スノーホワイト再び

ご存知「ゴールデンラズベリー賞」は、毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する映画賞。「野次」を意味する「Razz」から命名された「Razzie Award」が正式な賞名であるが、「Razz」のもうひとつの意味である「Raspberry(ラズベリー/木イチゴ)」の実を模したトロフィーのデザインにより「Golden Raspberry Award」とも呼ばれる。

これは、UCLAから映像製作や映画宣伝の道に進んだジョン・ウィルソンにより1981年に創設された映画賞で、初期は正真正銘のB級映画が各部門受賞を独占することが多かったが、近年は輝かしい実績があるにも関わらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優や、前評判と実際の出来のギャップが著しい大作などが受賞する傾向にある。

この賞自体が一種のユーモアであり、本当にくだらない、つまらない作品を選ぶ場合もあるが、一方で出来はよいが惜しい作品や、強烈なカリスマ性や異色性が強すぎて「一般受け」しない作品に与えられることもあり、また、「一般受け」はしないが、マニアからは「カルト映画」と評価される作品の場合もあり、この賞の受賞作品が意外によく出来た面白い作品として評価されることもある。

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