Red Snapper - Key


アブストラクトなエレクトロニックミュージックを生演奏する素敵なバンド、Red Snapper。2002年に一度解散しちゃった後にそっと再結成しておったのですが、それ以降では初のオリジナルフルアルバムがようやく出たんで大喜びです。ほぼ10年ぶりのアルバムになる本作、再結成後はサックスプレーヤーが純メンバーになったようでサックスをフィーチャーした曲が増えてるのが一つと、初期はスモーキーでぼやかしたかのようだった音像がもっと一音一音がクリアになってよりバンドサウンドという印象強くなってることの二つが大きな特徴。ただそれはアルバム追うごとにそうなってきてることだし、また雰囲気がクリアになってるという意味ではなくて、怪しく抽象的でファンキーなRed Snapperサウンドは変わっていない。「アブストラクト」、「アシッドジャズ」、「フューチャージャズ」、「ドラムンベース」を音楽ジャンルの呼称じゃなく言葉通りの意味に実行してる、みんながプログラミングやプリセットいじってやるようなことを人力でやる最高の物好きバンド(褒め言葉)、今だここにあり。2011年の良い思い出になるアルバムに間違いない。
Red Snapper - Loveboat

この曲は珍しくロックっぽいカッコよさ。ビデオはなんか怖いのでやや注意。

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