To Me』のデラックス・エディションの発売を記念して、名曲「Outer Space」の歌詞を訳しました。 「Outer Space」 by The Muffs 今の私はミジメだけど 私と一緒にどこかに行かない? この変な顔と一緒に あなたが私の目を見て …
4月末〜5月にかけて東京と大阪で開催されるイタリア映画祭でパオロ・ヴィルズィの作品が3本も上映されるー。以前に書いたことの繰り返しになるけれど、彼はイタリア社会の中核からはじき出された者たちを描き続けている映画作家。昨年、日本でも公開された『…
マフスの『Happy Birthday To Me』のデラックス・エディションを買って気付いたんだが、この象のジャケ写とリプレイスメンツのラスト・アルバム『All Shook Down』の犬のジャケ写は同じ写真家(マイケル・ウィルソン)の作品だったんだな。たしかに、なんと…
電気グルーヴの新作『Tropical Love』のオープニングを飾る「人間大統領」において、(弾き直しの可能性もあるけど)ポール・マッカートニーの最高傑作である『McCartney II』収録の「Temporary Secretary」*1のシンセのシーケンスがサンプリングされてます…
『エイミー・シューマーのレザー製ですが何か?』における「売れて芸が雑になる」→「客の反応も雑になる」という負の連鎖は、エイミー・シューマーの盟友であるマイク・バービグリアが『Don't Think Twice』で描いていたことと全く同じなんだよな。だから悲…
クランプスとフォルティ・タワーズのTシャツ! やっぱり電気グルーヴは素敵な二人組だな。 「戦争の話はやめてくれないか!」 「アンタ達が始めたんだろ?」 「私達はしとらんぞ!」 「ポーランドに侵攻しただろ!」
そういえばジェニファー・ジェイソン・リーの最高傑作『ジョージア』の新訳日本語字幕版DVDを作ったので観たい人がいたら言ってください。歌詞の部分とかがだいぶ改善されている、はず。日本での上映権も買いたいんだけど、アメリカ以外での配給権を管轄して…
日本のNetflixでも配信が始まったエイミー・シューマーのスタンダップ・コメディ作品『エイミー・シューマーのレザー製ですが何か?』は、「売れて芸が雑になる」の典型のような内容で本当に辛かった。彼女のスタンダップ・コメディの最初のTVスペシャル『Am…
以前にもちょこっと書いたけれど、KID FRESINOは(JJJの趣味も多分に反映されているとはいえ)『Horseman's Scheme』の「Scheme In’」ではELOの「Fire On High」を、『Conq.u.er』ではアルバムの各所でモンティ・パイソンのスケッチを、『Somewhere』の「LOV…
『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』の最大の見所はマイク・バービグリアの可愛さ。葬式のシーンでブリー・ラーソンの手を繋ぐところとか、(他のキャストが普通に泣いている中で)涙をこぼしそうでこぼさないところとか…
アルバム『FUTURE』と『HNDRXX』を(ほぼ)同時リリースと、かな〜り生き急いでる感のあるフューチャーだが、とりあえず「Draco」は文句無しの名曲。アルペジエイターを究極的に活用したシンセのシーケンスが気持ちいい〜。
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』のジェイク・ギレンホールって既視感があるよなあと思っていたら、そうか、『ムーンライト・マイル』と話の内容が被ってるんだな。70年代ロック中心の選曲も似ているし。ジェイク・ギレンホールは不慮の事故でパー…
おいらは現在『Sleepwalk With Me』の日本での上映権を購入しようと動いてるんだけど、映画会社にメールを送っても一向に返事がこなくて困ってしまって、ワラをも掴む思いでマイク・バービグリアの公式サイトにメールを送ったら彼のお兄さんのジョー・バーグ…
そういえばケン・ローチの映画『The Spirit Of 45』で「究極的にいえば、キリスト教が社会主義だ」という名言が出てくるけれど、『マイク・バービグリアのジョークの神様、ありがとう!』でも同じようなネタが出てくるんだよな。究極的にいえば、マイク・バ…
日本のNetflixでも配信が始まった『マイク・バービグリアのジョークの神様、ありがとう!』を観ても、ジャド・アパトーが絶賛するマイク・バービグリアのストーリーテラーとしての巧さはやはり際立っていると思う(だから彼は映画監督としても傑出しているわ…