なにがし庵日記

2010-12-18 チープ漆塗り入門

[]チープ漆塗り入門

私のブログを見て「漆塗りをはじめよう!」という人はいないと思うけど、漆塗りに何が必要なのかを紹介しておきます。


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まずは漆。

とりあえず2種類。生漆と呂色漆(黒呂色漆)があればいいでしょう。

生漆は整形や接着。呂色漆は塗装に使います。

写真はチューブ入りの生漆。中国製で90グラム1300円くらい。黒呂色漆はその倍くらいの値段。

「国産漆は幾らですか?」と聞くと、目が飛び出そうな価格を教えてもらえます。

私は専門店で買う様になりましたが、ハンズとかでも買えます。

なお下の汚い板は100円ショップで買ったまな板の成れの果て。漆を練るのに使います。本当はガラス板とかの方がいいです。


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漆を塗る筆。

本来、漆塗りは人毛の刷毛を使いますが、高価だし手入れが大変だしで私は使っていません。

100円ショップの3本〜4本入りのナイロン筆を使い捨てにしています。手入れ不要で簡単よ。

でも、筆より使用頻度が高いのはキッチンペーパー。

折り畳んで刷毛代りにしたり、拭き取ったりに大活躍します。

下の新聞紙は、膝にかぶせてかぶれ防止。


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とっても重要なかぶれない対策。

左はニトリル製手袋。パウダーフリーで100枚2200円。1枚22円。

右はビニール手袋。100円で80枚。1枚1.2円くらい。

普段はビニール手袋を2枚重ねで使用。

一枚だとまずやぶれて漆が手に付きます。

研く時はニトリルを使用。

もちろん使い捨て。

パウダー付のニトリル手袋は100円ショップでも入手可能。

仕上げの時はパウダー付きはやめた方がいいでしょうね。


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漆を乾かす風呂の代りの大きめのタッパー。

漆は高温多湿で化学反応を起こして乾く(固まる)のですが、冬は温度が足りないので私は熱帯魚用のフィルムヒーターを敷いています。

中に入っているのはただの板に漆を塗ったもの。蒔絵練習用に作っています。


あとこの他に、写真はないけど地付けに使う「とのこ」や、麦漆に使う「小麦粉」、乾漆の芯材である麻の布、漆を練るへら代りのスクレーパー、研磨に使う各種サンドペーパーなんかを使ってます。


漆はさすがにハンズなんかで買わないといけませんが、割と100円ショップでなんとかなる道具が多いです。


こんな簡単な設備で漆塗りは始められます。

やってみたい方はどーぞ。

#冬は温度も湿度も足りなくて結構大変かもしんないけど。

ジバゴジバゴ 2010/12/18 22:56 質問
生漆を塗ったものは乾くと透明になりますか。
考えていることがあるんですが、
羽子板の羽根にそっくりなツクバネの実というのがあります。コレに漆塗り可能でしょうか?
問題と思われるのは薄い羽根部分なんです。
昔から果実に漆を塗った茶道具はありますが皆それなりの厚みで薄いのは見たことないもので。

おむすびトミーおむすびトミー 2010/12/19 00:40 面白そうですね〜。興味が出てきました。

なにがし庵なにがし庵 2010/12/19 09:06 生漆は塗ると黒に近い茶色になります。「透き漆」が一番透明に近いですけど、それでも結構濃い茶色です。
でも生漆でもうすーく拭けば、下の色や質感も見えると思います。
ツクバネの実に漆が塗れるかはわかりません。「判らんのでやってみれ」拭き漆なら生漆1300円、タッパー、キッチンタオル、手袋だけで開始できますからね。2000円かからんですよ。>ジバゴさん
やりようによってはこんな簡単です>おむすびトミーさん

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