いろいろ読んだぞ

「北九州事件のやつ」

おとろしい事件。
信じられないとしか言いようがない。
著者は、共犯の妻?が「なぜ犯行におよんだのか?」ということをDVという仮説から事件を眺めている。
ただ、最近読んだノンフィクションものの「凶悪」「でっちあげ」とかと比べると、主観が入りすぎていて、バランスに欠ける。なので、なかなか伝わりづらい部分あり。

宿沢広朗 勝つことのみ善である」

非常にこれは良い。
宿沢さんのもうひとつの「努力は運を支配する?」よりも断然こっちのほうが良い。この本は、ある種、論文的な書き方。
論文は、ある対象(問題)に、仮説を立てて、具体的に検証していくものという認識で、あってるかどうかはわからないですが合っているのであれば、これは論文的な書き方。

著者は「勝つことのみが善である」という宿沢さんを象徴する言葉を軸に、それを補う「名誉」(なんかもうひとつあったかも)を導き出して、宿沢さんを描き出す。

がんばらないとダメだなぁと思わせてくれる本になっています。

「さわかみさんのメガトレンド」

供給力アップの時代?だった気がするけど、そういう時代が来るらしい。ちょっと論理的には、前提を飛ばして、説明されたりするので、なかなか意味が分からない部分があったりしますが、まあ兎にも角にも、人口が増えてるから、エネルギー、食料が足りなくなるぜってことのようです。

そして、金融刺激策で、メチャクチャ、お金をばら撒いてるからインフレになるらしい。インフレになるから、何かインフレする資産を持たなくては。

で、一点、不明なこと。

「お金って、価値とかではなくて、モノとして刷れば増えるから増やすのは簡単だけど、減らすのって、どうやるんですか?」