いつも通り起きての身支度。今日は色々と詰める物があり、よって少々出掛けるのが遅れる。そこで

 113系統を発動する。普段より10分遅い出発。これで磯子には6:50過ぎの到着となる。いつもの電車には1〜2分差で間に合わず

 根岸線E233系は183編成。バスが6:34ぐらいに中村橋発だと何とかいつもの電車に追いついてくれそうなのだが、自分の都合だけでダイヤが決まっている訳ではないので仕方ない。
 午前中は会社で仕事。お昼を済ませ、昼礼を済ませた後で今日はこれから出張となる。

 根岸線は快速のある時間帯、E233系は161編成に乗って横浜。今日はここから

 バスに乗る。1時間半程は恥辱を綴るのに使う。16時前に

 成田空港に到着。今回も出張先、海外になる。
 前回は技術営業の偉い人に同行したのだけど、今回は担当の営業が先行していて、追いかける形での移動となる。担当営業には12日出発を打診されたのだけど、それじゃ仕事が回らないからと14日夕方便での合流で妥協して貰った次第。

 今回はJLにさせて貰った。担当営業が★派で一緒に移動となると★にされてしまうのだが、こっちで手配するからと宥めてJLにした次第。NHのマイルを貯めても仕方ないし、ラウンジが使えなかったり、荷物が出てくるのが遅かったり、何かと辛い。やはりホームというべき航空会社を利用するのがスジである。
 そんな訳で搭乗手続き。早々に出国するとラウンジに入る。今日は移動だけだから心置きなく飲めるのがありがたいが、ひとまずシャワーを使う。移動後、ホテルに入るとかなり遅い時間になるので今のうちに済ませておく。案外と空いていて、すぐに案内されてしかも1番というブースであった。

 昼食はごくごく簡単に済ませて来たので、これが本番かなぁ。夕方便なので普段はあまり目にしないサクララウンジ名物のカレーを頂く事にある。

 バーカウンターも営業していて、これはバーテンダーさんに注いでもらったヱビス。泡に拘っているのが良く分かる。人の良さを思い知った次第。

JL707 JA601J B767-300ER NRT→BKK

 出張先はバンコク。出発は18:20となる。時間が近付いた所でサテライト側に移動する。

 ついてみるともう搭乗が始まっている。待っているのは

 JA601J。
 先日、高雄から成田で乗ったばかりの機材である。わずか9日後に海外に出るにも珍しい事なのだが、その短い間の渡航で二度同じ機材に乗る事になるとは思ってもいなかった。
 座席に落ち着く。そろそろ出発時刻だが乗り込む人の列がまだ続いている。ぱっと見た限り満席に近い。事前に確認した予約状況はCYどちらも残席ゼロというものだった。今日に限らず、東京-バンコクの航空券。かなり混んでて昼間の羽田便は相当強気の運賃設定だったのだけど、何があるのだろう。機内にはタイ人と思しき家族連れと日本人ビジネスマン、両方が目立っている。
 Doorcloseとなったのが18:22、前便到着遅れのために遅れている旨、お詫びが入る。また前線の影響で所々揺れが予想されるそうだ。
 ドアは閉まったがなかなか動き出さないまま10分が過ぎる。18:37、Pushbuck。18:43、Taixing。どうやらA滑走路に向かうようだ。第一ターミナルが見えてきて誘導路渋滞。少しずつ前へと進んでゆく。19:05、副操縦士から直接案内が入る。当機、離陸の順番は11番目となり、出発まで20分掛かるそうだ。バンコクまでの飛行時間は6時間5分を予定しており、このままだとバンコク到着は定刻より遅れて現地時間の23:25との事。バンコクの天候は晴れで気温は30℃と告げられた。九州付近に前線があるため少々揺れるそうだ。
 ジリジリと前に進みつつ順番が巡るのを待つ。二週間前の羽田発は早かったなぁと思う。同じような時間の出発だから差が際立つ。
 ようやく順番が来て滑走路に歩み出る。19:21、Takeoff RWY16L。長距離便らしく長めに滑走路を使って飛び立つと順調に上昇してゆく。殆ど日の暮れた北総の大地が闇に沈み、そして太平洋上に出て右へと旋回。このまま海の上を進むようだ。
 19:37、ベルト着用サインが消灯する。早々に機内が動き出し、まずは前へと続く通路のカーテンが閉じられる。  

 エコノミークラスのサービスはおしぼりのサービスから。熱々のおしぼりは紙の使い捨てだとあり得ないけど、簡単でも布のおしぼりだから、熱々がサービスできる事になる。一種の差別化なんだろうなぁ。
 ついでドリンクのワゴンが廻って来る。バンコクは長距離アジア路線という扱いだからか、ドリンクサービスと食事のサービスは別々となる。ここでは独立してサービスされる。

