熱帯魚、LOVE　GO　GO、スパイシー・ラブスープ

このあいだテレビで台湾の陳玉勲監督の「熱帯魚」をやっていて,それをきっかけに、今までとりだめしていたアジア映画を三本立て続けにみた。「熱帯魚」以外にみたのは同じ監督の「LOVE　GO　GO」それと中国の「スパイシー・ラブスープ」。
一番すきだったのは「熱帯魚」だったなぁ。。「スパイシー・ラブスープ」は元気な陳監督の映画の続きでみるとちょっとわたしにはおとなしい感じ。男女のいろんな出会いや別れについてオムニバス形式で描いているけれど、さらりとしていて。佳作ではあるとおもうのだけど。ぐっとくるのはやっぱり「熱帯魚」だった。なんか楕円形のボールのように予想と微妙にずれたところでバウンドする登場人物たちがとっても愛おしくて楽しい。海のシーンとか北野武監督の「ソナチネ」とか思い出したのだけど、それはどっちにも海がでてくるからだけかなぁと思いきややっぱり「北野監督をいい人にした感じ」というような感想をネットで書いている人がいてとてもうれしかった。登場人物が元気だっていうのが私が映画を好きになるかどうかのポイントでもあり,陳監督の登場人物はほんと合格！わたしの悪い癖でネットでいろいろ調べたりすると、全然違う感想を書いている人もいるにはいたけど、わたし自身はまっすぐに登場人物のたくましさが好きになれた。