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2005-12-24

今年を振り返る〜FW編〜

9.吉田孝行 リーグ戦 28試合出場2得点 カップ戦 5試合出場
      観戦試合 13(6)試合出場  平均採点 5.69(5.91)
 今年もFWで起用されることはなし。ファンボ時代は主にサイド、シャムスカ就任後はトップ下で固定された。今年もサイドでプレーする吉田はとても窮屈そうだった。残念ながら攻撃に絡む回数は減ってしまったが、それでも走り回って必死に守備してカウンターのファンボサッカーでは不可欠な戦力。吉田が怪我で戦線離脱した事がファンボの迷走に拍車をかけたのは間違いないだろう。トップ下に固定されてからは、持ち前の運動量と積極的な前線からのプレスで攻守に貢献。本人も述べているように、とてもやりやすそうだった。

 とにかく自分から仕掛ける回数、シュートを打っていく回数が増えたと思う。柳沢よろしく、ゴール前どフリーでもバックパスをしていたJ2時代が嘘のよう。印象的だったプレーは、第23節浦和戦でマグノの二点目をアシストしたパス。決定的なラストパスを出すタイプではなく、むしろパスに反応して決定的な場面をつくるタイプの選手である吉田らしからぬ素晴らしいラストパスだった。ややサイドに流れやすい癖は改善されず、マグノ・高松の動向次第ではFW起用も有り得ない話ではないが、今のチームではトップ下というポジションが吉田にとって最も適したポジションなのは疑いないだろう。お願いだから、残って下さい。吉田にまで移籍されたら、さすがにしばらく立ち直れる気がしません。

10.マグノ・アウベス リーグ戦 33試合出場18得点  カップ戦 5試合出場2得点
          観戦試合 14(6)試合出場6得点  平均採点 5.78(5.83)
 チーム最多の33試合出場。そして18得点で二年連続のチーム得点王。言うまでもなく今期のチームMVP。ファンボ時代はドドと二人で素晴らしいコンビネーションを披露、特にFC東京戦の二点目は最高だった。しかし、周りからのフォローも一切無く前線の二人だけでやるサッカーには当然ながら限界がある。執拗に相手のマークを受け、おまけに味方からもろくなパスも貰えず得点は奪えず、苛つきを見せる事の方が多かった。とにかく強引だったし、あの頃はそうせざるを得なかったと言うのが正しい。しかし、シャムスカ就任後のチーム全体で攻撃を仕掛けてくるトリニータにおいては、マグノだけをマークするわけにもいかず、かと言って少しでも隙を見せるとたちまちゴールを脅かされる。相手にとって、これほどやりにくい選手もそういなかっただろう。得点を挙げるだけでなく、得点を演出する場面も目立つようになり、正に水を得た魚のような活躍だった。

 印象的な場面が有りすぎて困るけど、あえて挙げるなら柏戦での同点ミドル、浦和戦での勝ち越しゴール、ガンバ戦での二点目の三つ。右足でも左足でも頭でも得点が奪え、心から大分を愛してくれている人間的にも最高なブラジル人ストライカー。たとえ報道通りに移籍したとしても、この感謝の気持ちが変わることはありえない。本当にありがとう。

13.高松大樹 リーグ戦 21試合出場5得点  カップ戦 4試合出場1得点
       観戦試合 9(5)試合出場2得点 平均採点 5.78(5.90)
 第6節清水戦で骨折し戦線離脱すると、復帰後も腰痛に悩まされ続けるなど、高松本人としても満足が行くシーズンが遅れたわけでは決してなかっただろう。しかし、高松の中に何が起こったのか、シャムスカ就任後目に見えてポストプレーの技術が向上。ロングボールに競り負ける場面が減り、当たり負ける場面も激減し、懐が格段に深くなった。中盤からの飛び出しが増えたのは、シャムスカによる攻撃への意識付けだけでなく、高松によって前線でタメが作れるようになった部分が大きい。とにかく簡単にボールを取られることがなくなったので、思い切って攻撃を仕掛けられるようになった。単純な成績には現れない部分での貢献度は相当高い。

 現在、移籍問題で揺れているが、選手のレベルが高いチームで揉まれてみたい気持ちはよく分かる。しかし、ウチには最高の指揮官がいる。甲乙つけがたい気分だろう。どちらに転んでも、覚悟は出来ている。だからこそ高松なりに一番納得のいく答えを出してほしい。くれぐれもフロントに愛想をつかして出ていくのだけは勘弁な。それが一番ありそうな話なのが悲しいけど・・・。

