暇なので

最近見たDVDの感想を。

◯『J・エドガー

インビクタス』以降、やや不振が続いてるかなと個人的には思っているクリント・イーストウッドだけど、これもちょっと全体的に構成をミスってる感じがして、ダレるというか、今ひとつ最後まで伸び切らない印象でした。それでも、もはやイーストウッド節としか言い様がない、独特な重厚感と哀愁はやはり健在で、見た後、妙〜な幸福感があるから不思議。

◯『ミッション:8ミニッツ』

これは面白かったです。路線としては『デジャヴ』みたいな「犯罪サスペンス+時間旅行モノ」って感じで、最後まで飽きずに見れました(最後のメールのくだりは要らん気がするけど)。前作の『月に囚われた男』も小粒ながら好感が持てたし、監督のダンカン・ジョーンズ(父親はデヴィッド・ボウイ)には今後も期待したいところ。

◯『リアル・スティール

これぞハリウッド、なサービス精神が満載で結構楽しめました。普段なら高カロリー過ぎて食傷気味になるような、アメリカンなノリと足し算しかしないストーリーも、ロボット同士が戦うシーンが単純に燃えるので、こっちもイケイケな気分になってしまった。ATOMのシャドー機能はちょっとヤラレタ感がある。

◯『ゴーストライター

口コミの評判とか、劇場で見た『おとなのけんか』が最高だったこともあって、個人的にかなり期待が高まってたんだけど、正直、その期待を超えなかった感じだった。陰鬱な島の雰囲気とか非常に良いんだけど、全体的に地味で、他に見た映画と比べるとそんなに印象に残らなかった。『リアル・スティール』で強制イケイケになってしまったせいかも。