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虫屋の雑記帖

2014-03-23-Sun

[] 電流帰還アンプ (6) 出力段バイポーラTr版(第2回)  電流帰還アンプ (6) 出力段バイポーラTr版(第2回) - 虫屋の雑記帖 を含むブックマーク

正直に言って、このアンプは過去に作ったどのパワーアンプよりも音が良い。MOS-FET出力の時から良いアンプだと思っていたが、今回はそれをはるかに超える音だ。電流帰還アンプがそもそも良いのだろう。電源オン、オフ時のショックノイズは皆無。

一言でいえば、長岡鉄男さんに聴かせたいアンプである。

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使用部品をメモっておく。

使用したトランジスタはオーディオ全盛期の定番を使った。小信号用Trは2SA992E/2SC1845E (hfe:550)、Q11とQ12は富士通2SA899V (hfe:200)2SC1904BL (hfe:180)である。ドライバーの2SA985Aと2SC2275AはNECの銘石で、NECのA-10シリーズやSONYのTA-F333シリーズやF555シリーズといった往時の音が良いと言われたアンプに使われている。出力段の2SA1386Aと2SC3519AはサンケンのLAPTエピタキシャルプレーナ製法の石で、ftがきわめて高くcobも比較的小さい。有名な別府アンプでの指定トランジスタでもある。

抵抗は、在庫のものですませた。茶色い抵抗は1/2Wタンタル抵抗、小さい抵抗は1/4W利久抵抗。NFB抵抗のアースとつながっている抵抗はNS-2Bがあったのでこれを使った。白いエミッタ抵抗は0.22Ω/5WのMPC74。

コンデンサ類は入力の大きなコンデンサはアルミ箔とポリプロピレンを捲いたEROのKP1832。3個見える茶色のフィルムコンデンサは松下のPPS。2個の電解コンデンサ330uF/50Vはニッケミの汎用品。2個の100pFは米国製の500Vの黒いマイカ。中心部の赤いものはWIMAのMKS4.7uFで小型で大容量のフィルムコンはこれくらいしかない。

なお、ドライバーTrは常時10mA以上流れて熱くなるため小型の放熱器を付けている。

藤原さんの電流帰還アンプを使っている人にも眠らせている人にも、出力バイポーラ化は強くお勧めできる。ただしバイアス回路の変更と、ドライバーTrをPc15W級(放熱器設置時)へ変更、ドライバーのエミッタ同士をつなげている抵抗(R21)をマニュアルの680Ωから150Ω程度に変更する必要がある、なぜその必要があるかわからない人は触らない方が良い。

yanamyanam 2014/04/28 23:56 はじめまして。
いつも楽しく拝見しています。
最近パワーアンプを探していてちょうどこの記事を拝見し、凄く作ってみたくなりました。
いきなりバイポーラ版を作る自信がなかったのでまずFET版を作製してみました。
今までパワーアンプは少ししか作った事はないのですが、確かにこのFET版は思っていた以上に音がよくバイポーラ版を何とか作ってみたいと思いました。
記事を参考にパーツは多少の変更はありますが知識が少ないため定数はそのままに作らせていただきました。調整も上手く収まりました。
確かにFET版よりさらにいい感じで鳴ってくれています。
まだ作ったばかりで大した時間は経っていないのですが、これからが楽しみです。
素晴らしい記事をありがとうございました。
これからの記事も楽しみにしています。

platycerusplatycerus 2014/04/29 11:59 完成のご報告ありがとうございます。
調整に問題なかったようで良かったです(^^)

ふぇいふぇい 2014/06/30 22:21 はじめまして、
この記事とは直接関係はありませんが、昔の記事をみて私もV-FETアンプを作成しました。
オールFETではなくこちらで書かれていたMHIさんのGOAタイプを元に2SJ29/2SK89コンプリとなりました。
次はオールFETで製作予定です。