20.松橋章太 リーグ戦 10試合出場  カップ戦 3試合出場
       観戦試合 4(1)試合出場  平均採点 5.25(5.50)
 今年も裏切られた。一番輝いたのが統営カップじゃなあ。スピードを活かさずに一度ボールを止めてからテクで相手を抜こうとしている内は、この先いつまでたっても駄目だろう。せっかくのスピードを捨てきってプレーしている姿にガックリ。相変わらず凄い確率でシュートをGKにブチ当てているわけだが、もうそれが松橋と思って諦めるしかない。

 とは言え、希望の光を見出すとすればクロス精度かな。実はクロスだけはかなり巧い。最終節で内村のプロ入り初ゴールをアシストした時のプレー。素晴らしいスピードで相馬を置き去りにして内村にピタリと合わせた。あれがコンスタントに出来るようになればいいのだけど、今更無理だろうなあ。考える暇があると、もう駄目らしい・・・。来期はレンタル移籍の可能性もあるらしいが、二年遅いよ。

25.西野晃平 リーグ戦 8試合出場1得点  カップ戦 2試合出場
       観戦試合 6試合出場     平均採点 5.20
 地元日本文理大から入団したルーキー。何と言っても、神戸戦でのロスタイム決勝弾でしょう。相手のミスを見逃さずに迷わず振りかぬれた右足から繰り出された弾丸シュートに速報聞いて驚かされ、映像見て興奮した。高松同様ポストとしての動きを期待されていたが、実際は高松同様にストライカータイプの選手。技術的にJ1では厳しい闘いが続いたが、前線で潰れ役をこなすこともいとわなかったし、球離れなら高松よりも良いくらいだった。

 しかし、シャムスカ就任後、なぜか高松のポストプレーが格段に向上してしまったために、その後はベンチ入りすら無し。来年は似たタイプ(と言われる)高橋や市原が入団してくる。その中で出番を得るためには、地道にアピールしていくしか道は無さそうだ。

30.山崎雅人 リーグ戦 10試合出場2得点  カップ戦 2試合出場1得点
       観戦試合 5(3)試合出場1得点  平均採点 5.50(5.75)
 シーズン途中より横浜FMよりレンタル移籍。始めて見た時に抱いた印象は、木島に吉田の献身性を足して少し技術を引いた選手。大分にいそうでいない選手だったので、一刻も早くフィットして欲しいと思ったが、その期待通りチームにフィットしてくれた。途中出場が多かったが、C大阪戦ではその途中出場から全身を使って決めた執念のヘディングによる同点弾。続く大宮戦でも二試合連続ゴール。救世主とまでは行かなくとも、十分すぎる結果を残した。

 オフ・ザ・ボールの動きはなかなかのもので、ボールを持ってからは仕掛けも出来るし守備もサボらない。総じてプレーが真面目なのである程度の計算が出来るのもいい。完全移籍で狙ってるらしいが、正しい判断だと思う。裏を返せば、山崎までチームを去るとなると、来年はますます厳しくなると言わざるを得ませんな。

33.木島良輔 リーグ戦 10試合出場    カップ戦 5試合出場
       観戦試合 7(2)試合出場    平均採点 5.75(6.50)
 たった10試合しか出場してなかったのか・・・。今年も見る者を魅了するドリブルは健在。すぐに切れる電池やどんなにフリーでも呪われたかのごとく外すシュートも健在。結局、何も変わらなかったのがまずかったのかもなあ。一番印象に残っているのが、決定機を外しまくった清水戦じゃあいかん。

 生活態度も含めて、元々チームとして扱いづらい選手だったのは間違い無い。そこに監督がファンボと来れば、軋轢が生じるのはある意味必然だったのだろう。戦力として必要だった時期に干してしまったこと自体は許されることじゃないが。シャムスカ就任後も起用が少なかったのは、単純に山崎の方が戦力として優先されたからに他ならない。才能は素晴らしいと誰もが認める選手なだけに、二度目の解雇が残念でならない。新天地での活躍を心から祈ってるよ。








 シーズン開幕当初は薄い選手層にもかかわらずFW偏重な編成だったのに、オフを迎えた現在では下手すると西野以外全員がチームを去る可能性が。こういうことばかりなので、忙しいチームだとあらためて認識できるわけですわ。こんなモヤモヤ感いらねぇ・・・_| ̄|○

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