研究室のPCにUbuntu 9.04をインストール

研究室で使っているPCをようやくデュアルブートにしました。去年使っていたグラフィックボードを付けてCUDAも使えるようにしました。これでやっとGPGPUプログラミングが出来ます。新しいGPUは未だ発売未定のようで…
一応64bitマシンなのですが、メモリは2GBしか積んでないし面倒くさいことになると嫌なのでとりあえず32bit版のUbuntuを使うことにしました。WIndows XPとのデュアルブートですが、ほぼUbuntuを使うことになると思います。Windowsではパワーポイントやワードなどが使えればいいので、最悪UbuntuVirtualBoxをインストールして、仮想Windowsとして使うかもしれません。リブートする手間が省けますし。

Ubuntuインストール後にやったこと

いつか64bit版を入れたくなったときとか、Ubuntuを再インストールしたくなったときのために備忘録として書いておきます。色々調べながらやっているので、間違っているところがあると思います。これは必要無いとか、こっちのがいいなど突っ込みがありましたらコメントをお願いします。

プログラミング環境を整える

emacs、g++、OpenGL、をインストールする

% sudo apt-get update
% sudo apt-get install emacs
% sudo apt-get install g++
% sudo apt-get install freeglut3 freeglut3-dbg freeglut3-dev

apt-getを利用してサクっとインストール。

zshをインストールし、ログインシェルにする
% sudo apt-get install zsh
% chsh -s /bin/zsh

パスワードを聞かれるのでおとなしく入力します。再ログインすると、zshがログインシェルになります。

アンチエイリアスの効いたemacsを使えるようにする
% sudo apt-get install emacs-snapshot-el emacs-snapshot-gtk

emacs-snapshotをインストールし、~/.emacs.elに、以下のように書き込む

cond (window-system
       (set-default-font "Bitstream Vera Sans Mono-10")
       (set-fontset-font (frame-parameter nil 'font)
                         'japanese-jisx0208
                         '("VL ゴシック" . "unicode-bmp") )
       )
      )
;;太字の部分でフォントとフォントサイズを指定する。unicode-bmpはこのままのがいいらしい(?)

これでemacs-snapshotを起動すると、アンチエイリアスのかかったフォントで表示されるはずです。emacsコマンドでemacs-snapshotが立ち上がるようにするには、

sudo update-alternatives --config emacs

と入力し、emacs-snapshotを選択すればOKです。
参考サイト

CUDAをインストールする

Download CUDA Code - complete and free toolkit for creating derivative worksから、CUDA2.2のドライバ等をダウンロードします。日本語サイトでは現時点でCUDA2.1までしか提供されていないようです*1。また、OS選択リストにUbuntu 9.04がまだないようなので、Ubuntu 8.10を選択しました。
CUDAドライバはテキストモードでインストールする必要があります。
「システム」-「システム管理」-「サービスの管理」を選択し、ロックを解除して「グラフィカルなログイン・マネージャ(gdm)」のチェックを外します。僕の環境の場合、警告が出てOKを押したら画面が落ちてしまい、ウンともスンとも言わなくなってしまいましたが、再起動したら無事テキストモードで起動しました。テキストモードで起動したら、

% sudo sh ./cudadriver_2.2_linux_32_185.18.08-beta.run

と入力し、インストールを進めます。
最初の質問でAcceptを選択したら、あとはEnterを押していればインストールできます。CUDAドライバのインストールが完了したら、

% sudo gdm start

で、グラフィカルモードでログインし直します。ログインしたら、「サービスの管理」からグラフィカルなログインが出来るようになおしておきます。
続いてToolkitとSDKをインストールします。

% sudo sh ./cudatoolkit_2.2_linux_32_ubuntu8.10.run
% sh ./cudasdk_2.2_linux.run

両者ともインストールする場所の変更がなければ、全てYesを選択して大丈夫です。これでCUDAのインストールが完了しました。

P3:PeraPeraPrvをインストール

twitterクライアントであるP3をインストールしておきます。javaをインストールしておく必要があるので、

sudo apt-get install sun-java6-jdk

javaをインストールします。
【P3】P3:PeraPeraPrv - とかいろいろから、P3をダウンロードして展開します。

% java -jar ~/P3_4_14/PeraPeraPrv.jar

と入力することでP3が起動します。が、長いのでaliasをzshに書いておきます。~/.zshrcに以下のように書きました。

alias P3='java -jar ~/P3_4_14/PeraPeraPrv.jar &'

こうしておくことで、コマンドラインでP3と入力すればP3が立ち上がります。しかしこのままだとエラーが発生します。展開して出来たP3_Resourcesフォルダをホームディレクトリにコピーしておくとエラーが出ないようです。このあたりは僕もよく分からないのですが、今のところきちんと動いているのでよしとします。

その他細かい設定など
  • キーボード・ショートカットのRun a terminalを「Ctrl」+「Alt」+「t」を登録し、キーボードからターミナルを起動出来るようにした。
  • Anthyを「Ctrl」+「Space」で立ち上がらないようにした。*2

最後に

まだまだ分からないことだらけですが、だいぶUbuntuにも慣れてきました。そして、やっとCUDAが使えるようになりました。これからはCUDAについても書いていこうと思います。しかしCUDAは難しい。*3

*1:署名をすれば入手可能らしい

*2:emacsでMark setをしようとするとAnthy起動が優先され、とてもうざったい

*3:その分だけ面白いんだろうけど