赤線街を歩く〜消えゆく夢の街をたずねて

makiさんのボードへの書き込み

先日本屋さんで見つけて買った本の中に【赤線街を歩く〜消えゆく夢の街をたずねて/木村聡/ちくま文庫】というのがあるのですが、これがとてもステキでした!

その名のとおり、赤線や遊郭だった建築の探訪記+写真集で大好きな京都の五条楽園はこれには載っていないのですけどむかし散歩ついでに撮影しに行った東京の遊郭跡とかあちこちで噂に聞いている大阪の飛田なども載っています。

建築の写真がなかなか興味深いので、ぽんさんももし書店でみかけたら是非ちらっと読んでみてくださいませ!

赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)

赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)

この本は私も好きで、そして先日makiさんの案内で東京の喫茶めぐりをされたちゃありぃさんのサイト(2013年現在ありません)にも近いところが載っているのでは?とおたずねしたところ makiさんのお返事

東京の赤線跡はちゃありいさんのレポでいうと向島の「カド」がある近くが鳩の街・玉の井と場所近いです。
鳩の街・玉の井はこじんまりと建物がのこっていて情緒がありました。
五条楽園で「金魚=女性のシンボル」とか、あのあたりのお茶屋お茶屋もどき?)の入り口に金魚がおいてあったら営業中なのだとか、金魚にまつわる秘めやかなエピソードを知ってから妙に金魚モチーフのものが気になってます…

そしてこの本を読んでから大阪の飛田(ドラマ「あきまへんで」に出てきた「百番」など)にも興味を持ったと書いた私にちゃありぃさんのコメント

“赤線街を歩く〜消えゆく夢の街をたずねて”は、ぼくも見たことがあります。makiさん買われたんですか。さすがですね。(笑)
お話にあった、大阪の飛田ですが、再開発がすすんで随分雰囲気が変ってしまいました。6〜7年前までは、赤線の範囲を示す“大門”や高いコンクリートの塀が残っていたのですが、それも取壊されてしまいましたね。以前、知り合いのカメラマンが週刊「現代」のグラビア撮影で飛田の大正15年にできた遊郭の撮影をするというので同行したことがありますが、ステンドグラスのあるアパートみたいな不思議な建物でした。飛田は比較的おとなしい建物で、五条楽園みたいな千鳥破風付きのものは少ないように思います。ぽんさんが書かれている『百番』は国の登録文化財に指定されている大正時代の建物で、今は料亭として比較的安価な宴会場として結構受けているみたいですね。
大阪には別に「松島遊郭」というのがあって、そこは五条楽園スタイルのまさに和風の遊郭街です。奈良の大和郡山の新町界隈は3階建ての格子造りの建物が印象的でした。大阪で丸窓+ステンドグラスは案外少ないのかもしれませんね。
写真に凝っていたころの、記憶ですみません。ついピッ!ときたものですから...(笑)