サブウェイ  星を賣る店

リュック・ベッソンの『サブウェイ』見た。なんの話なんだかわかったようなわからないような…なんだけど、いろいろあってさいごの「ぼくのことすこしは好き?」って台詞にたどり着くカタルシスが気持ちよくて何度か見てしまった。イザベル・アジャーニクリストファー・ランバートが踊るのを見て、ジャン・ユーグ・アングラードが「あれっ」という顔をするところが好きで、何度となく繰り返した。ジャン・レノがいい感じに気持ち悪い。




星を賣る店
世田谷文学館クラフト・エヴィング商會

彼らの一冊目の本にあたる(?…まちがってるかな?)『どこかにいってしまったものたち』を見て衝撃を受けたのは20代のなかば頃で、当時、本に即した展覧会が新宿の紀伊国屋書店本店で開かれていて観に行った。ああ、こんなにも明確な形でこういう世界を作ってくれている人がいるんだなと感動したのだったけれど、それから20年…とまではいかなけれど、それに近い時がながれて、クラフト・エヴィング商會の作品に対する自分の見方が変わってしまていることに気がついた、というよりも、自分自身が変わったんだろうなあとしみじみ思った。
そして思っていた以上に混雑していて、ああ、こんなに人気なんだなあ!と、すこしびっくりしました。

発想から手を動かすことまでの距離がおそらくとても短くて、瞬発力に優れている作家なんだなと思ったし、アイディアや情熱に対して手間と愛情を惜しまず、まめだから、シンプルなアイディアがクリアに伝わるのだろうな。プレゼンテーションとしてとても優秀なんだろうと思った。