都市・場所・山を歩く

2012-03-18

期せず霧氷の筑波山で東北の完全復興を祈念

ご縁あってブログ単身赴任の山歩き」のhawksさんと筑波山に登ってきました。往路は御幸ヶ原コース、復路は白雲橋(しらくもばし)コースという、かなりオーソドックスな部類のコース取りです。ちなみに、筑波山の登山コースについて詳しくは以下のページも参考になります。

実際に歩いたルートは以下の通り(cf. ↓)。時計周りのイメージですね。途中でGPSロガ―の電池が切れてしまったらしく、後半はフリーハンドで書き加えてますけども…

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3月11日午前8時、千葉県某所でhawksさんの車にピックアップしていただきました。そこから高速道路筑波山麓へ。土浦北I.C.(だったかな?)で高速を降りて下道を暫く走ると、筑波山が登場。思っていたより威圧感がありますね(↓)。標高はたかだか900m弱なんですが、さすがに日本百名山なのでナメてはいけないということなんでしょうね。

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登山口には思っていたよりも早く着き、9:30ちょい過ぎにスタート。写真がヘタッピすぎてうまく撮れていませんが、梅が見ごろのようでした(↓)。そういえば登山口のすぐ近くには梅林もあって、駐車場整理のバイトが動員される程度には盛況だったようです。

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山歩きの前に筑波山神社にお参り。

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境内にはふてぶてしい態度のニャンコがいました。腕まで組んでるし…。hawksさん曰く「まるでライオンやな」。

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ちなみにhawksさんはブログでは関西弁をおくびにも出さないイメージなのに、実際にお会いしてみると関西弁丸出しでおもしろかったですw 僕なんぞはヘタレなので関東地方に来ると極力関西弁を出さないようにニワカ標準語で立ちふるまおうとしてしまうのですが…(結局は、僕もつられて結局関西弁ベースでの会話になってましたけど)。

といっても、hawksさんの見た感じは、そうした関西弁のコッテリイメージとはむしろ程遠く、スラっと長身で、装備もお洒落。いやはや、僕もhawksさんのような大人になりたいと思いました。

さて、山の話に戻しましょう。前日のお天気がかならずしもよくなかったのである程度予測できていたことですが、この日はやはり山道のコンディションがよくない。ジュクジュクです。つくば山というよりもむしろジュクバ山? スタート時にソッコーでゲーターを装着しておきましたが、その判断は間違いではなかったようです。

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加えてこの日はケーブルカーが点検のために運休しているようでした。その関係上(?)、ケーブルカーで登るつもりだったんだろうなぁ…という装備の方も山道の中で何名か見かけました。

筑波山の上部は岩稜帯のようですね。整備された登山道とはいえ、高度を上げるにつれてそうした雰囲気が垣間見えるようになってきました。

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登山口からゆっくり登ってだいたい50分くらいでしょうか、ケーブルカーの撮影スポットに到着(↓)。このあたりが御幸ヶ原コースの中間点になるとのこと。

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このあたりまで登ってくると、木々の間から何かがポトンポトンと落ちてくるようになってきた。よく見ると樹上に積もった雪が固まりになって凍ったものが落ちてくる、それもけっこうな頻度で((((;゚Д゚)))) こんな時こそモンベルの例の折り畳み傘でしょうか…

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そんな高級なものは持っていませんので我慢して登りつづける。…と、ついに氷の塊が頭に直撃(ToT)。キャップをかぶっていたのがせめてもの救いでした。

涙を拭きながら登ると、男女川(みなのがわ)の源流。百人一首ファン(なんだそれ?)にはおなじみの例のあの川です。筑波山男体山女体山の双耳峰なんですが、2つのピークの間を削るように流れているのが男女川ということになるようです。ちょろちょろと水が流れていて給水もできるようです(飲めるのかどうかはわからず。上に売店やら何やらあることから考えるにそもそもあまり飲む気はしないが…)。それにしても塩ビのパイプはちょっとなぁ。せめて竹にならんものだろうか…

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男女川をやりすごしたあたりから、周囲の景色は白くなり始め、

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胸突き八丁の長い丸太階段を登りきると、

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(いまいちうまく撮れてませんが…)予想外の霧氷\(^o^)/

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御幸ヶ原コースを登りきったところが御幸ヶ原。ちょうど男体山女体山の鞍部になります。みんなに踏み固められた雪が半分融けてシャーベット状になってました(↓)。ジュクジュクです。ジュクバ山ですケーブルカー筑波山頂駅もここにあります。売店もいくつかあります。すっかり観光地状態ですね。登山口からここまでだいたい1時間45分くらいですかね。おそらくかなりゆっくりな部類のタイムだと思います。

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さて、11:20頃なのでまだお昼にはちょっと早い。先に男体山をやっつけようぜ!ということになりました。鞍部(御幸ヶ原)から見上げる限り、さほどの標高差もないようですし(↓)。

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樹上で凍るなり何なりで一度落ち着いた雪が、その後気温が上がることによって地面に落ちてくると、独特の芸術作品になりますね。よく見かけるのは針のような霧氷が地面に降り積もって削ったココナッツのような紋様が表れている様ですが、この日見たのはむしろザラメ砂糖に近かったかな。

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男体山に登る途中で女体山の方を望みます。この角度からの女体山はなかなかいいですね。

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男体山の山頂には祠がありました(↓)。

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その少し北西(?)側にお化けがでそうな建物(↓)。何の跡なんでしょうね?

