上賀茂七夕

windshipさんが、ボードに書いてくださる。

今日、上賀茂神社に行ってきました。
ちょうど、正午になる前の暑いさなか。
でも、豊かな透明な水の流れる境内は、思いのほか爽やかで、
とても気持ちのいいものでした。

社殿を出て、少し奥に行くと、建物が。
「庁ノ舎」*1(ちょうのや)というらしい大きな平屋の建築物は
扉が開け放たれて、板間の上には、なにやら白いものがひらひらしています。
近づいて見ると
「かみがもーたなばた 七夕作品展」の文字が。
手書きの墨文字に誘われて、入り口に立ってみると
板間一面に飾り付けられた、墨を使った作品の数々。
係りの人の声も、やさしく、
引き寄せられるように靴を脱いで素足に気持ちのいい感触を感じながら
近くの小学生が創ったというその作品を楽しんだのですが
墨を使われた作品は、どれもこれもなかなかに素敵。
濃いもの薄いもの、色はほとんど墨色一色なんだけど
その豊かな表情と、アートな感性にほれぼれです。

短冊と、紙縒りが置いてあり
だれでも、願い事が書けるようになっています。
そして、その建物の中にちゃあんと短冊を結わえられるスペースがとってあるのです。
好きなうちわを選んで、野菜をスタンプしてオリジナルを作ることもできました。

なにより、風が通り抜けるその建物の中はほんとうに気持ちいい。
まぶしい外の陽射しと、見事においしげった木々の葉を眺めながら
ひんやりとしたその空間で過ごしたひと時は、思いがけない贅沢でした。
22日まで。(入場無料)
そして22日(旧暦七夕の夜らしい)は、七夕会が。
打楽器演奏、狂言、天の川を見上げよう(馬頭琴演奏)等。。。があるそうです。
こちらは、入場料がいるとのこと。

庁屋をでてすぐの境内を流れる川では
まだ、幼稚園にも通っていないだろう年頃の子どもたちが
水遊びの真最中。

好きだった上賀茂神社が大好きになった一日でした。

*1:コメント欄で訂正の話がでてきたのでこの表記に変更。重要文化財らしい。。