 ジントニックをお願いするとカップが一つ、そして余った缶と小瓶を供される。一度開けてしまったのでと言う事だろうけど、お代わりの手間が省けるのはありがたい。
 先は長い。一杯目を飲みつつ、少し連休分の台湾の記述を進めておく。飛行機は日本列島の南岸、太平洋上を西に向かっている。
 二杯目のジントニックを飲み干す頃、今度は食事のワゴンが廻りだす。時刻は20:20過ぎ。定刻なら2時間過ぎた所である。
 食事は二種類から選べる。片方が明らかになんか変なのだが、その変な方を「お肉でございます」とタイ人アテンダントが言い切るものだからうっかり頼んでしまった。

 ラーメン風ライス。

 ラーメンライスならラーメンwithライスだが、これはラーメンに似せた丼である。具材はラーメンと一緒。スープ風の炊き込みご飯を添えてなので確かにラーメン風ではある。そしてまぁまぁ食べられる。

 最後、デザートのアイスは食事とは別に運ばれてきた。この先の長い飛行に備えて、ペットボトルの水も一緒である。時刻は21時過ぎ。ドアが閉まってから3時間が経っているが、まだ先は4時間ある。飛行機は薩南諸島沖永良部島の沖合に差し掛かっている。

 一度お手洗いに立った時はまだ電気が付いていたが

 21:28、機内減光。そして21:56には消灯した。ほぼ真っ暗でとなる。もう寝てくれと言った所なのかも知れないが、恥辱は綴らねばならない。まとまった時間がなかなか取れないから今日のこの時間は非常に貴重である。

 真っ暗な中で恥辱を続ける。時々、音もなくドリンクのサービスが廻って来るのでジュースなり何なりを貰って飲むのが気分転換になる。 
 23:56、機内に灯りが戻る。ワゴンが廻りだして軽食、という位置づけだろうか。パンと飲み物が配られた。

 空腹ではないのでパンは手を付けずに飲み物だけ飲む。気になって現在地を見るとインドシナ半島、ダナンの近くまで来ていた。ベトナムカンボジアを飛び越えればタイはもうすぐ。長かった成田からの空の旅も終わりが見えて来た。
 24:24、あと55分で着陸する旨、案内が流れる。免税品の販売はこれで終了。「この便は日本航空707便でございます」というお馴染みの案内に旅の終わりをまた実感する。さらにしばらく続いていた恥辱を綴る。ふと、手を休めて窓外を眺めると街灯りが見えている。どうやらもうタイの領土まで入っているようだ。時計を見ると24:44。

 最後にと思いお手洗いに立つ。乗務員お手製らしい歯ブラシの案内。ちょっと珍しいかも知れないと思いつつ一枚撮っておく。 
 25:02、ベルト着用サインが点灯した。あと15分で着陸とのことで電子機器の使用が禁止となる。段々高度を落としてゆくと街灯りが見えてくる。道路を行く車のライトも分かる。だいぶ高度が落ちてくると見覚えのある高速道路が現れる、そしてスワンナプームの空港が姿を現す。
 25:17、Landing、RWy19R。そして25:25、Spot in SP F3。
 ドアが開いて外に出る。搭乗橋でも湿度の高い熱気が分かり東南アジアに来た実感が湧く。

 空港の端っこからずっと歩いて入国。特に問題なく手続きは完了。今度は荷物を受け取る。改めて乗客を眺めるとスーツ姿の日本人がやっぱり多い。比較的早く出てきたのがありがたく、これで制限エリアの外に出れる。

 前回両替したバーツが結構残っているので両替はしないですむ。その後はホテルなのだが、今日は営業の指定でバンコク市内ではなく空港との間の東側の郊外に泊まる事になっている。手配自体も営業がしてくれていて、なんと空港とホテルの間で送迎が付いているとのこと。そんな経験は個人旅行ではした事がないので、少々驚いた。
 携帯で担当の営業に連絡。明日は8時半にホテルのロビーで待ち合わせとのこと。ひとまず了解、となる。あと8時間少々。
 ホテルのピックアップと合流した時点で24時を過ぎている。冷房の効いたクルマに乗り込み一息つく。クルマは下道を西に向かう。下道でもこの時間なら順調。20分程でホテルに到着する。幹線道路沿いのようだが、どんな所か良く分からない。
 ひとまずチェックイン。ホテルに落ち着く。広すぎて落ち着かない。日本時間だと2時半、3時が近づいているが、どうやら気が立っているようだ。とはいえこの時間には酒類が買えないから、日本から持ち込んだラムの小瓶を開ける。