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御幸ヶ原に下りる途中で寄り道して立身石(りっしんせき)に。ここで立身出世を祈願すると何やらいいことがあるようです。

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だいたい12:10頃に御幸ヶ原に戻ってきたでしょうか。ここでお昼休憩です。この日はなんとhawksさんがお弁当をつくってきてくださいました! 特性おにぎりです。中身は明太子で、ご飯には黒ゴマがまぶしてありました。ゴマを一緒に摂取しておくと栄養の吸収効率がよくなるとか。これは手間がかかっています。それと玉子焼きとウィンナーまで。(玉子アレルギーなので玉子焼きだけは遠慮させていただいたのですが)どれも本当においしくいただきました! 写真を撮っておかなかったのが悔やまれる…

僕はオイルサーディンを持って行ってコンロで温めてクラッカーにのせて…というのを試してみました。これも我ながらなかなか悪くなかったと思いますが、油の後始末という意味では課題が残りますね。空いたペットボトルを持参しておいて、その中に入れて帰りました。

運転のお礼ということで、出がけにミルしてきたコーヒーを淹れて差し上げましたが、ちょっと濃く入りすぎてしまったようです。すいません。次回までに練習しておきますのでご勘弁を!

さて、そんなこんなで御幸ヶ原に長居してしまい、リスタートは13:00になりました。あとは女体山をやっつけて帰るだけです。いや…、実を言うともう1つやる事がありますけども、それについては後述。ちなみに、男体山(871m)よりも女体山(877m)の方が高いので、いちおう筑波山の主峰は女体山ということになるのかな? 実際、山頂まで行ってみると、標高という意味でも眺望という意味でも、女体山の方が格が高いように感じました。

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条件に恵まれると関東平野越しに富士山まで見えるようですが、この日は残念(↓)。

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とはいえ関東地方の広大さを実感するには十分な眺め(↓)。下に見える平地がだだっ広いもんだから、心なしか高度も1000m以上あるような気がしてきます。

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女体山で5分程眺めを楽しんだあと(山頂は比較的狭いのと、人でごった返しているのとでとても長居できるような雰囲気ではない)、下山にかかりました。下山路は女体山北側直下の岩場をトラバース気味に東尾根へと回り込むような形で付けられています。ここが本日の核心部。岩にシャーベット状になった雪がまとわりついているので、慣れないとすごく時間がかかります。ジュクジュクです。ジュクバ山です。案の定、渋滞。

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東尾根に出てからは至って平凡なハイキングコース。いくつか名前のついた岩がありますが…、とくに印象に残ったのは岩をくぐるところぐらいかな。

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岩をくぐるところとはこれね(↓)。「弁慶七戻り」というらしいです。

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弁慶茶屋跡(たぶん)(↓)。ここでアイゼンを外しました(結果論としてはもっと早めにはずしてもよかったかも。尾根に出たあたりがよかったかな)。それにしても4本爪の軽アイゼンは久しぶりに使いました。最近はもっぱらモンベルラチェット付6本爪アイゼンに甘えていたせいか、4本爪の軽アイゼンだと何度か滑りそうになることがあったなぁ。

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さて、弁慶茶屋の時点で14:10。あの時刻が近づいてきました。そう。14:46。未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生時刻です。この日は珍しくラジオをかけながらの山歩き。14:46を黙とうで迎えるためです。ちょうど白蛇弁天のところでその時刻がやってきたので、ザックを下ろしてしばし黙とう。現地に赴いて黙とうするのが一番よかったのかもしれませんが、筑波山も古来からあるパワースポット。ここから犠牲になった方々のご冥福と東北の完全復興を祈念することにも意義はありますよね?

それにしてもあの地震からもう1年も経つんですね。できることなら僕も昨年の内に現地に駆け付けて、少しでも被災地を支援したかった。学業が忙しかった? お金が足りなかった? いろいろと言い訳は思い浮かびますが、結局のところ遥か遠い大阪の地で平和に過ごしていたことについて、後ろめたさのようなものを感じないではありません。今年はもう少し東北へのコミットの度合いを高められないだろうか。そんなことを考えたりしています。自分のライフワーク東北復興とリンクさせることができればそれがベストなのですが…、ともあれ、この話はいずれまた別の機会にさせていただきましょう。

さて、白蛇弁天から10分強下ると舗装された道に出ました。駐車地までの間に何軒か土産物屋さんがあって、ちょっと立ち止まるとすぐに捕まるので要注意ですw 2軒目のおばちゃんの接客なんか「芸」の域に達していましたよねぇ、あれは僕の稚拙な文章力ではもはやどう表現してよいやらわからないです。hawksさん、説明よろしくお願いしますw

