数寄屋図解事典24
ほうめいてい(鳳鳴亭)
大阪市住吉区加賀町 武田邸内にある数寄屋。
この地は愉園と呼び、鳳鳴亭は延宝年中(1675)宙宝和尚の好みの席として造営せられたとも伝えられ、八畳の広間と三畳台目の小間がある。(略)
この地域を開拓した豪商、加賀屋甚兵衛の新田会所跡。
この時点では武田元助という人が保存の為に買い上げていた。現在は加賀屋緑地となっているが、建物は現存。
http://www.city.osaka.lg.jp/suminoe/page/0000348870.html
おもしろいのはこの三畳台目。
燕庵形式かとおもいきや、ちょっと変化球なのだ。
間取り図だと判りにくいので上からの見下ろし風に書き直してみた。
三畳台目はたしかに三畳台目なのだが、これむしろ四畳半道安囲いの変形と
看做せないだろうか?
ほしんそう(保真斎)
京都左京区田中関田町清風荘内にある茶室。
清風荘は江戸時代の造立で、もと徳大寺公純の別業の建物で清風館と呼ばれていたが、今は京都大学の迎賓館となっている。(略)
江戸時代の造立、とか書いてますが、
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/campus/photo/list/seihuso.html
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news7/2012/120709_1.htm
明治末から大正の建物だそうですよ。
たしかに江戸時代には見えないなぁ。
ほりこみさる(彫込猿)
戸締金具の一種。引戸用、開戸用のものがあっていずれお框に彫り込んで取り付ける錠前をいう。
(略)
なんだかさっぱり判らなかったので調べる。
http://dictionary.goo.ne.jp/img/daijisen/ref/112674.jpg
これか!
蕉雨園とかで雨戸を開くときに操作するわ。
これそういう名前だったんか…。