2014-03-21-Fri

[] 電流帰還アンプ (5) 出力段バイポーラTr版  電流帰還アンプ (5) 出力段バイポーラTr版 - 虫屋の雑記帖 を含むブックマーク

7年ぶりにお気楽でないパワーアンプを改造した。

藤原さんのアンプ基板マニュアルでは出力石はMOS-FETであり、ぼくもMOS-FET版で作っているが、電流帰還アンプの作例をググると、Nob氏はMOS-FET版バイポーラTr版の両方を製作しており、バイポーラの方が良いように読める。これが気になり、バイポーラTr版を作ることにした。発注した「お気楽でないパワーアンプ基板」は改良されて一回り大きくなっていた。

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マニュアルをベースに、バイアス回路やドライバーに流す電流を増やすなど、出力段バイポーラTr用に変更している。

ドライバーTrはかなり熱くなるので小型放熱器を付ける。

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7年前に作ったMOS-FET版と、出力Tr以外の半導体で違うところは、TR11,TR12を東芝2SA1145/2SC2705から富士通2SA899/2SC1904へと変更している。また出力Trには、先日入手したSONYのTA-F333ESRにサンケンのLAPTが使用されており良い感じだったので、LAPT製法で入手が容易なものを採用した。

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調整は容易でオフセットと出力Trのアイドリング電流を調整すれば終わり。MOS-FET版と同様に150mAを流している。

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さて音であるが、いきなりビックリするほどの良い音。クリアで解像度が高く音数が多い。ピアノのペダルや衣擦れや、良く音を拾う。歌いだす前の口元の動きまでわかるような気になる。めちゃくちゃリアル!これは良い!

(おまけ)

先のNob氏のページや山田のタマさんのページや出力部を2段ダーリントンTrにしたchibidac氏のページのように回路をシンプルにするのも一興かも。上記各氏のページを参考にしたシンプル版回路が次のようなものである。そのうちに作るかも。

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2007-03-14-Wed

[] 電流帰還アンプ (4)  電流帰還アンプ (4) - 虫屋の雑記帖 を含むブックマーク

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帰還抵抗を変更してゲインを上げる。ところが、間違えてアースに繋がる抵抗を交換して、逆にゲインが極端に下がる(=NFBが多い)ので大慌て(笑)しかし音量は小さくなるものの安定している。安定度の高い回路だと感心。改めて正しく抵抗を交換する。ついでにパスコンを電解コン330uFから箔フィルム0.22uFに替えた。アイドリング電流も200mAに増強。筋肉質で躍動感がある音になった。低音もしっかり出ている。ライブ録音での拍手が生々しい。大変よろしいんではないでしょうか(^-^)v。放熱器は全然熱くないので300mA流しても平気だろう。

(追記)抵抗値は手持ちの関係でマニュアルと同じではないところも多々ある。

2007-03-11-Sun

[] 電流帰還アンプ (3)  電流帰還アンプ (3) - 虫屋の雑記帖 を含むブックマーク

一応完成。オフセット調整、出力段無信号電流ともにたいへん合わせ易い。出力段の2SK1529/2SJ200のアイドリング電流は150mAとしてあるが放熱器は仄かに暖かいかな?という程度。


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圧着端子の色付カバーが行方不明だったが急いで作ったので電源コンデンサー周辺が美しくない(笑)


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アンプ基板


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シャーシ裏。SWはそのうちブレーカー付SWに交換するので、とりあえず中継型ヒューズホルダーを使用。


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ON-OFF表示用発光ダイオードは未装着状態。


樽スピーカーに繋いで1時間聴く。安定しているのでそののちEKTAに繋ぐ。

銘石2SK1529/2SJ200らしい音。きめ細かくて解像度は高いがややソフト。電圧増幅段のバイパスコンデンサーに330ufを使っているがフィルムコンに替えた方が良いみたい。


ゲインを5倍にしたけど低すぎた。あとで抵抗値を変えよう。

2007-03-08-Thu

[] 電流帰還アンプ (2)  電流帰還アンプ (2) - 虫屋の雑記帖 を含むブックマーク

配置はこんな感じ。シンプルです。

W:280mm D:230mm H:133

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