2005-08-02
■さて、最初から
波乱含みの鹿児島撮影行も今日が最終日、思いがけなく疲れていたようで目を覚ますと7時過ぎ。ちょっと寝過ごした。慌てて片付ける。メシ食って出発準備整えて、チェックアウトをすると始発便が飛び始める時間だ。7:50の奄美大島ゆき、MD-81がRWy32で飛び立ってゆく。
クルマを空港ターミナルの反対側に走らせる。5機駐機しているYS-11は1機を除いて翼を休めている。出発してゆくのはDash8-400ばかり。屋久島へ、伊丹へ、沖永良部へ。ここまで見せ付けられると嫌でも主役交代を意識せざるを得ない。1機だけ出発準備をしていたYS-11のプロペラが廻り出す。動き出す時の息吹、存在感は負けていないね。JA8771が種子島へと飛んでゆく。
前回、5月の訪問時よりもYS-11の出発時間が遅めなので今日は肥薩線掛け持ちは見合わせ。別にキハ58に感心が無くなった訳じゃないけど。先ほど飛んでいったYS-11の戻りを迎えるべく場所変え。着陸機はよほどの事が無い限り、北側までやってこないので。南側の地下道付近に構える。ちょっと空港設備がじゃまだけど、種子島からの戻り便、まぁ何とか撮れた。午前中はあと2便。11時台に種子島と福岡へ相次いで出発便。出発便はどこで撮ろうかと再び悩み、結局、朝居た場所に舞い戻る。

種子島からの到着便 JN3760 JA8771

種子島への出発便 JN3763 JA8763
福岡への出発便が飛び立ってゆく。今日のレンタカー返却期限は12時。もう撤収だ。JAS塗装のJA015Dがやって来たのを潮に引き上げ。
■JN3687 JA8768 KOJ→MYJ
さて横浜に戻る訳だけど、帰りは寄り道をしてゆく。もっと簡単に言うとYS-11に乗りたい。
今月は多客期という事で増便されたり、機材大型化された路線も多い。鹿児島-松山もそんな路線で、普段はSaab340Bが飛ぶのだけど今年8月は1ヶ月通してYS-11。ならば乗っておきたい。8月は航空運賃の高い期間だけど幸いマイルは溜まっている。こちらに来る時の羽田-鹿児島と併せて特典航空券で予約しておきました。
チェックイン時に松山→羽田も併せて手続き。脚立は羽田で受け取ることにする。ラウンジで休憩ののち、搭乗口へ。途中、とうの昔に離陸しているはずのJA015Dがまだ搭乗橋に横付けになっていたりするのを眺める。何があったのだろう。羽田がどうのこうのと言う事が聞こえてきた気もするけど良く分からない。
YS-11使用便は鹿児島空港の南端、11番搭乗口や12番搭乗口からの出発が多いけど、松山行きは8番搭乗口から。無論、8番スポットにYS-11にいる訳でなく、バスにて飛行機まで連れてゆかれる。15番スポットへ到着、待っていたのは腐れ縁のJA8768。今回のYS-11ツアーでは陰が薄かったけど最後に当たりました。
バス1台分。おおよそ30人程度の乗客が乗り、Doorclose、13:04。折角の機材大型化なのにSaab340Bで賄える程度の数なのがちょっとだけ悲しい。昨日の種子島便と異なり、スーツを着込んだビジネスマン風の男性が目立つ。乗務員から案内、松山までの飛行時間は1時間5分とのこと。「機内が暑くてご迷惑をお掛けしております」の一言は初めて聞く。真夏の太陽に焼かれた機体はちょっとのことでは冷えてくれない。「上空に参りますと冷房も効いてまいります」という言葉も添えられた。
同時刻発となる与論ゆきらしいJA8717に先んじてTaixingを始める。滑走路の北端へと向かう。13:11、Takeoff RWy16。隼人上空を右旋回、ついで左旋回、雲が出てきて地上が見えなくなり、どこを飛んでいるか分からなくなった。軽く揺れだす。13:20、大揺れが来た。そのときのメモ。
「下、下、右、右、上」
気流に翻弄される。実際には十数秒の出来事だと思いますが。
こんな調子だとベルト着用サインは消灯しないだろうなぁと思っていたけど、13:27、ベルト着用サインが消えた。松山到着予定時刻は14:10、松山の気温は30℃と案内が入る。
雲の切れ間から山地が見える。深い谷と深い森。九州山地だろうけどどこのものやらさっぱり分からない。乗務員が客室巡回。まずはキャンディー、次に絵葉書が、最後にルートマップが配られる。意外と受け取る人が多い。スーツに身を包んだビジネスマンも受け取ったりしている。
