ズルイこといっぱいする人ね 〜自然ならなお悪よね〜

日中、柏崎での仕事。


行き帰りの車の中、
係長や主任が交代で運転しているにもかかわらず、戦闘竜さんはグースカピースカ大いびきをかいて寝ていた。


彼はいつもそうなのだ。


私は、いつ係長や主任がキレるんではないかと
冷や冷やして、眠気も吹き飛んでいた。


ふと、隣で寝ている戦闘竜さんの足元に目をやると

なんだこれ!?

戦闘竜さんが脱ぎ捨てた、ドクロがプリントされた靴下だった。



帰り道、
新潟に入り、休憩するためにコンビニに車が着くと
それまで爆睡していた戦闘竜さんはいきなり起きて、コンビニ内へ。
買い物を終え、みんなが
「疲れた。」
「喉が渇いた。」
と、ジュースやお茶を飲む中、
戦闘竜さん1人「グリコ ジャイアントコーン」をむさぼり食っていた。


「グリコ ジャイアントコーン」を食べ、やっとお目覚めにになった戦闘竜さんに
私は恐る恐る聞いてみた
「す、すごい靴下ですね・・・」

戦闘竜さん「そう?いいでしょ?色違いで3足持ってるよ。」

私「・・・」





会社に帰ったのもつかの間
今日は上川村の某温泉宿で「夜中の仕事」があった。



仕事中、
お客様とメーカー担当者がいるにもかかわらず、戦闘竜さんはずっとガムをクチャクチャ噛んでいた。
さらに24歳のメーカー担当者に対しても、舐めたような発言を繰り返し
私は、そんな戦闘竜さんの態度にうんざりした。





そして
仕事が終わったのが2:30。




帰りの道中
主任と私、2人で車に乗っていた。


そこで、主任の戦闘竜さんへの愚痴が始まった。

仕事中の勤務態度
仕事に取り組む姿勢
上司やメーカー担当者への接し方
などなど・・・

私が普段感じていたことを、主任も思っていたようだった。



主任は礼儀ややる気を重んじる人で、
戦闘竜さんのことはすでに「どうしようもないやつ」と諦めていた。

私も主任の考え方には同意見だったので
「ええ、そうですよね・・・」と相づちを打っていた。



主任の戦闘竜さんへの愚痴は、帰りの1時間の道中延々と続き、
私は疲れと眠気を振り払うかのように「フッー」と息を吐き、
どこまでも続く高速道路の照明をみつめていた。

おわり