登山口(駐車地)には15:15頃に戻ってきました。行動時間5時間40分といったところでしょうか。お風呂は青木屋(だったかな?)というホテルへ。手ぬぐいサイズの「記念タオル」込みの値段で1050円。田舎もんの感覚からすると正直言って高いですが、このあたりはどこも1000円くらいはするようですね。

申し訳ないなと思いつつも、帰りもhawksさんに車の運転をお願いし、千葉県某市へ。某駅前の居酒屋にてビールで乾杯。散会したのは21:00ちょっと前でしたかね。

hawksさん。車の運転に、山でのルート案内に、お弁当に、本当に何から何までお世話になりっぱなしでした。それだけでなく、そもそもお仕事がお忙しい中僕のためにお時間を割いていただいたことにまずもってお礼を申さねばなりません。本当にありがとうございました。これに懲りず、またお付き合いいただけましたら幸いです。

なお、念のために補足しておきますが、居酒屋の暖簾をくぐったのはhawksさんが車をご自宅にデポしてからの話ですので誤解のなきよう(デポというのもおかしいか^^;)。登山の世界でもコンプライアンスは重要になりつつある、ということでここは1つ。

hawkshawks 2012/03/18 19:40 こんばんは。今回は人生初の他の方と一緒の山歩きでした。
基本単独、たまに妻と一緒に登るだけでしたので、とても楽しくあっと言う間の時間でした。
よって初めて自分の姿を写真で見る事が出来ました。何か照れくさいですね。
遠く離れた地ですので、2回目は中々実現できないかもしれませんが、
また機会があれば是非ご一緒していただきたいと思います。
今後とも宜しくお願いします。

産六産六 2012/03/19 09:57 1ヶ月振りの山歩きは筑波山でしたか。
しかも、hawksさんとご一緒とは!
hawksさん、以前カーブミラーに映った自分撮りの写真を見たような...長身でスマートそうな雰囲気を醸されていました。やっぱ、そうでしたか。関西弁丸出しと聞いてホッとしました。(笑)

黒ゴマを振りかけた明太子おにぎりとは美味しそうです。
我が家は白ゴマなので、黒ゴマは香ばしそうで今度試してみます。
楽しい筑波山歩きだったことでしょうね。

あ、ブログのお引っ越し、お疲れさまです。
タイトルも変えられたのですね。
なんかこの先思いがけない展開が待っていそうですね。

#すいません。テスト記事に間違ってコメント入れたみたいで。m(_ _)m

placenessplaceness 2012/03/19 11:45 >hawksさん
その節は僕のノロノロペースに付き合っていただきありがとうございました。
加えて、山の話に留まらず、お仕事関連の興味深いお話しも多数聞かせていただき、
本当に勉強になりました。hawksさんの個人情報に直結するようなお話なので
お仕事関連のお話はブログには掲載できませんね。
近々、親の実家の場所がまた変わる可能性も出てきまして、
関東に出向く機会もこれまで以上に減りそうです。
たしかに関東で山にご一緒させていただくチャンスは少なくなりそうですが、
丹沢や奥多摩方面の登山計画を建てる際にはダメ元でお誘いしてみます。
よろしくお願いします。


>産六さん
2回もコメントいただきありがとうございますw
はてなのコメント欄は投稿したあと弄ることができませんので、
ご不便をおかけしましたね。すみません。
テストエントリーの方にいただいたコメントは消しておきましたのでご了承ください。

本文中でも一部触れさせていただいたように
hawksさんはColumbiaの登山シャツをお洒落に着こなす長身スマート紳士でした!
関西弁丸出しだと親しみが持てますよねw わかる気がします。

白ゴマという手もあるのですね。
今までおにぎりに何かまぶすということは考えたことがありませんでした。
黒ゴマも含めて、今後試してみたいと思います。
産六さんも、何かおすすめの山メシがありましたら、
ブログで紹介してくださいね。楽しみにしとります。

ブログの引越し(といっても同じはてな内ですので引越しの内に入らないかもしれませんが)は、
やってみるといろいろと面倒なことがありますね。
過去の記事をこちらに移植するかどうか迷っています。
まぁそのままでもいいかな…
ともあれ、今後ともよろしくお願いします。

段平段平 2012/03/20 08:48 最近山に行かないな〜と思っていたら関東の山へ、しかもhawksさんと登りましたか
ブログも引っ越し、記事の更新が無いはずです。

筑波山、面白そうな山ですね100名山ですか?1000m以下の100名山って他に無いような?
それだけ良い山なのでしょうね。。

placenessplaceness 2012/03/21 00:07 >段平さん
すいません。私生活がちょっとドタバタしておりまして、なかなか山に行けてないのです。
ちなみに鹿児島県の開聞岳(かいもんだけ)も1000m未満の日本百名山ということになるようです。
九州時代のhawksさんの過去エントリーにも登山記録がありますよ。

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