モンスターストライクはじまりの場所へ三回目/ヨルとネル全一巻

年末年始のために買っておきたいものがあり、夕方、郊外電車でエミフルMASAKIへ。目的を済ませたあと、学会の会費を払うべく店内の郵便局にも寄り、書店にも寄って新海誠原作/琴音らんまる漫画『君の名は。』第二巻を購入。
ここで帰ろうかとも思ったが、店内のシネマサンシャイン松前に行けば、予め確認しておいた通り、約十分後に「モンスターストライク」が始まるという時刻。直ちに券を買い、チョコレートのワッフルと珈琲を買って直ぐに入場。会場は、この映画館の中では小さな箱であるのかもしれないが、衣山に比較するなら、むしろ大きい方の箱に近い。座席の数は多くはないが、スクリーンが大きい。
この快適な空間で夕方六時五分から「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」を鑑賞した(三回目)。
何だか観れば観る程に益々良い作品であると思えて来る。この映画の評判が世に広まっていない気がするのは勿体ない。モンストを知らない人(吾も殆ど知らないが)には解りにくい部分が多いとか、手描きアニメ画の部分と3DCG部分の調和に不十分な箇所があるとか、そうした些細な欠点を除けば、実に格好よくて愛らしくて楽しい作品であるのに。
観終えたあと、記念にパンフレット(三冊目)を買い、缶バッジのガチャガチャを試みたところ、生憎、品切れだった模様。そこでキーホルダーのガチャガチャに挑戦。水澤葵、影月明、若葉皆美、オラゴンが出た。どうしても焔レンを得たかったので、映画館を出て玩具売場へ行き、両替をして映画館へ戻り、再び挑戦。水澤葵、オラゴンを経て漸く焔レンを獲得。さらにオラゴンも追加。これで品切れになった。
郊外電車と市内電車を乗り継いで道後まで戻る間、施川ユウキ『ヨルとネル』を読んでいて、読み終えた。寂しい結末に衝撃を受けた。電車内で泣かないように努力した。『バーナード嬢曰く。』にも『鬱ごはん』にも時々凄まじく深い詩情が表されるが、その詩情の部分を前面に強く打ち出したのが『ヨルとネル』であるのかもしれない。施川ユウキは凄い漫画家ではなかろうか。