2013-01-30-Wed
■[audio][球] C3m Line Amp (3)

カップリング用のコンデンサが届いた。超高価格品は無い。
緑の丸いシールは極性測定で、外皮側(カップリングでは入力側とする)のマークである。
左列:上からREL-CAP RT 0.47uF/400V、Multicap 0.47uF/400V
中央列:上からMulticap 1.0uF/400V、Audiocap PPT Theta 0.47uF/400V
ここまでの4種は、Reliable Capacitors社製である。
中央下段、ClarityCap ESA 0.47uF/630V、右列:ClarityCap ESA 3.3uF/630V
これらは INDUSTRIAL CAPACITORS WREXHAM LTD(ICW)社製で、「ClarityCap」は同社のオーディオ用ブランドのようだ。
ところで、前に挙げた音質比較サイトやAIKIDOサーキットで有名なJohn Broskieのサイトによると、オーディオ用フィルムコンデンサを実際に製造しているのは、米国では、Reliable Capacitors社、RTI Electronics社、そしてASC(米国指月)社、欧州では、英国のICW社、デンマークのJensen社くらいだそうである。
DynamiCapはASCのOEM、Cardas、Musicap、SoniCap、V-CAPのテフロンコンデンサはRTIが製造、AuricapもRTIのFシリーズにそっくりとか。Duelund、MundorfはJensenのOEM、B&Wは以前はICW社製だったが、近年JensenにOEM先を変えたという話もある。意外に同じモノがブランド違いで価格が大きく違っているのかもしれない。
ちょっと横道にそれたが、取り寄せたコンデンサはAudiocap PPT Theta以外は巨大であるため、ERO1845をとりあえずAudiocap PPT Thetaに交換した。
これは良い。レンジが上も下も広く情報量が多い。「とりあえず」が「とりあえず」でなくなる予感。真空管、半導体を問わず、今まで作ったプリアンプではベストのような気がしている。
Audiocap PPT Thetaも含めて今回のコンデンサ群は米国から取り寄せたが、テクニカルサンヨーに置いているAudio Cap PPTがどうやらThetaのようであることを最近知った。
2013-01-13-Sun
■[audio][球] C3m Line Amp (2)

C3mは黒のアルミキャップにイエローリボンがアクセントとなって格好良いと思うが、キャップを叩くと鳴るのではずしてみた。中はメッシュで覆われていて、とても作りが良い。外し方はC3m、C3g系で有名なココに載っている。
前にも書いたが、生産当時の価格は1本が200ドル(295DM:ドイツマルク)だったそうで、当時の円ドルレートは1ドル360円だったから、1本72,000円ということになる。2004年頃に@10ユーロで24本購入したが、往時の1本の価格にも満たない。
黒に黄色も良いが、アルミシールド無しもそれなりに格好は良い。
アルミのベースとガラス底はセメダインのスーパーX2で接着した。この接着剤は熱に強く弾性もあって、真空管の緩んだ袴の接着などに広く用いられているもの。金田式の初段FETの接着にも良い。
はらわた。あまり綺麗ではない。
とりあえずカップリングコンデンサには手持ちのERO MKP1845を使っているが、REL-CAP社のAUDIOCAP RT、AUDIOCAP PPT Theta、MALTICAP RTXを取り寄せ中で、届いたら変更する。
取り寄せ中のコンデンサはTempo Electric Cap Testで評判が良いものだ。多くの比較サイトはスピーカーのネットワーク用に用いたときの比較であり参考にならない。また低電圧コンデンサ比較も参考にはならない。このサイトは、Electronics(カップリング)用、Loudspeaker Cross-Overs(ネットワーク)用、Power Supplies(電源)用と分けて評価している。試聴のための環境やエージング方法も明記されていて信頼感がある。
2013-01-08-Tue
■[audio] C3m Line Amp

ようやく完成。
音を出すなりこれは物凄く良いものを作ってしまったと思った。回路はC3mを三極管接続としたアホみたいなもの。球の素性が良いのだろう。
アンプ部回路
尚、このアンプはDC出力が落ち着くのに2分ほど掛かる。
高圧電源、ヒーター電源ともに安定化してある。
高圧側は220Vを全波整流したのち、左右別に安定化した。
回路はMOS-FETを使用したぺるけさんのホームページにあるもの。
ヒーター電源は20Vを全波整流してLD1086で20V出力としたもの。
電源部回路
2012-07-23-Mon
■[audio][TU-8300] TU-8300 (3) 6384 / F2a

6AR6が良かったので、その高信頼管 BENDIX 6384を試す。
6384は米空軍用の真空管で飛行機のレーダー用に使われたとのこと。500Gの加速度にも耐えるそうで、初期のジェット戦闘機にも使われたのではないか?
驚異的に頑丈な内部構造である。通常マイカで支える部分が分厚いセラミック板であり、ガラスとの接触部は金属!!である。小柄なくせに厚いガラスと頑丈な部材で、ずっしりと重い。
これも6AR6同様、ワイドレンジで力強く、音に芯がある。破綻が無い。これは良い。
次にSIEMENS F2aを試す。
F2aはPoströhre(Posttube)でドイツ郵政公社で使用されていた球だそうだ。実際、所蔵しているF2aの中には管壁に白地で"POST"と印字されているものもある。
余談ではあるが同じくPoströhreの電圧増幅管(五極管)にC3m、C3o、C3gがある。
電話の中継用増幅器に使用されていた真空管だ。近年まで1500円前後で入手できたが、生産当時の価格は1本が200ドル(295DM:ドイツマルク)だったそうで、当時の円ドルレートは1ドル360円だったから、1本72,000円。それが1500円程度というのは破格だ。
話は戻るがF2aはPoströhreなビーム管で、精密な内部構造に加え、黄色いリボン、上品なブルーグレーのF2aの管壁印字とデザインセンスが抜群。僕の最も好きな出力管である。
さて、そのF2aを聴いてみる。なお、Ipは6384同様今回は控えめな40mAとしている。明るい音色はF2a-PPと同様でレンジも広く近代的な音。女性ボーカルは6384よりも繊細だ。低域は6384よりやや軽い感じだが全体としては6384より好きだ。
次回はIpを55mAに増やし、TELEFUNKEN EL156を加えた3種の山荘での比較を行う。自宅より音量を上げた状態での比較となる。

















