スッキリした

猫の手術はしたかったけれど、地元の人の後ろにあの人がいるとは思わなかった。私にとってはネコズを育ててくれた恩人がなぜ亡くなったのか、この２年間ずっと考えていた。あんな形で音信不通になったが、いつかまた島に来ると思っていたから。

預かり親だけで地域猫はやりたくないと言っていた彼女を地域猫に引っ張り、例の件でも裏で動いていたあの人。何度も名前を聞いた。頼まれたら嫌とは言わない彼女は尊敬する人に言われたら喜んで使われたにちがいない。

会って話をしたが、結局は自分たちが正しいという姿勢は譲らなかった。正義や大義がなんだ!!周りの人間関係をぶち壊して押し通す権利なんて誰にもない。私は嫌いな人間は少ないが嫌いなヤツはとことん嫌いだ。あの人が関わるなら、手伝いなんかこっちからお断りだ。スッキリした。泥棒猫みたいに鍵付き掲示板を勝手に盗み読みするような人間は、いつか自分のためには友達さえ捨てるよ。

今回の収穫は、彼女が死のかなり前から猫ボラをやめたがっていたという事実。真面目な彼女はきっと板挟みだったはず。何が彼女を追い詰めたのか、やっと彼女の死の周辺が見えてきた。私は絶対許さない。