メモ
母は、メモ魔です。
昔から、あちこちに、あらゆる事をメモ(いたずら書き?)
するのが好きです。
料理に入れた材料の一覧・・・
テレビ通販で惹かれた商品のメモ・・・
ちょっと気になった言葉、物事・・・
自分で作ったお料理を、瓶詰めにしたものや、
パック詰めにしたものにも
細かくラベルを貼っておきます。
「私の字は下手だから・・」と書類などに署名するのは
いやがったりもしますが、
本当は、書く事が結構好きなのだと思います。
買ったものとか、貰ったものなどにも、
日付とか名前とかをきちんと書いておきます。
もうすっかり忘れてしまったような古いものも、
箱の裏を見ると、
母の字で、何年何月何日 ・・・・さんより・・とか、
どこどこで・・・・なんて書いてあって、
あぁそうだったんだなぁ・・って思い出したりします。
なによりも驚くのは、母の記憶力のいい事です。
たぶん、家族の中で一番いいかもしれません。
あれ、なんだっけ?とか、どこやったっけ?と言った時に、
一番最初に思い出すのが、母です。
だいたい母に聞けば解決する事が多いです。
メモを取る、字を書く、と言う事がいいのではないでしょうか。
○何年か前の事。
アメリカにいる家族(カイのママ)がルイ・ヴィトンに勤めていて
限定販売されたとかの革製のパンダのキーホルダーを
母にお土産に持って来た事がありました。
母には、ブランドとか、限定とか関係ないので、
早速、その革のパンダの裏に、
日付と自分の名前を書き入れました。
カイのママ 「え〜〜!おかあさん、名前書いちゃったの〜!!」
母は、アメリカのルイ・ヴィトンのショップで人気者になりました。
○夕べの事。
母 「今日、ちい散歩で、アメ横やったんだよ。」 旦那 「ふ〜ん。・・それで沼袋はどうだった?」 私 「沼袋? 沼袋ってどこ?」 旦那 「中野区だよ。」 母 「そう。」 旦那 「中野区沼袋だよね。お母さん。 ちい散歩でやったんだよね。」 私 「あなたが、なんで、そんな事知ってるのよ?」 旦那 「だって、そこに書いてあるんだもの。」
見ると、母の側に置いてあったメモに、
沼袋 中野区 散歩
と書いてありました。