三栖閘門資料館

今日は三栖閘門資料館に行きました。

三栖閘門は伏見港と宇治川を結ぶ施設として1929年に造られた、2つのゲートで閘室内の水位を調節し、水位の違う濠川と宇治川を繋いで船を通す施設です。
昔はたくさんの船が閘門を通って、伏見と大阪の間を行き来していたようです。
今では、道路や鉄道の発達にともない、交通には利用されていないようです。

資料館はかつて閘門の操作室として使われた建物を復元したものでした。

資料館には、60分の1サイズの閘門の模型がありました。それによると、閘門は濠川側の前扉室と宇治川側の後扉室、それに挟まれた閘室で構成されていて、濠川にやってきた船が閘門に近づくと、前扉室が開き、船が閘室に入り、前扉室が閉まります。水路から閘室の水が汲み出され、水位が下がって宇治川と同じになり、後扉室が開き、船が宇治川に進むという仕組みでした。
宇治川から濠川へ入るときは、水路から水を汲み入れ、閘室の水位を上げて濠川と同じにします。前扉室が開き、船は濠川へと進んでいきます。

琵琶湖から流れ出る川が1本だけで、その川が瀬田川宇治川、淀川と名前を変えながら大阪湾に注いでいること、そして昔の人はその流れを使って物資や人を運んでいたということがよくわかりました。


資料館とは関係の無い話なのですが、
資料館の近くで2羽のハトが並んでたので見ていると、交尾を始めました。
鳥の交尾って一瞬なんですね。
というか、動物が交尾をする瞬間を生で見たのは初めてだったので、驚きました。