13:38、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨、まだ海が見えていないから九州山地上空、なんだろうなぁ。揺れるのかな。今のところ飛行は順調。窓の外にも雲は無い。13:43、もう一度案内。「左手に大分市が、左手後方に由布岳がご覧になれます」久々に聞いたぞ、JACの風景案内、まぁ種子島往復のフライトはどちらもそれどころで無かったものなぁ。
13:48、半島と島が見えてきた。恐らく佐賀関半島だとは思うけど良く分からない。ベルト着用サインはまだ点かない。まもなく佐田岬が見えてきた。
しばらく瀬戸内海上空を飛ぶ。意外なことに陸地が見えない。視界が悪いのかもしれない。ベルト着用サインが点灯したのは13:53のこと。揺れは無い。順調なフライトだ。
13:56、あと10分で着陸の案内が入った。洋上に浮かぶ島を眺めながら右旋回を続ける。そろそろ着陸の様子。14:02、Geardown。海が近づいてくる。14:05、Touchdown、RWy16。
13:56、あと10分で着陸の案内が入った。洋上に浮かぶ島を眺めながら右旋回を続ける。そろそろ着陸の様子。14:02、Geardown。海が近づいてくる。14:05、Touchdown、RWy16。
■インターバル松山
まずは羽田ゆきの運航状況を確認しておく。羽田の航空管制でトラブルがあったとかで1〜2時間遅れて運航しているそうだ。「一便早い便に振り替えましょうか」と聞かれる。本来13:50に出ている便がまだ出ていないのだ。滞在時間が殆ど無くなるので辞退しましたが。
荷物受取をスルーして出てきた訳だけど、ちょっと不安になる。ちゃんと羽田まで手続きしてたよなぁと。預り証の控えを確認。HNDの文字を確認して安心して展望デッキに向かう。さきほど到着したJA8768を見送る。燃料補給が終わると乗客が搭乗してゆく。
展望デッキにテレビのロケが来ている。面白いのは、飛行機の離着陸があるたびに、撮影を中断して、離着陸のシーンを撮影していること。YS-11もしっかり撮影していた。資料映像になるのかな。

第二エンジンを始動させるYS-11 JN3686 JA8768
さてと思いここでとんでもない事に気が付く。財布が無い。荷物の預り証を確認したときだ。慌てて戻る。当然予想される事だけど財布は無い。やれやれと思う。中に何が入っていたかな。キャッシュカードが2枚、1枚はクレジットカード兼用だ。免許証。現金。会員カードの類はとりあえず置いておいて結構被害が大きいな。幸い定期券やJALカードは別だったので手元にある。
銀行は早いとこ手打たないとなぁ、とりあえず届けるだけ届けようか。どこだろう。案内所だろうなぁ。1Fの案内所に向かう。
「すみません……」
「ひょっとして」
案内嬢が手にしているのは無くした財布。うわぁ、届けてくれてたのかよ。
「一応、中身ご確認頂けますか」と財布を渡される。中身は大丈夫。サインと母印を求められ台帳に記帳。「権利放棄」の文字が眩しい。
と言うわけで財布は無事帰ってきたわけですが、身分証明、求められなかったのは気のせいでしょうか……
財布も戻ったので松山市内に出る事が出来る。待っていたバスは何時もの路線バスではなく、松山市街直行のリムジンバス。ルートがちょっと違うのか。乗降が無いので幾分早く走る。JRの松山駅前で下車。値段は路線バスと同じ\300。ここから少し歩いて大手町へ。伊予鉄道でどこか適当なところを往復してこようかと思う。高浜がいいな。ちょうど電車がやって来るところだ。
■伊予鉄道散歩
大手町から京王電車、じゃなかった伊予鉄電車に乗る。やって来たのは元2010系の820系。一番後ろに居を構えてみる。こいつの現役時代は残念ながら知らない。でも車内の雰囲気は確かに一昔前の京王車だねぇ。リニューアル前の3000系とかね。懐かしい雰囲気。速度は遅いけどどこまでも伸びる複線の線路と街の息吹を身近に感じる雰囲気に他のどこよりも京王の空気を感じる。
港山を出ると進行方向左側に海が見えてくる。すぐそばに海水浴場。波と戯れる人の姿が見える。京王電車には無かった光景、これは新鮮。終点高浜の一つ手前、梅津寺で降りてみた。

っー訳で少し写真を撮ってみました。
帰りの電車は元5000系の700系で車庫がある古町まで。古町の留置線。圧倒的多数の京王車に混じって在来車がいる。300系と言うらしい。前に来たときには姿は見えなかったからきっと動くことは出来るのだろう。一度パンタを上げているところを見てみたい。
