オレが考えたドラマ版「電車男」
もーりさん(id:mohri:20050107:trainman)とこで盛り上がってたので、私も参加しようと思ったんですが、漫画はからっきしわからないので、ドラマ版を考えてみました。
エルメス(小泉今日子)は37歳のタクシードライバー。普段はやさぐれているが、恋をすると途端に80年代のぶりっこ調(ツインテールに二重のスカート)になってしまう。電車男(松岡昌宏)にわざとらしいくらいのモーションをかけて、「あれで気づかなかったら人間じゃない。おさるの電車さんよー!」とほくそ笑むが、鈍い電車男は全く気づかない。なんとかデートにこぎつけ、ドライバー仲間(尾美としのり)の「30過ぎたらチューと交尾は一回にまとめろよ!」という助言に従い、「Cはあるんだゾ。」と誘惑するものの、またしても失敗。「女の性欲なめんなよ!」とキレる。最後はBからGのイニシャルで始まるコテハンの仲間達に励まされ、電車男は「ウエハース買ってくる!」と高速道路を爆走してエルメスを追うのだった。
倉本聰版
電車男(吉岡秀隆)は富良野線の中でエルメス(宮沢りえ)を助け、それをきっかけに二人はつき合い始める。ところがエルメスが過去にAV女優をしていた事が発覚。電車男はエルメスを問いつめ、傷つけてしまう。「電車、おまえの汚れは石鹸で落ちる。石鹸で落ちない汚れはどうしたらいいんだ?父さんなんか汚れだらけだ。…おまえにもある。」と父親に言われ、電車男はエルメスの待つ納屋へと走った。が、しかし…。
電車男ナレーション「雪の上にエルメスの足跡があった。足跡はまっすぐに納屋の中に入り、それから表へ出たところで、もう一度立ち止まって振り返ったらしく…」♪あーあーあああああー
内館牧子版
エルメス(稲森いずみ)は結婚を焦る、キャリアなしの暗い30女。狙っていた年上男伊崎(高橋克典)を母親(風吹ジュン)に寝取られ、「サカリのついたメス豚っ!」と叫ぶ。代わりに年下の電車男(賀集利樹)とつき合い始めるが、アニメ好きの電車男と話を合わせるのが大変。「アラレちゃん語、流行ったよね。およよ、ほよ、んちゃ、ばいちゃ。」「…流行ったか?」「あんなに流行ったじゃなーい。私が小学校2年だったかな?」「…俺の生まれた年だ。」「ガ━━━━━━Σ(゜д゜|||)━━━━━━━ン!!!!! 」更に「ずっと昔に修学旅行した女は空気感が違う。」などと言われ、張り切ってツインテールで決めてみたのに、若いライバル(星野真里)に「必死にアピールしたって、年の差なんて顔見りゃ誰だってわかるわ!」と言われてまたショックを受ける。
エルメスナレーション「若い子にしかできないファッションだった。自分が急におばさんに思えた…。母の言うとおり、30歳の8つ年下は苦しい。伊崎はどうして私じゃだめだったんだろう。」
梅田みか版
オープニングは宇宙ポエム。一度死んだのに「神の意思により」地上に引き戻されたエルメス(黒木瞳)。彼女に恋をした宇宙飛行士、電車男(坂口憲二)は、毒男達のアドバイスで、アルマーニのスーツとレイバンのサングラス(坂口オリジナルモデル)を購入、チェロも弾いてエルメスの気を引く。「巡り会うべき人と出会って、自分の魂の片割れを見つけ、そこに本当の愛を築く。その上で俺は宇宙へと飛び、神の存在を確かめるんだ。」などと散々電波な会話を繰り広げ、仲間が風呂に入ったり、樹海で2km転がったり、あまりの内容に腹を立てて突然降板したりしつつ、最終回ではスペースシャトルで宇宙に旅立つ。が、シャトルが速攻故障、電車男は宇宙空間に突如現れた、タンゴを踊る巨大エルメスに向かって、永遠に飛び続ける。