平日3人ゲーム会(信長後継者戦争、ほか)

一味さん、旅団長と。

■信長後継者戦争/初プレイ/3人/途中終了/291分(第3ターンの第2ラウンドまで)■

本日のメイン。今日は、これを遊ぶためにお二人にお越し頂いた。


Avalon Hill/GMT Gamesのゲームに『Successors』がある。アレクサンダー大王崩御した後、後継者達による争いを描いたものだ。taroさんや一味さんに遊ばせてもらってOGN(面白ゲー認定:たまには注釈も入れないとね)としているゲームなのだが、現在はかなり入手難易度が高い。GMT GamesによるP500プロジェクトも一進一退(orフェードアウト?)で、しばらくは手に入りそうにない。
そんな時、ゲームジャーナルのWebサイトで“Successorsのシステムを活かした戦国物”が開発中であることを知った。おお、これは遊んでみるしかないよね、そうだよね。発売前から予約を入れて、先週の土曜日に入手。さっそくお二人にお越し頂いて、遊ぶ機会を設けられた。


週末を使って、ルール読み。確かに『Successors』のシステムを使ってはいるが、いろんなところが大きく変わっている。プレイヤーの操る陣営が4つずつ、とか、軍勢の補充方法が大きく違う、とか。なるほどねぇ。


集合して最初に陣営の決定。12枚のカードを使って配分した結果、

という組み合わせになった。


第1ターン、旅団長が「神君伊賀越え」を出して徳川家康を早々と参戦させる。VP値でトップを走る旅団長陣営が勝利条件となる三拠点(清洲、安土、岐阜)を独占してしまいそうだ。このまま走られると早々とサドンデスになってしまう。と考えた一味さんと私は、擬似的な同盟を組む。東日本で争ってつぶし合うことは避け、畿内や織田本領における旅団長陣営の拡張を妨害する。ただ、毛利との和平が結べなかった羽芝秀吉の主力は中国地方から動かしにくい。うむむ。。。


第2ターンは、一味さんがVPで追い上げ始めた。北から柴田勝家が率いる主力が近江へ突入、西からは長宗我部元親の軍勢が和泉、河内、摂津のラインを狙う。京から山崎へ退いた明智光秀の軍は、そこを死守する構え。また、毛利軍は増強を重ねて瀬戸内海沿いに羽芝陣営に圧力をかけていく。私は、上杉景勝の奮闘で美濃の支配権を奪取したものの、羽芝秀吉の主力が増強できないため、西での動きが緩慢なまま。勝利に一番遠い状況で、次のターンを迎えることになった。


第3ターン。一味さんがVPではダントツの状況で始まった。もはや“世界の敵”は明智ではなく、柴田。どこかでVPを削っていかないと、サドンデス勝利の条件を達成されてしまう。慌てて北陸方面に手を付けようとするが、数少ない侵入口の2箇所は要塞化され、手が出せない。旅団長も善戦してはいたが、一味さんのVPを削っても自分のVPを増やすことは難しそう。「乾坤一擲の大勝負に出るか、それとも削るだけ削るか」と呻吟しているうちに時間が来て、本日は終了となった(写真は、終了時の畿内周辺の様子)。



『信長後継者戦争』、面白かった。まだ引っかかるところもあるので、一発OGNというわけではない。それでも、すぐにもう一回、いや、いろいろな運用に慣れるまで2〜3回は遊んでみたいと思えるような好ゲームだった。今度はいつできるかな、楽しみだ。


★暫定評価:あのとき食べた「海水で茹でたジャガイモ」


(9/4追記)
ルール間違いと、ルールの不明点
・謀反人/天下人によるプレイ順の決定は、戦略ラウンドごとに行える(ターンの最初だけ、ではない)
・カードの山札シャッフルについての記述は、「なくなったら行う」しか見つけられなかった。「清洲会議」が絡む条件って、私の気のせいなのかもしれない。
・軍勢の移動時、中立状態の中小勢力が存在するスペースを通過することは可能か?


■Welcome!/初プレイ/3人/最下位/25分(ルール説明含む)■


一味さんプレゼンツ。列車の時間まで少し間があったので、軽くできるコレを。


えーと、ですね。一味さんの持ち込むゲームは、こういうのが多いので困ります。先日の『ドンブリコ!』と言い、コレといい、ルール聞いてる段階ではちっとも面白そうに感じられません。1ラウンドやったくらいでも、さっぱりです。でも、最後まで遊んでみると「なるほどー!」という感じになり、「次はああしよう」と思うようになります。困ったことです。


また遊ばせて下さい。


★評価:食べ終わったら、棒に“あたり”って書いてあったホームランバー