古町からJR松山まで歩いてみた。おおよそ1kmほど。意外と近い。
バスで空港へ戻る。一応運航状況をチェックすると19:55出発予定になっている。遅れるのは眼に見えている訳だけど、定刻には一応、空港にいないと不味いだろうなぁ。今度のバスは路線バス。
17:40前、空港到着。定刻18:05の飛行機にのるにはギリギリな時間だけど遅れる事が分かっているから気にならない。ゆっくりとみやげ物を買って、セキュリティーチェックを通過。まだまだ時間はあるからラウンジに引きこもり。羽田行きが出発しないと言う状況だけに流石に混んでる。空席と電源を見つけて取り掛かれなかった恥辱に向かう。
一時間ほど経過する。若干の出入り、少しずつ人は増えている。こりゃ、そのうち溢れるなと思うけど、出てゆく人も居るから意外と溢れない。居心地が悪いのかもね、自分自身はPCに向き合っているからあんまり気にしてないけど。
案内が入る。出発予定が20:10に変更になった。どうなっても、知らんわ。ビール頂きながら恥辱の続き。電源も気にしなくて良いし、こういう時はありがたい。機材は19:40に到着した模様。20:10発も無理だろうなぁ。
■JL1470 JA607J MYJ→HND
当初の予定より2時間以上遅れて20:17、ようやく優先搭乗が、次いで20:22に一般搭乗が開始となる。乗るまでに缶ビール3本。ちょいと酔っ払ってしまった。
今日の機材はレジが示すとおりの国際線機材。今日はクラスJを抑えていたので割り当てられたのはビジネスクラスの座席。いわゆるseasonsという奴ですね。ぱっと見た瞬間にはそんなに広々としているようには見えなかったけど、腰掛けてみると広いなと言う事が分かる。新聞を受け取ると東京版だった。クラスJは満席。普通席は良く分からない。隣席のおじさんがリクライニングのレバーをごそごそ弄っている。4つあるんだよね、レバー。確かにどれがどれだか分からなくなるかも。
20:27、Doorclose。羽田までの所要時間は1時間10分と案内が入る。動き出すのが何故か遅れる。Pushbuckが始まったのは20:37のこと。20:46、ようやくTakeoff、RWy32。
外はすぐに真っ暗になる、どこを飛んでいるのか良く分からない。20:51、案内。羽田到着は21:55となる見込みだとか。2時間半遅れだけど、もうどうでも良くなる。ベルト着用サインが消灯したのが20:58、気持ち遅い目で雲が出ていたのかもしれない。揺れはしなかったけど。
国際線機材のビジネスクラス、しかも新鋭機だけどパーソナルモニタは無いのでNHKニュースやら機内プログラムの合間に時折出て来るナビゲーションマップしか場所を確認する術が無い。離陸後はしばらく機内プログラムが続くから、さてどこやらと言う状況が続く。
ドリンクサービスが廻ってきた21:25ごろ、ようやくナビゲーションマップが出てきて軌跡が分かる。映し出された軌跡に目を疑う。松山空港を飛び立った機体は東南へ向かい高知県へ。室戸岬北方から太平洋に出て串本上空を通過というもの。たまたまドリンクを貰っていたところだったからアテンダントさんを問い詰めそうになる、いや、思いとどまったけど。多分、関西上空に雨雲が出てて迂回したんだろうなぁ。
21:40、大島上空まで戻ってきた。どうやら55分羽田は無理な予感。飛行機は大島から館山を避けて房総半島の外側へと回りこむ。再び雷雲迂回かなぁ。到着がますます遅くなる悪寒。21:51、ベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸するとの事。雲に突っ込み、揺れが始まる。21:56、雲の切れ間から街明かりが見えた。房総半島に差し掛かっているらしい。もう一度揺れ。22:03、右旋回を始めて地上が見えてくる。22:05、地上が三度見える。今度は場所がはっきりと分かる。見えているのは千葉マリンスタジアム、っー訳で幕張上空。ようやく東京に戻ってこれたようだ。22:07、Touchdown、RWy22、おや22か。逆噴射かまして減速し、第一ターミナルへとTaixing。ターミナルの前をゴトゴトゴトとTaixing、何処まで行くの?と思っているとどんどん先へと進んでターミナルが途切れ、Spotinは600番台のどこか。時刻は22:19。ここからバス連絡。辛いなぁ……




