詩集利休10 戦中の詩集

本書収録のタイトルを羅列してみる。

  1. 千利休
  2. 千宗旦
  3. 茶碗のうた
  4. 古田織部
  5. 古田織部
  6. 竹の中なる大圓世界
  7. 藪内紹智
  8. 高山右近
  9. 小堀遠州
  10. 金森宗和
  11. 茶杓
  12. 片桐石州
  13. 片桐石州
  14. 茶碗
  15. 山科丿貫
  16. 藤村庸軒
  17. ある朝
  18. 松平不昧公
  19. 岡田宗偏
  20. 愛と眞と善の茶の湯
  21. 國歌と特殊潜航艇
  22. 豊葦原瑞穂國に

著名茶人以外は、割りと即物的なタイトルが多い。

丿貫に山科、という名字を付けたのはめずらしい。
山田宗偏の名字が岡田なのも聞いたことないな。

そして最後の二つは、おそらくこーゆー愛国ポエムをのっけないと出版できなかったんだろうと思われる。

著者はあまり茶に詳しい人物ではなかったのかもしれない。
出版統制の中で、自分の詩を出版する為に無害な「お茶」テーマの詩をひねりだしたんじゃないか、という気がする。