Org Mobileを使ってみる

Org Mobileとは

Emacsのorg-modeがAndroidで見れる!編集できる!

…と聞いて、スゲーと思った人は今すぐAndroid Marketで検索だ!そうじゃない人はorg-modeで検索だ!

初期設定とか

Android

まず、Android MarketからMobileOrgを落とす。落としたら、Settingsで、Synchronization ModeでWebDAVDropbox、SDCardから適切なものを選ぶ。以下ではDropboxでやるという前提で話を進める。

次に、Configure Synchronizer Settingsを弄る。狭い所に押し込められているが、Synchromnization Modeの下にある。ここのPathで、Android側で保持するorgファイルを指定する。

注意:Dropbox/hogeディレクトリに置く場合、/hoge/index.orgと指定することになる。頭の"/"とindex.orgを忘れずに

Emacs(サーバ)

まず大事なこと。org-mode 7.4が必須。私の場合、Emacs23標準で入ってたり、Ubuntuのパッケージとして入ってる奴は、バージョンが6.xだったから、殆どの場合、以下から落とす必要があると思われる。

http://orgmode.org/

落としたら解凍して、

$ make
# make install

すればOK。まあ今更ですかね。(とはいえ、Emacsのmodeで、makeする機会はそんなに無いかもしれない)

あとは設定に

(require 'org-install) ;要らない?
(require 'org-mobile) ;要らない?
(setq org-directory "~/org") ;サーバのディレクトリ
(setq org-mobile-inbox-for-pull "~/org/mobileorg.org") ;pullしたデータの置き場
(setq org-mobile-directory "~/Dropbox/MobileOrg") ;Androidのディレクトリ
(setq org-agenda-files (list "hoge.org"
                             "fuga.org")) ;転送するファイル

と書けば宜しい。

使い方

push

とりあえず転送するファイルをサーバで編集し、

org-mobile-push(C-c C-x RET p)

を実行し、Android側でsyncすると、変更データがAndroidに反映される。

pull

Android側でCaptureして作ったものは、一旦syncして、しばらくしてからサーバ側で

org-mobile-pull(C-c C-x RET g)

を実行すると、反映されたデータが先程指定したファイルに出力される。

使った感想

はっきり言って使い辛いね。特にpull周りの仕様と実装が酷い。Androidからの編集は諦めるのが吉だと思われる。素直にViewerとして使うべき。

そういう意味で、スケジュール管理はGoogle Calender、Todo管理はGoogle Tasks辺りがまだ無難そう。Android側で編集するメモ帳も適当なツール使った方がマシかな。

うーん、そういう意味ではかなり使い方は限定されるが…。あ、何か間違いあったらコメントして下さい。私が勘違いしてる可能性も多分にあるし。